もうすぐ一年経つし、いい加減書くか。このクルマとの馴れ初めを。
ー免許を取って、見ように依っちゃ運命的な再開を果たした初代エスクードノマド。
ー憧れを抱き続け、乗ったら乗ったで色々と悩まされて気づいたら己のDIYスキルを磨かせてくれたスポーツカー、ランエボⅢ。
ー環境の変化諸々から乗り換えを余儀なくされ、「クルマに愛着を持つこと」の重要さを痛感させられたE11型ノート。
ー「やっぱり自分は好きだと言えるクルマに乗らなければダメなのだ」と思い出し、忘れかけていたもうひとつの憧れ、そして己のクルマ遍歴の集大成と言うべきコルトVR。
今までのクルマ遍歴はこんな感じだった。
で、夏は最高、冬は最悪のコルトVRに、夏場は褒め称え、冬場はケチョンケチョンに貶し、気づけば早5年。
ー「交換用の部品在庫がもうないです」
別にそこまでクラシックなクルマではないと思っていたが、突如現実を突きつけられてしまった。
経年劣化諸々による重大なダメージを、一念発起して車検とともに大枚はたいて直し、「俺はまだまだコルトと人生を共にする!」と決意した同年のことであった。
己のやや特殊な事情もあるが、冬場における散々な使い勝手の悪さから「手放し」が頭をよぎりつつも惚れ込んだクルマだ、そうそう簡単に乗り換え候補は見つからなかった。
ぶっちゃけ、今でも、未だにこのクルマに未練があるのだ。後悔はしていないが、機会があれば乗り直したいほどに。まぁそれは置いといて、現実と向き合い直す。己のカーライフ集大成と銘打ってしまえたコルトVRの後継「車」は一体なんなのか?
決め手のひとつというか、有意義な参考として、コルトは度々トラブルに泣かされ、その度に購入店へ持ち込み、その際に有り難いことにほぼほぼ新車の軽自動車を代車として貸し出してもらっていた。そこで、色眼鏡半分で見ていた軽自動車も「悪くないじゃん、っていうか普通車とそれほど遜色ねえじゃん」と思えたのだ。あとはその時点でもうちょい足りないと思った部分を己の経験や感覚で補い、シミュレーションしてみるなど。
それと、別に傾きたいわけではないがやっぱり人と同じはつまらない。唯一無二とまでは言わないが簡単に言うと「他人とあまり被りたくない」。あまり、ってのがミソなのだ。雑誌で見てもピンとこないから街行く車を見て考慮する。・・・こいつか?三菱ekクロス。こいつかもしれない。・・・やっぱミツビシか・・・・中身ほぼ日産車という事はこの際置いておくことにする。
購入はさておき、一度現物を間近で、あわよくば試乗するなどして見ておきたかった。家電量販店で2万円のコードレス掃除機を買うのを躊躇い、結局見送った帰り、とある軽自動車専門店へ。
気づいたら220万円の新古車購入ローンを契約していた。2万の掃除機の購入を見送った帰りに、だ。
頭の片隅で、人生で一度は新車購入してみるのもいいかもしれないとも思っていた。新古車だって四捨五入すりゃあ新車だろ。現物が他所にあったので、対面すらしていなかったけど値切り交渉云々で気づいたら契約していたのだった。
なんやかんやで試乗すら出来ず、前評判はyoutubeやみんカラのレビューで漁りまくって数週間。納車日がやってきた。長年付き添うつもりだったコルトVRに乗ってekクロスの購入店へ。
半ば、必要に駆られての乗り換えだったのもあってか、コルトの幻影(名残)を引きずったのは否定できない。色番号すら同じの赤いクルマが、頼んでもいないのにクソデカい赤いリボンを頭に載せてお出迎えしてくれた。
同じボディカラーで、四駆で、ターボ付いてて、ドアは4枚。サイズは5ナンバー以下。俺がクルマに求める最低基準は満たしている。我ながら英断だと思ったのは次期マイカーにMTではなくAT、しかもCVTを許したことだった。まぁ、あと5ナンバーを通り越して軽自動車っていう点かな。
ーまさかこの俺が軽自動車に。
ーまさかこの俺がCVT車に。
ーまさかこの俺が新古車に。
ーまさかこの俺が令和に生産されたクルマに。
どの俺なんだろうな。傍から見ればどうでもいいだろうが、俺からすればだいぶエポックメイキングな出来事であった。
・・・というわけで、己の令和のカーライフを担う事になったのがこのekクロスだ。納車1週間ほどでこのクロスに乗って車中泊の旅を敢行したのだが、そこで確信したのだ。
「こいつとはうまく付き合っていける」と。
費用をケチリつつ、懐古主義であることは否定できないので可能な限り旧世代のアイテムを引き継げるように心がけている。その為の初段としてカーナビを付けることを拒否し、ナビレスで納車した数日後に中古屋でMDデッキを取り寄せた。先進的すぎる各種装備やら無駄規制などでアタマを痛めることも多々あるが、まぁそこは、四捨五入してうまくやって行きましょうと。
俺がどれくらい旧世代のアイテムをこのクルマに導入しているかは、整備手帳で見てくんろ。まぁそこまで古いものではないと思ってるけど、そこは何かと大変なんスよ。