先日お伺いした、彦根の工場。
そこで工場の担当者の方に頂いた“気化性防錆剤”
工場では使わないのに、なぜか在庫であるので持ってってと言われました(^_^;)
山一化学工業(株)
D-1ミスト 20本
ガードマン 4本
計24本・・・
半ば強引に渡されましたが、「そもそも“金型用”の気化性防錆剤って何よ?」ってとこからスタートです・・・
メーカーのホームページで調べてみると、オイルやワックス分を含まない防錆剤で、約130℃で揮発する特性の防錆剤となってます。
樹脂成形の金型の保管時に使えば、前洗浄無しで成形できる便利な物のようです。
「使用時に勝手に気化して無くなる防錆剤」だから金型用気化性防錆剤。
物としては判りましたが・・・自分は水道屋だしなぁ(^_^;)
ただ、普通の防錆剤としても使えるみたいなので、工具に吹きかけておくなど使い道はありそう。防錆効果もかなり高いみたいだし、ドライタイプなので手に付かないし。
で、もう一つ気になった特性が「防錆ガスによる防錆作用」
普通の気化性防錆剤と同様に、防錆ガスを発生させ周りの金属の腐食を防ぐという作用もあるみたい。
・・・ん!? なんか一気に使用用途が広がった感じがします!
例えば車のサイドシルの様な半密閉~密閉の空間。
通常の「サビ止め+塗装」の上にこの気化性防錆剤を塗布すれば、防錆ガスで中が満たされて内側からの腐食を遅らせられるのではないかと思います。
考えてみれば、130℃で気化する特性も便利な気がします!
もぐもぐの修理では、サンドブラストや超音波洗浄後にサビ止めとしてCRCを吹いてますが、塗装や組み付け前にパーツクリーナー吹くと気化熱で結露➡浮きサビ⤵
ですが、この気化性防錆剤をCRCの代わりに吹いておいて、塗装前にヒートガンで温度を上げてあげれば良いんじゃないでしょうか?
水置換性能も良いみたいなので、パーツクリーナーで洗浄後の結露によるサビ対策にもなりそうですし。
メーカーが金型用として売り出している商品なので、自動車修理の業界ではあまり知られていない商品?なのかは、自分が自動車業界の人間で無いので判りませんが、使い方によってはかなり便利な気がします(*^_^*)
もぐもぐ君に実験台となって頂き、レビューしたいと思います。
でわでわ、また
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Posted at
2018/06/27 12:34:42