ミスターブナーゴのブログ一覧

ショートショートなどの短編集は読みやすいけど

どうしても途中途中で手を休めてしまうので、長編小説を読みたいと手を取りました。

山本一力は2002年に『あかね空』で直木賞をとっています。
当時上京したてで「流行に乗ったる！ 江戸の話やしな！！ 東京覚えよ！！！」
というミーハーな気持ちで読みました。








この著書も長編時代小説で、江戸の深川あたりのお話。

この手の時代小説を読む時は、

「深川ってどこや？ 何線の何駅が近い？」

といった土地勘があると入り込みやすいです。

『あかね空』の時はオノボリサンだったので、地名を出されてもわかりませんでした。

今回も曖昧ですが、狭い範囲での話なので苦ではありません。

また山本一力の著書は江戸時代の話ばかりですが

平文は現代語だし、古めかしく難しい言い回しがないので理解はしやすいです。

読書を始めたキッカケは「活字を見て、内容を大雑把に理解する」ことで、読み返して「こんな話だった。以上！！」で済ませたいのです。

だから特段、難しい言い回しはイランと思っとります。









今回は水を売る男性が主役。

江戸時代には水道が引かれていたようですが、土地によっては飲料水を水売りから買わないといけないようです。





『道三堀のさくら』の前に
『あかね空』を朧げに、簡単に説明すると

子供が青年になり、結婚して子供ができる。

人生大変だけど、家族愛ってイイナー

なんて感じ。







今回もそのパターンか！？







ちょっと違った！！








今回は3部構成。





1部。
仕事をするというのは命をかける事。
大変だけど腹を括って気張らな、アカン！
金も大事やが、信義が一番や！！



2部。
色んな人がおる。仲間、商売敵、客、取引先。
ええオナゴと恋仲や！ 人付き合い大切やで！
人の輪があって自分があるんやで！！




3部。
オォーイ！！！！
周囲も交えて、商売はうまく回るで！
しかし恋仲のオナゴがフラフラし始めた！！
相手はいいトコの好青年ボンボンや！
嫉妬！ ヤケ酒！！
いかん仕事に差し支える、気持ち切り替えてこ！！！

