パンク修理 予行演習
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
みんカラに、エーモンのパンク修理キットで補修したが NG だったとの投稿を発見。
パンクを機にエーモンの修理キットスペアを調達済みだったので、未使用の10年以上経っていると思われるラバーセメントとゴムプラグを使ってパンク補修の予行演習をしました。
流石にタイヤで予行演習する気にはなれず、写真上の様に、t=20mmのゴム板に無理矢理釘を打ち込みました。
補修の OK/NG は写真下の黄色矢印の食器洗い洗剤と、e-Power付属のコンプレッサーを使って泡発生の有無で評価しました。
ゴムに強くコンプレッサーチューブの先端金具を押し当てると 300KPa 程度までは圧力が上がりました。
2
釘を打ち込んだだけの状態で 300KPa で加圧しても泡は発生せず。
釘が刺さった直後ではゴムがシールしてくれている模様。そういえば、パンク前にパンクしたタイヤから小石挟み込みと思われる「カツ___カツ」音がでてました。どうやらこの音は釘頭の音だったのか。繰り返し釘頭が叩かれることで、穴と釘の間の隙間が広がった模様。これからは「カツカツ」音が続くようなら、安全な所に待避してタイヤチェックします。
釘をニッパーとドライバーで抜いて、泡試験したのが写真です。圧力を掛けると直ぐに大量に泡立ちしました。
3
写真がエーモン修理キットをタイヤに差し込んだ時の状態です。
差し込みパイプ(写真下:外径φ8mm)の先端は45度のテーパーで、肩から先端まで44mm。埋め込むゴムプラグ(写真上)は先端から約 8mm 外に出る構造でした。
4
取扱説明通りに、穴開けドリルと差し込みプラグにラバーセメント塗り(黄色矢印)、ゴムに右回しで押し込みました。
5
肩から10mm程度まで挿入し、左回しでドリルを抜き、差し込みパイプだけ残した状態です。
黄色矢印はドリルで削られたゴム板の削りかすです。意外と量は少ない。
6
ゴムプラグにラバーセメントを塗って(写真上の黄色矢印)、
押し込みバーとゴムプラグを装着して、右回しに押し込んだのが写真下です。ゴムを貫通して、ゴムプラグ先端はゴム板から12mm程度出ました。
7
取説通りに右回しで差し込みパイプを抜き出した状態が写真です。上がタイヤ外側、下が内側になり、双方 6mm 程度出ています。
エーモンキットの場合、差し込みパイプを抜く際に、先端のテーパー部がタイヤ内面位置に来た時点で、ゴムプラグとタイヤ穴に摩擦が生じ始め、プラグがタイヤ穴に残る仕組みの様です。
差し込みプラグの差し込み量はタイヤ厚さ(15mm前後程度と推測)程度で十分だと思いますが、フルに差し込んでも問題なし。
8
写真の左上が、取説通りにハサミで出ているプラグを切り取った所。赤のゴムの中に黒ゴムを配した二層構造でした。修理マークとしては十分です、プラグの周囲が荒れていますがラバーセメントによるゴムの熔解と差し込みプラグ装着ひずみだと思います。
写真右上がタイヤ内側の状態です。こちらもハサミで切ってみました。内部は緑色のゴムとの二層構造になっていました。何か理由が有るのでしょう。
写真左下は 300KPa で泡試験した結果です。10年経過のラバーセメントとゴムプラグでも泡は発生せず。意外でした、接着剤もゴムも経年劣化するはずですが、黒の袋に入れてラゲッジの暗闇で保管されていたためか。
写真右下は、表面の荒れが気になり、取説には書いて有りませんが、カッターで荒れた表面を削った後です。この手間は入れた方が良さそうです。
予行演習が本番にならないのが望ましいのですが、チョット修理に安心感が出ました。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク