かつて多くの人々に愛用されたダットサン、日産サニー。来年の4月で生誕50周年を迎えます。
傑作A型エンジンと軽量ボディでキビキビと走り、庶民も頑張れば手の届く価格で好評をもって市場に広く受け入れられました。
初代サニー1000 (B10) 昭和41(1966)年
その後8回のフルモデルチェンジをして9代目B15サニーで平成16(2004)年後継ティーダ・ラティオにバトンを渡し終焉を迎えました。
最終型9代目サニー (B15) 平成16(2004)年
サニーを徹底して研究し、デビューした最大のライバル車であり「隣のクルマ」であったトヨタ・カローラがアクシオのサブネームを持ち存続もちょっと危ぶまれる中今も尚現役かつ5MTの設定も残し、古くからのユーザーの要望も受け入れ、ハイブリット車の設定も追加ながらするなど大切にされているのを見るにつけ大変羨ましく思います・・・。
一方後継となったティーダ・ラティオは受け継いだ当初のSC11こそなかなか意欲的なクルマだと思っていましたが、現行ラティオ(N17)は・・・。
でもこんな体たらくならサニー名を引き継がなくて良かったかなとも思うんですが、でも歴代サニーの魅力を知る者にとってはつい先日惜しくも亡くなられた阿藤快さんの「なんだかなー」という言葉が思わず浮かんでまいります (汗
まぁ、愚痴はこれくらいにして本当は生誕50周年を迎える来年の4月にブログを上げればいいのでしょうが、アバウトな私の事ですから(汗)、きっと忙しさにかまけて忘れそうなので本日UPします。
そしてそのサニー生誕50周年記念のブログはやはりベストテンがふさわしいかと (笑
またしても便乗ベストテンさせていただきます。またまた便乗(汗)Gureさんすみません m(_ _)m
尚、今回も現愛車のサニー・エクセレントセダン1400GLは思い入れが強いので結果が皆さんに容易に目につくと思われ(汗)、対象外にさせていただきます m(_ _)m
自分がやりたいからだろうという突っ込みは無しにしていただいて(爆)、早速ベストテン行ってみましょー!
第10位 サニー・スーパーサルーンE 前期型 (HB12) 昭和61〜62(1986〜1987)年

実は私の中でのサニーは2代目B110〜5代目B11までなのですか゜(汗)、この6代目「トラッドサニー」はハイソカーブームでマークⅡ3兄弟に押され気味だった販売台数を当時ノックダウン生産していた「VWサンタナ」のノウハウを生かした設計で先代B11サニーで軽量化し過ぎたボディをわざわざ重くしてまでボディ剛性を高め、内外装の質感を高めて商品力を高めたモデルでした。そして販売台数も盛り返してカローラに次ぐNO2に返り咲いた最後のモデルでして、昭和61年の地元新聞紙の朝刊の1面に宮城県内販売台数NO1を謳った広告がとても印象に残ってます。
B12は私はそれ程興味なく、どちらかというと兄弟車のN13パルサーやラングレーの方に惹かれるのですか゜(汗)、トラッドサニーの功績は認めざるを得ず、トラッドの中でも一番バランスの取れていると思う前期スーパーサルーンEをランキングさせていただきました。
第9位 サニー・エクセレント1400DX (PB210) 昭和48〜50(1973〜1975)年

みん友エクセデラックスさんの愛車です!
サニーの豪華版として誕生したエクセレント。その最廉価グレードという矛盾さに大変惹かれます (エクセデラックスさん失礼 :汗)
時計なし、リヤ熱線なし、しかもステアリングホイールはシンプル極まりないバンと共通という内外旧車らしい佇まいと名車510ブルーバード1600SSS
使い廻し共通のホイールキャップが堪らないです!
でもフロントブレーキは廉価グレードでもちゃんとディスクを奢られているんです。
この時代の大衆車の低グレードは大抵ドラムに格下げされているんですけどねぇ。
装備は下げても機能は手を抜かない良心的なところも魅力です♪
セダンはエクセデラックスさんの愛車が現存しているのですが、クーペの実動車が果たして現存しているのかどうか・・・。
第8位 サニー・ターボルプリ (HB11) 昭和57〜60(1982〜1985)年