ラストは
よっしゃ晴れ晴れした気分や！！
そしてオナゴとはテンテンテン……







自分が読んだ印象は

最後は元鞘と受け取りました。

しかし解説を読むに、恋の行方はボカしてあるという。

最後だけ読み返してみると、なるほど確かに！！

元鞘か、別れたのか明記してない。







この作品の最後で重要なのは

主人公の恋の結果ではなく

仕事大切、人大切、

しかし人生、挫折もあるんや！！

ということを言いたいみたいでした。







仕事に関しては立ち直るので

男は仕事に生きるんや！！

というメッセージは受け取れます。








現在では、男は・女は、と言うと差別的な意味合いが強くなってしまいますが

江戸時代は職人が仕事に命をかけていた時代。

男なら、しっかりした土台を作れ！

とも言ってる気がします。









結末をボヤかす手法はよくありますが
不思議と、モヤモヤ気になる終わり方ではありませんでした。

恋の結果は不透明ですが、主人公が自分の生きがい・仕事・人生については一本筋を通すようになったからでしょう。







480ページほどのボリュームですが

読み応えのある一冊でした！

ヨッメが早朝から、現場での仕事があるという。

電車と徒歩よりも車を使った方が早くて便利な場所なので

珍しくかなり早起きをした。












周囲からたまに

嫁さんは何をしているのかと尋ねられる。

そんな時、うまく言えない！

先生みたいなのをやってたり

日本野鳥の会みたいなことをやってたり

でも業種は建設業だとか

うん、よくわからん！！










今日は鳥の調査があったという。







といっても川ではなく

森っぽいところに営巣する

絶滅危惧種だかナントカ種だか

まあ、お堅いの。

クライアントも国や都道府県という、お堅いの。

自分とは正反対ですぜぇ！！！！









現地に行くと出迎えたのは




お前はフナーゴだ！！

浮間フナーゴで人間下僕の貢物を待つ

モーニングフナーゴだ！！！！！






貢物無き者は去れ

そう言わんばかりに愛想を尽かして去って行きました。









3時に寝て6時前に起きたのに

歳をとったからか二度寝が出来ない！！

ので、今日は読書が捗りました。

並行して読んできたのが、星新一。

星新一の作品は初めて読みますが、印象としたら「ショート・ショートの人」というところ。






この書籍には40のショートショートが掲載されています。

が！！！！

読了してません。できませんでした！！！

つまんないから！！！！！！！！！！！







半分ほどで撤退しました。

ネガティブな感想から。

オチが雑でつまらない。話に納得がいかない。当時の編集者よくオッケーだしたな。これで面白いというなら簡単な仕事だな。







推理小説は読まないけど、コナン君とか金田一君などの推理モノには、基本的なルールがあります。

例えば
「犯人は比較的最初の方から登場させる」
「犯行方法は科学的に、常識的に可能なもの」
など。




話の最後に新キャラの犯人が出てきても誰やねん！！ってなるし

密室殺人は幽体離脱して壁をすり抜けてやりました！








それを、星新一はやってる感じ。







キャラの設定や年齢、性別や性格が、オチに繋がってないんだよなあー。







撤退した理由は

「100個のうち1個、面白いのがあるくらい」とヨッメが言う。

「たくさんあるうち、コレとアレとソレの話が好きです」とネットのファン。

一冊に40編。全作品だと数百とかあるのかな？

1個だけ、納得できて面白い話がありました。

確率的には終わったので撤退です。






ネガティブだけだと文章読めない子で終わってしまうので、ポジティブで褒めるべき点を必死で探しました！！







・話の最初で、世界観が理解できる
・毎回新しい世界観を作る精神力がスゴイ
・話の途中までの、ほうほう、なんでどうして？という惹きつける力が強烈

んでオチで裏切られるんですが。







デザインの仕事をしていても

一番大変で辛いことは何かと言うと

フォーマット作り！！

つまり世界観。

これが固まれば、あとは流れ作業で進めます。

だからこそ、毎回新規フォーマットを作り続けられるのは素直にスゴイ。







話の冒頭だけで、主役は男なのか女なのか人間なのか、何をしてるのか、何で悩んでるのか、
などが容易に理解できる。話の世界に一瞬で入り込める文章力は、スゴイ。







印象に残った、納得いかない話のひとつ。


泥棒グループ、完璧な計画を立てて宝石を盗もうとする。

完璧だったのに、失敗した。

なんでなんでどうしてどうして？？？






宝石のケースを開けると、謎の「笑いガス」が噴射されて、犯人は笑い転げたので逮捕されました。

チャンチャン。








安西先生

納得が、したいです！！！



あ、タイトルの神々、神さまが出てくるネタは最初の2、3編だけでした。

小田原旅行のホテルでのんびりと

『星の王子さま』を読了しました！




文字が大きめで、読む「だけ」なら比較的容易でした。

作者はフランス人で、日本語訳が何冊が出ています。

訳者ごとに補足やアレンジがあるらしいのですが、ヨッメが持っていたものをとりあえず読んでみました。







この訳者は、原作に忠実な訳をするよ

という前知識だけで、読み始めました。






なんで、この作品、こんなに、句読点が、おおい、のだろう。

よみづらくて、なんだか、つかれるなあ。







本の帯には「永遠の名作 読みつがれる美しい日本語」とあります。

文字に関わる人間でもなければ

文字に明るい人間でもない立場から言わせてもらうけど






美しいかこれ？






内容は

