と言っても、自分が保護したのではないのですが。
一報が入ったのは姉貴からの電話。実家で10日くらい前の夜に外から子猫の鳴き声が聞こえていたと。翌日、庭に出てみると(推定600~700g)あまりにも幼い子猫だったので親が保護したと。だけど人馴れしていなくて、シャーシャー言って手に負えないと。
子猫を保護したのは2回目。前回は、まだ自分が実家に住んでいた20年前。1kgくらいの真っ白の雌猫を庭で自分が保護した。その猫は性格が穏やかで誰にでも擦り寄って懐いてしまう超甘えっ子。この子なら里親もすぐみつかるはずと思い2週間奔走したが自分の力ではダメだった。そこで姉貴の人脈を頼って相談に行ったら引き受けてくれて、僅か3日で里親を探し出してくれた。
今回も、そういった過去があったので親が姉貴を頼って呼んだらしい。でも姉貴、今回も仕事が早い。たった2日で探しあてる。
休みの土日に様子見に行くと廊下に置かれたゲージ内にひっそりといた。しかし、扉を開けると「シャー!」 これは手強いぞと思ったが、抱きかかえると噛むでもなく爪を出して猫パンチするでもなく暴れるけど意外とおとなしい。何とか少しでも人馴れしてほしいと思って先住犬の2代目マイロが来ない二階へと連れていく。今では使うことのない二階の和室で、とりあず猫はそのままで自分だけ畳の上で寝る。寝ている間に興味を持って、あわよくば自ら近づいてもらえればいいのだけど。
2時間くらい経って起きると、ササッと部屋の隅の物陰に隠れる。少しは近づいてくれたようだ。近づくと、またもシャー。そこで買ってきたコレで釣る。
釣り竿タイプの猫じゃらし。最初は糸を長めにしてキャスティングしておびき寄せる。
「ほっ、本能には勝てないにゃぁ~!」
徐々に糸を巻き、距離を縮めて至近距離で遊ぶ。慣れてきたところでチュールを与える。やはり食いつきは半端ない。食べてる間は、どさくさに紛れて撫でまわす。
これを境に自分に対してはシャーとは言わなくなり、自ら近寄り頭を摺り寄せてくることも。
どう見ても野良猫ではなく、シャム猫の男の子。近所からの迷い猫でもなかった。しかし、こんな小さい子が長距離を彷徨って実家に辿り着いたとは考えにくい。もう既に動物病院で健康診断していて健康状態は問題無し。予防接種はしてないですが、ノミ・ダニの駆除対策だけして帰宅。
そして、嫌な想像をしてしまった。前の白猫もそうだったのですが、この子も尻尾の先端が折れて真っ直ぐに伸びない。まさか、これが原因で売れないから捨てられた?
食欲は旺盛でガツガツ食べる。毛でふっくらしているように見えるのだが本当は細め。
2代目は大きくなりました。間もなく3歳になります。2週間でトイレをマスターしたのは良かったのですが、嬉ション癖がまだ止まらない。実家に入って飛びつかれながらの嬉ションは正に地獄。叱るわけにもいかず困ったもんです。
気になって、気になってしょうがない2代目。でも一緒にすると吠えてしまうので分けるしかない。吠えるといっても、それは威嚇ではなくて尻尾を立てて左右に振りながらの、いつもの構ってちゃん自己アピール吠えなんですが、それは猫には伝わらない。
子猫を可愛がると今度は嫉妬してクンクン泣きだすという2代目。多頭飼いには向かないワンコというのが分かりました。
で、ご機嫌直しに新しいオモチャをプレゼント。
すぐにくいつき。
こうなりますが、独り遊んだ次は自分の目の前にオモチャを咥えてきてポンと置きます。これは投げてもらって一緒に遊ぼうよというサイン。無視すると、またクンクン泣きだすので付き合いますが、これがエンドレスで続くので10分を目安にして人から切り上げます。
御飯を時々残してしまうのですが今日も残していたのでワンコ用チュールを一本混ぜて再度与えると皿まで舐め尽くして完食。犬猫ともにチュールの破壊力は凄まじい。
この子はもう既に新しい飼い主さんによって名前が決まっていました。名前は大福(だいふく) そして日曜の夕方に無事引き取られて行きました。
前の白猫は3年前に天国に旅立ったという話を姉貴から聞いていて、里親の飼い主さんと幸せな17年間を過ごしたということでした。
引き渡し直前では抱っこしても嫌がって暴れることもなくゴロゴロと喉を鳴らすまでになったので、これなら新しい飼い主さんと上手くやっていけると思う。
大福君も名前通りに君も大きな福で幸せに!
短い時間だったけど少し寂しくなるけど、元気でな~大福 (T_T)/
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2020/06/02 10:30:40