車両重量がたかだか800kg台にも関わらずグロスながら115psを発揮し、暴力的加速と未完成な荒削りさが大変魅力です!
ゴールド/ブラックツートンのクーペや真っ赤なスーパーハッチパックも魅力ですが、pt11御大じゃないけどテールレンズの小さいけれん味のない大人しいスタイルの前期セダンのマニュアルが一番魅力ですかね。
もう現存する実動車は殆ど存在しないと思われますが (寂
第7位 サニー・クーペ1200GX 後期型 (KB110) 昭和47〜48(1972〜1973)年

私が変に屈折せず(汗)全うなカーマニアであったなら間違いなく第1位はこのクルマになっていた筈です!
それだけ完成度の高いベスト・オブ・サニーはB110サニーのクーペ1200GX後期型だった訳です。
現在の目で見てもこれだけカッコイイクーペはそうないと思いますし、傑作A型エンジンも初代サニー1000のA10型のクランク3点支持から5点支持に改良され更に再現なく高回転まで回るエンジンになり、フロントサスは横置きリーフからストラットに改良、ハンドリングも大幅向上し、空気抵抗の低いボディと相まって高い運動性能を発揮しました。レースでもホモロゲが切れるまでの12年に渡り多くのチューナーに愛用され、今盛んに開催されてますクラシックカーレースでも常勝のマシンとして大活躍中であります。
〜今週のスポットライト〜
サニー・バネットコーチ1500SGL (C22) 昭和60〜平成3(1985〜1991)年

純粋なサニーとは言えないかもしれませんが(汗)、C22バネットのA型エンジンモデルは1BOXながら吹け上がりの良さと小回りの効く取り回しの良さはまごうかたなきサニーなんですよねぇ。
先代C120もいんですが、より直線的なデザインでボディのシッカリ感も増したC22の方により惹かれます。
よく効くエアコンさえ装着されていれば足車に導入したい程魅力に感じます。
さー盛り上がってまいりました! (笑
第6位 サニー・カリフォルニア1500SGX-E 後期型 (WPB310) 昭和55〜56(1980〜1981)年

モデルチェンジまであと1年というところでようやく出たカリフォルニアの高性能EGIモデルのSGX-E。
豪華装備+高性能エンジン+使い勝手の良さで実に魅力を感じます。
イメージカラーのイエローにウッドパネルも遊び心があっていいですね♪
再三語ってますが、これでキャンプ行きたいですね (^^;
第5位 サニー・4ドアバン1200スーパーデラックス 初期型 (VHB310) 昭和52〜54(1977〜1979)年

サニーバンは初代からFFに大転換されたVB11サニーADバン前期型(途中ダットサン、パルサーと共にADバンに統合)まで存在しましたが、1番好きなのが4代目B310サニー・バン。
その中でも一番コストの掛かっていてゴージャスな初期型の1200スーパーデラックスがいいですね♪
実用的なリヤワイパー装備やちょっとオシャレなバックドアフィニッシャー、メッキのテールレンズリムや前期310セダンGLと共通のゴージャスなホイールキャップもまた魅力♪
このクルマでもキャンプに行きたいですね (笑
第4位 サニー・セダン1500GL 前期型 (HB11) 昭和58(1983)年

必要にして充分な装備と控えめな外観、正にベストオブGLにふさわしいと信じて疑わない1台です!
1300GLは10モード燃費の数値に拘りすぎてハイギヤードにし過ぎたきらいがあるのとB11の最多量販グレードが1500GLだった事が選定の理由です。
テールレンズが小さくてあっさりしたリヤ回りの前期型で12インチから13インチにホイールがインチアップした昭和58(1983)年前期型指定です!
第3位 サニー・4ドアセダン1200DXスポーツ 前期型 (B110) 昭和45〜47(1970〜1972)年