宇宙に住んでた星の王子さまが、自分の星を離れて色んな星を巡る。

その先々で出会う人が、変な人ばかり。

大人って変だ、あれはおかしい、これはなんだ。




ってな話。

読んで考えさせられるというより、

あそこいった、ここいった、なんていうのを淡々と目で追っただけな薄っぺらい内容しかないです。







という感想をもらしたら

ヨッメの友達で、フランス文学部出身のひとが、言うんです！！！







星に残したバラは、奥さんがモデルになってて云々とか離婚とか

だから星を出て行ったのは家を出て行ったことだとか

キツネが出てきたのは環境問題がなんだとか

おそらく蛇も何かの暗喩だかなんでしょう。








ゴメンそんなん読み取れんわどこからも！！！！！

そういう、バック☆ボーン！！ を知ってるとより一層楽しめるよといいますが

前知識が必要なもん出すなよと、一冊の中で完結しといてくれよと。

まあ

分かりづらいからこそ、補足やアレンジがされたバージョンもあるんでしょう。







結論。

しばらくは和書に引きこもろうと思いました。

正月明けの忙しさも終わり
発売日前に献本をいただきました。

そうなるとゆっくり旅行に行きたいのと、

ヨッメが行きたいという生物系の講演が重なったので





小田原へ旅行に行ってきました！！！！










今回のお供は

ヨッメより先に我が家にやってきた、初代ヨッメ「代理」のアケミチャンと

ヨットマークのヨーソロー。









朝8時に起きて9時に出発と言っていたのに

ほっといたらヨッメは10時に起きてきました。











途中、ブランチでしゃぶしゃぶを食べました。

美味しかったけど小田原感、ゼロ。
きっといくら食べてもカロリーすらゼロでしょう。






















小田原城！！！！！


城マニアではありませんが、小田原は好きなのです。

小田原といえば風魔忍者！！！

忍者イズジャパニーズ和の心！！！！！










伊賀甲賀、戸隠など、忍者の里は全国にありますが

風魔忍者が好きなのはワールドヒーローズというゲームの影響も大きいのです。




















小田原城から眺める城下町。

小田原といえば北条氏。

でも勉学という意味での歴史は、学生の頃から苦手だったので

はえースッゴイとしか感想は、ありません！！！












忍者は、いいぞ！！！！











忍者に、なりたい！！！！












4/20には新しく忍者館なるものができるそうです。


また、来たいでござるニンニン！！！！





























鳥や魚などの生物を専門に、ナリワイとしているヨッメは

すぐにそちらに目が行きます。

サルノコシカケは、カチカチでした。




























ホテルは普通のビジネスホテル。

大浴場があるので、思う存分、満喫しました。

長い夜に読書はいい暇つぶしになりました。

星の王子さまを読了、星新一は途中で匙を投げました。

矢継ぎ早に芥川龍之介に手をつけています。













翌日。

小田原の港に行きました。









海や！！！！！！！！


漁港や！！！！！！！











海のない岐阜県で育ち


海のない埼玉県に住んでいるので


海はとても心が躍るのです。

































全てが新鮮な情景です。
















そして小田原のブナーゴを発見！！！






釣りをするスポットがあり、

こんな場所ではブナーゴがたくさんいると想像していましたが

そんなことないんだなあと。
































漁港周辺を散歩して

普段味わえない磯の香り、海のニオイを堪能しました。
















貴重なクルマネタ。

ホンダのフリードでした。























お昼になると、人で溢れかえり始めました。

スペシャル海鮮丼を注文しました。

キュウリはヨッメにポイーで。











午後、今回最大の目的である

神奈川県立 生命の星・地球博物館！！

















に入る前に、隣の川のほとりまで行きました。



ヨッメは川に手を突っ込み

何と面妖な生物を手にして満足げです。

この生き物は、水がキレイじゃないと棲息してないという。

解説員もやっているからか、名前やら何やらを語ってくれましたが




はえースッゴイ


としか覚えていませんでした。





















今回は博物館の中を探索するのではありません。







鯉だか魚類の先生の講演を聴くためだそうです。



拙者は門外漢ゆえ、講演中に舟を漕ぐのも厭わないと察したので

ベンチで読書をして過ごしました。

捗りました。









帰りは高速の予定でしたが！！！




小田原厚木道路は事故渋滞？ だかで50分の渋滞だと電光掲示板に出てました。

下道を大井松田ICまで行こうと、

途中やっぱり小田原感のないマックに寄りました。









そして！！！！







厚木から横浜町田まで、事故だが何だかで

20キロ100分の表示！！！！








自分一人だと

運転手としてのタイミングで休憩やら取れますが

ヨッメもいるので


246号を、下道で。







途中

コンビニでトイレやら飲み物補給やら



















帰宅前に

旅行感がやっぱり無い、お寿司を食べて













のんびりと、4時間ほどで帰宅しました。


小田原にはまた、行きたいです！！！！