
鉄道路線・駅巡りです。
残暑厳しい去る8月21日、ドライブ&乗り鉄にて
和歌山電鐵貴志川線の
伊太祈曽(いだきそ)駅と
貴志(きし)駅を訪れてみました。
和歌山電鐵貴志川線とは和歌山駅から東に延びる14.3kmの電化ローカル線です。2006年4月に南海電鉄から分離され、和歌山電鐵となりました。
今回は伊太祈曽駅について書いてみます。
↑伊太祈曽駅の北にある和歌山電鐵の直営駐車場にて。
人気の「ニタマ駅長」の勤務地である貴志駅には駐車場がなく、和歌山電鐵としては
和歌山駅周辺のコインパーキングかこの伊太祈曽駅の駐車場の利用の上、電車での訪問を推奨しています。
ここからは電車で貴志駅に向かいます。
伊太祈曽駅の駐車場の料金は一日停めても200円です。
リーズナブルなお値段であります。
↑県道9号線を南へ歩いていきます。
程なく伊太祈曽駅が見えてきました。
↑踏切のすぐ横にまでホームが迫っています。
↑踏切の脇から見た伊太祈曽駅の構内。
駅には車両基地も併設。そして和歌山電鐵の本社もここにあり、このこじんまりとしたスペースに和歌山電鐵貴志川線の中枢としての機能が詰まっています。
↑ホームは島式ホーム。ここから先の貴志方面には行き違い設備のある駅がない為、必ず上下の電車がここで顔を会わせます。
↑これが伊太祈曽駅の駅舎。
開業時からのものと思しき古い木造駅舎で、真っ白にペイントされています。
ちなみに貴志川線で唯一残存する木造駅舎でもあります。
↑駅舎出入口。
脇に「和歌山電鐵株式会社」の表札が掛かっています。実はこの駅舎、和歌山電鐵の本社社屋も兼ねているのです。
↑振り返って駅前をパチリ。
画像の左には乗務員の詰所と車両基地の入口があります。
↑これまた古風な駅舎の内部。ここの窓口では出札とグッズ類の販売を行っています。
窓口にて貴志駅までの往復の乗車券を購入、応対してくれたのは女性の駅員さんでした。
ちなみに先程の駐車場の料金は改札備え付けの料金箱に投入して支払います。
地方でよく見かける野菜類の無人販売店みたいなシステムです。
↑駅舎待合室内には「たま駅長」関連や「鉄道コレクション」、「鉄道むすめ」等のグッズ類が展示されています。
ここは駅長見習いの「よんたま」さんの勤務地でもありますが、この日は公休日(月曜日)で不在でした。
↑いよいよ駅構内へ。
隣接の車両基地では「おもちゃ電車」(左)と「いちご電車」(右)がお昼寝中でした。
ここ和歌山電鐵貴志川線は水戸岡鋭治氏デザインの個性的な電車が活躍する路線としても知られています。
↑駅舎とホームとは構内踏切にて連絡されています。
↑構内踏切から見た車両基地。
↑少し視点をずらして本線の貴志駅方面を。
夏空の下の、草の生えた線路がいい感じです。
↑ホームの上から見た駅舎。
↑ホームの西の端から見た和歌山方面。
先程通ってきた踏切が見えます。
↑ホームの上には古風な木造の上屋が。
↑歴史を感じさせる天井です。
↑古風な上屋に吊り下げられている駅名標は南海電鉄時代の古風なもの。
旧駅名の「伊太祁曽」表記です。和歌山電鐵移行時に「伊太祁曽」から今の「伊太祈曽」に変更されました。
「たま駅長」・「ニタマ駅長」効果により海外からの観光客が訪れるようになり、英語・中文・ハングル表記が至る所に見られます。
↑貴志行きの電車がやってきました。
↑ここで動画です。
ここ伊太祈曽駅から映像の「たま電車」に乗って貴志駅に向かいました。
↑さて、貴志駅から再び伊太祈曽駅に帰ってきてパチリ。
画像は「うめ☆電車」です。
↑貴志駅から伊太祈曽駅への帰路は上の画像の電車で。
今や希少な存在になってしまった
2270系電車のノーマル仕様編成です。
今の貴志川線の主力である2270系電車は南海電鉄時代に同社高野線の22000系電車を改造して誕生、路線共々和歌山電鐵に継承されました。
その後他の編成の多くが水戸岡鋭治氏デザインの観光客向け仕様に改造されましたが、画像の編成を含む2編成だけが今も南海時代の塗装・仕様のままで運用されています。
ちなみに貴志駅から伊太祈曽駅までこの電車を操っていたのは若い女性の運転士さんでした。女性職員の多い会社で、その辺り流石は「鉄道むすめ」事業者です。
和歌山市近郊の田園の中にある伊太祈曽駅、観光客で賑わう貴志駅とは対照的に長閑な雰囲気の駅でありました。
ブログ一覧 |
鉄道路線・駅巡り | 旅行/地域
Posted at
2017/08/28 00:02:36