
※以前の愛車エボ3についていたPivot SG-WTSG(写真右側)
とりあえず機械式のブースト計は自力で取り付けができた。それはいいとして。水温計が欲しい。
まあぶっちゃけ身も蓋もない話をすれば、後付けメーターなんぞ、サーキット走行でもしなければ必要はないと思っている。以前の愛車、ランエボ3(中古)でも納車の時点で油温・油圧・ブースト、さらに排気温計までついていた。水温計もあったが死んでいて、経年劣化でセンサーを噛ませたアッパーホースが痛々しかったので純正を取り寄せて交換、水温計はpivotのECU配線接続式のを買って取り付けた。
・・・が、それらがあって良かった、助かった!なんてシーンは一度も無かった。サーキット走行なんてする機会もなく、たまにスポーツ走行で満足してしまう程度。街乗り渋滞で水温・油温がけっこう上がるんだなあ、でもオーバーヒートなんてする気配もないな、と。一度それがわかってしまえば、自分の乗り方では追加メーターの存在意義としては完全に「カッコイイ」の自己満足である。
とはいうものの、やっぱしマイカーのコンディションというものは把握していて損はない。
今更な話だろうがおさらいしておくと、コルトRの純正メーターにも水温計というものはついている。が、純正メーターというものは大抵アバウトだったり盛って表示されたりするもんで、はっきり言って正確ではない。コルトに限らず自動車の純正水温計表示は「冷えてる・暖まってる(適温)・上がりすぎ(ほぼオーバーヒート)」の3段階と思って差し支えないだろう。
なんでかっていうと、おもいのほか水温ってのは上がりやすい。後付け水温計で見て初めて分かることだが、渋滞とかストップ&ゴーなんか繰り返してるとあっという間に90℃とか100℃くらいまで上がる。日本、特に都市部の交通事情を考えれば街乗りするだけでも水温はグングン上がる。だいたい100℃を超えてくるあたりでオーバーヒート(以下OH)の危険性が出てくるので、一般人が見たら「おお大丈夫かこれ?やべえOHしちゃう」と気が気でない。しかし実際、ある程度水温が高くなると各種冷却装置が働いてそう簡単にOHしないようになっている(詳細は割愛)。
・・・なんだけど自動車メーカーとしてはユーザーにそういった余計な心配をさせないようにアバウトな表示にしているわけだ。・・・らしいですよ。
下手すると最近の一部の車では水温計自体がなく、メーター付近に「冷えてる・熱いよ」のサインしか表示されなかったりする。
案の定、前置きがクソ長くなった。ようやく本題。うちのコルトに水温計をつけたい。スポーツ車+ドライバーが心配性ともなれば、常にコンディションの把握はしておきたい。まあ、あとなんかメーターだらけだと航空機のコクピットみたいでかっこいいし。ダミーメーターじゃ針動いてくんないし。
個人的に「いま何℃」さえわかれば良い。一般的な、アッパーホースをぶった切って間にセンサー噛まして・・・という水温計はエア抜きがめんどうだしガソリンもったいないし、綺麗にやりきる自信がない。エア抜きが不十分だとOHに繋がって、水温計つけたのにOHというなんかすっげえ腑に落ちない事態になりそうなのだ。高級財布買ったけどそのせいで入れる金がない、みたいな感じか。・・・なんか違うな。特にコルトは配線通しの関係上、センサー配線が足りなくなりそうな不安がしてならない。ここは電気式にすればいいだけの話なんだけど。
じゃあ、やっぱプロに頼んでみよう!と問い合わせる。
アップガレージ「メーター取り付けはやってません。売ってるけどね」
オートバックス「持ち込みメーター取り付けはやってない。ウチで新品買うなら話は別だが」
だいたいこんな感じの返答が来た。
なーんか、水温計ごとき(失礼)で何万も掛けるのは腑に落ちなかった。
じゃあDIYだ。だがホースは切りたくない。となると今流行り?のOBD接続。ところがどうも現行製品で装着できるものがない。各メーカーの様々な製品・適合表を視姦してきたが、なかった。ちょっと遡れば、あった。が、生産終了品ばかりでネットとかオークションにもぜんぜん見当たらんかった。
いやーどうしよう。粘って、出るまで待ってみるか・・・?なんかここまで熱心に調べてしまったら何が何でも欲しくなる。もうアッパーホース切ってやろうかとも思った。悩んだ。
で、今。ふと思い出す。エボにつけていたpivotの水温計。GEKKOシリーズの、ECU配線から水温信号を取り出す方式だ。取り付けも楽だしエア抜きもいらない。が、古すぎて適合表にコルトの文字すらない。ちなみに厳密にはいわゆるセンサー式よりもECU信号式は温度表示が正確ではない。でも純正よりはマシだ。俺にはそれで十分だ。
みんカラとかでやってる猛者がいないか調べてもみた。・・・やっぱり居なかった。
その水温計は友人にあげたんだが、友人も結局つけずにホコリをかぶっているらしい。割と遠方に居るんだが、先日会った時に返してもらえばよかった。そのときは「適合表にないから無理」と決めつけていたのだ。
しかしさっき調べてみたらしっかりECUから水温信号は来ている。当たり前なんだろうけど。配線図集も持ってないしネット上でそんな資料が見つかるわけねえだろうと思ってたが、調査開始5分で見つかった。じゃあコルトにもつくのではないか・・・?猛者になる時が来たのである。なんとなくECUに細工するみたいで色々怖いが、噛ませるのは水温信号だし最悪メーター動かなくてもECUがぶっ壊れたり走らなくなったりはしないだろうと推測。・・・希望的推測でもある。
というわけで近日、誰のためにもならなそうな人柱になる予定です。
Posted at 2017/06/10 18:14:00 | |
トラックバック(0) | 日記