少し前の話になりますが、今年は膝・腰のリハビリのために山を登ってみようと思い立ち、昨年末に手に入れたトレッキングシューズの慣らしがてら、通院などで舗装された平坦路を歩いていました。
2月末頃にそろそろ山道も歩いてみたくなり、日帰り登山が趣味の若い衆に「なだらかな坂道の足元の悪くない道で1時間くらいのハイキングコース」をリクエスト、岸和田の神於山を紹介してもらう。
登山前日の通院時に靴紐を調整しながら幅広な足の痛み(小指のうしろ辺り)の様子をみる。平坦路で痛むなら、未舗装の山道の下りはもっと痛むであろうから調整。
当日7時前に現地着。
自動販売機でペットボトルの水を買ってトイレを済ませ、いざ登山開始。
天気は良いが冷えこんでおり、気温は氷点下。舗装路ではなく出来るだけ並行する山道を歩くが服装が良くわからなかったので、10分ほどで汗が噴きだし上着や手袋を脱ぐ。あまり人が通ってないようで落ち葉がずっと堆積していて、それ以外の場所は雨が降った時に雨水が集まって流れるようで濡れている場所も多い。
時々見える大阪平野と大阪湾に気を良くしながら40分で頂上へ。
見晴らしの良い景色を眺めていると身体が一気に冷えてきて寒い。上着を羽織ってそそくさと来た道を下りる。今回の登山の目的は「山道を下る」ですが、やはりシューズの小指の辺りがきつく、下り始めてすぐに左右とも調整。
膝の様子を見ながら慎重に下ります。しかし軸足の膝が曲がり切らず、前足が地面に着くより前に体重を移動してしまい、少し高いところから飛び降りるような感じで不安定。リハビリのおかげで街のなかの階段は降りれるようになりましたが、段差の大きい山道の下りは膝の柔軟性と慣れが必要です。30分で山を下り、いろいろと確認できて良い経験になりました。
次は4月の中頃、二上山に登山。
奈良側から雌岳・雄岳を巡る2時間15分ほどの行程。
車を停めると周りにも登山する人がたくさん、服装は夏日だったので長袖Tシャツ。チョコバーを食べて腹ごしらえして10時半スタート。
しかし、若い時から方向音痴な私。
飲み会などでも相当に時間の余裕をもって出かけたにもかかわらず、携帯のマップを見ながら道に迷い、時間ギリギリに到着する有様なので、さっそく分かれ道でキョロキョロ。他の登山者に「こっちですよ」と親切に声をかけていただく。
山道に入りだんだん前後の人と距離が開き、お寺の分かれ道で尋ねる人もいないので「こっちやろう」と沢沿いの道ではなく階段を上がっていく。
生粋の方向音痴で、しかもその選んだ道が大概ハズレかキツイ方の道。
これまで人生の岐路でも同じような判断してきたなぁ、と下山してから苦笑い。
その場にまっすぐ立ち上がるのも困難な岩場の尾根を登り続け、こんなとこで遭難したらカッコ悪ぅ〜と思いつつ、今上ってきたところを下るのも急勾配すぎて怖いからさらに登る。キレイな景色を楽しむ余裕もなく、ところどころ四つ這いになって1時間ほど登り続けました。
やっと下山してくる人とすれ違います。
頂上まであと10分ぐらい、こちらが昔の正規ルートだよと教えてもらう。
ベテラン風の男性ですが、今日初めてこのルートで下ってみるとのことだったので「お気をつけて」と声を掛けずにはいられませんでした。
山道を登りきり、現在のメインの登山道のはずれにある東屋に到着。
倒れるように座り込み水を飲んで一息つき、野生のリスを見ながら持参していたみかんやリンゴを食べ、休憩して出発。
雌岳の頂上から雄岳へ向かい下山しましたが、下り行程のほとんどが階段だったので足が辛く、左足のハムが攣りそうでした。
上りは図らずもハードなコースになりましたが、トータルタイムは2時間20分でした。
次は4時間前後の登山ルートを検討中、今年の目標は、高野山の町石道約20キロを歩いてみることです。
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2023/05/31 14:13:51