少し前まではリヤサイドウインドゥ回りにちょっと癖のある2ドアセダンが好みでしたが、やっぱりよく見ると4ドアセダンの方がスタイルに安定感があると感じ、シンプルなディティールの前期型で尚かつサニーらしい量販グレードのDXでフロア4速MTのスポーツを選ばせていただきました。
私のサニー遍歴が4代目HB310サニー、3代目PB210サニー・エクセレントですので、次は2代目B110サニーに先祖返りかと野望はあったもののこう旧車が高騰していて取り巻く税金も暴騰、度重なる生活用品の値上げで生活もいっぱいいっぱいなので乗り換えは無理ですね (> <)
それにエクセレントにも強い愛着がありますし。
でも運転の楽しいシンプルなファミリーセダンである110DXスポーツは大変魅力で画像のクリームイエローが110サニー前期型らしくて大変魅力です。因みにサファリブラウンはセダンGLのイメージかな。
第2位 サニー・エクセレントセダン1600GX (GB211) 昭和51(1976)年

前期型PB210エクセレント・セダン1400GXは未対策でSUツインキャブ装着でしたが、この後期エクセレント1600GXは排気量こそ200ccアップされましたがSUツインからシングルキャブに格下げ、排ガス対策のデバイスてんこ盛りで大幅ドライバリティが低下したモデルでした。
確かに走りの魅力は薄いですが、僅か1年3月で消滅、しかも当時のカー雑誌によるとセールスマンも販売を積極的にしていなかったようでかなりの希少車であるのと穏やかなフロントグリルとGXの証であるピンストライプと黒塗りのドア冊子、多連メーターのインパネが魅力です。
昭和52(1977)年にプリマイナーした最終型はオーバーライダー装着、サイドシルのモール&リヤクオーターのエンブレム大型化でオーバーデコレートされたので食指が動かず、昭和51(1976)年型が対象となります (^^;
そしていよいよ栄えある第1位は・・・
第1位 サニー・4ドアセダン1400GL 前期型 (HB310) 昭和52〜541977〜1979)年

ベストオブGLの座こそHB11サニー1500GLに譲ったもののベストオブサニーの栄冠はこのHB310セダン1400GL前期型に輝きました!
装飾過多でオーバーデコレーションと化してしまった先代B210(それもまたいいんですが ^^; )から一転、初代B10、2代目B110のシンプルで直線的尚かつ軽快な走りのサニーに原点回帰したサニーでした。
全幅、トレッドを拡大し、直進性が向上、リヤサスもリーフから4リンクに進化して運動性能は飛躍的に上がりました。
そして私が何より好きなのが前期セダンのちょっとオヤジ臭さがありつつもとても親しみのある顔つきとスタイルですね。
そして1400GLの手動フェンダーミラーとメッキホイールキャップのデザインもお気に入り。
ボディカラーはシルバーで4速又は5速マニュアルの福島56あるいは福島57ナンバーの超極上があればもの凄く欲しいです。
ああ、昭和57年の保原モータースにタイムスリップして買いに行きたいっす (汗
さて、相も変わらず独断と偏見によるベストテンでしたが楽しんでいただけたでしょうか?
最近よくコメント下さるいにしえのB310サニークーペ乗りのしゃあちゃんさん情報によりますと来年5月15日にサニー50周年記念イベントが行われるそうです。興味ある方は
コチラをクリックして下さいね!
11位以下の順位は・・・本日は疲れたので(汗)後日加筆させていただきますね m(_ _)m
12/9 追記
11位 サニー・バネットコーチ1500SGL (C22)
12位 サニー・4ドアセダン1200GX (B210)
13位 サニー・エクセレントクーペ1400GX (KPB210)
14位 サニー・4ドアセダン1500SGLエクストラ (HB11)
15位 サニー・トラック ロング (B120)
16位 サニー・クーペ1500SGX (KPB310)
17位 サニー・2ドアセダンDX (B210)