車中泊ってのはやっぱり熟睡できないもので、それが寝心地の悪さからくるものなのか、はたまた予定が詰まっていて待ちきれない高揚感から来るものなのか、もしくは両方か。とりあえず7時頃に目覚めてしまったので近所の公園を散歩しつつ歯磨きなんかをする。歯磨きは昨夜したばっかりではあるが、なんとなくすることが無かったので。
ミニカが朽ちかけていた
天気は快晴!しかし北海道で最もホットと言われているらしい帯広、この日の日中気温は34℃くらいだったらしい。
温泉が目の前だったので朝風呂でも洒落込もうと思ったが、とりあえず目下の用事を済ます事にした。
銀行でお金を下ろし、コンビニで適当にパンを貪り、帯広の三菱へ。
北海道唯一のラリーアートピット。OK、ちゃんと分かっている。ラリーアートが既に文字通りのオワコンであることぐらいは。でもこの目で見てみたかった。ぶっちゃけ、それだけの理由ではるばる帯広まできてしまったのである。
ついでにサイドステップのクリップを付けてもらったのは先日上げた整備手帳に書いてますね、ええ。
スタッフさんに一応聞いてみたが、やっぱりラリーアート自体終わってるので・・・という回答だった。あのホームページか何かに載ってる夢のような景色は今や幻。
というわけで俺の帯広旅行はこれで終わった。
んだが、流石に勿体なさすぎるので帯広市街を散策してみることにした。クソ暑い。焼け死んでしまう。友人から借りているデジイチをせっかくだからと持ち込んできたのでテキトーに撮り歩く。俺は写真というものはよくわかっていない。F値がどうとか絞りがどうとか、借り始めの頃にちょっと勉強したが既に忘れ去っている。ちなみにペンタックスのK10Dという、10年前くらいのモノらしい。
いっぺんこの辺で飲んでみたいなあ、いやワンチャンあんじゃねえの、と思ったが質より量(旅的な意味で)という貧乏性が悪さして結局飲みには行かなかった。
駅周辺でわざわざ、な買い物をしたがみんカラ編では割愛。
せっかくなので名物と謳われる豚丼を食ってみよう。食べログで一番人気のあるらしい店を見つける。こういうベタなやり方は嫌いなんだが、まあ間違いが無いからねえ。
お値段はそこそこする。
帯広駅まで歩いてきた。相変わらずクソ暑い。案の定持ってき忘れた風呂道具を百均で適当に買った。
ここ帯広駅周辺では、鹿が何者かの手によって銅像に変えられてしまった光景を目の当たりにすることができる。銅像と化した鹿は何頭か居た。目的は不明である。
特に急いでいるわけではないが、比較的ハイペースに見たいところを粗方見て歩いて、クルマへ戻ることにした。いやあクッソ暑い。コンビニやらドラッグストアやらで3本くらいペットボトル飲料を消費してしまった。
クルマに乗り、朝居た場所へ戻る。燃料消費とパワーロスが損した気分になるので基本的にエアコンは使わない派なのだが、流石にちょこちょこ使ってしまった。ちなみに社用車なら話は別だ。
ひとしきり汗をかいたので温泉へ。朝風呂しなくて正解。
「天然温泉やよい乃湯」
オトナ440円とリーズナブルだがシャンプー類は自前で用意するか別途館内で購入する必要がある。石鹸を買った。露天もあるしなかなかいい感じだが、クッソ暑かったので地面(石)が高温でヤバイ。一通りの風呂を体感して、早々に出た。なんか、芸能人の方々がけっこうたくさん来てるらしい。
汗も引かないまま出発。帯広市街を後にする。
「とかち大正二輪館」
幸福駅でも行ってみるかとクルマを走らせていたら、目にとまったので寄ることにした。衝動寄りである。昔懐かしすぎるバイクや自転車、たまに四輪も展示してあったりする。マニア垂涎モノ、なんじゃなかろうか。撮影禁止とHPにも書いてあったが、館内の撮影禁止看板がそっぽを向いていて、館長(かどうか知らんが)さんの前でスマホを取り出しても無反応だったので幾つか撮らせてもらった。入館料500円。客は俺一人だった。まあ平日だしな。
個人的に見れて良かったものが沢山あったのだが、中でも旧型MTXとハスラー、幻と名高い陸王が生で見れたのは嬉しかった。ちなみにMTX50の最終型(G)が俺の実家にあって、昔はそれに乗って遊んだりしていた。旧型は丸目だったのかあ。写真のハスラーは確か80だか90ccだが、50ccのやつを大昔親父が乗っていた。なつかし・・・俺当時3歳だったかどうかも怪しいから全く覚えてねえ。
行き当たりばったり感満載な一人旅ってのは地味に初めてな気がする。すげえ楽しい。
「幸福駅跡」
電車、鉄道に関しては全くの無知。廃墟っぽい古い情景がスキなので適当に撮影しまくった。ここに来たのは初めて、というか今回の旅先はほぼ全部初めて行ったはず。少なくとも、今まで自力で来たことはなかった。
売店で切符を売っていたので記念に一枚買った。今日ぐらいいいかあと仕事の電話は無視していたが放っておいたらお偉いさんから掛かってきたので焦る。緊急呼び出しじゃなくてなにより。立場上こうやって旅に出ることなんざ御法度なのだが、今回くらい人権をくださいな。

例の切符が鬼のように貼られまくっている所の外側には、切符の他に名刺まで貼っていたりする。バレなさそうな所に俺も貼っておいた。記念だ。
時刻は午後4時を回ったところ。まだ終わらんぞ。俺はクルマをさらに走らせた。
Posted at 2017/07/25 22:20:24 | |
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