Garry Dean method （ギャリー・ディーン洗車法）

最近流行りのスノーフォーム洗車（高圧洗浄で車体を泡まみれにするやつ）ですが、地域によってはシャンプー洗車が禁止されていたり、マンション駐車場で水道ホースが使えないなど、いろいろな制限があって思うような洗車ができないことも多いと思います。

そこで、米国のディテーリングウィキで有名なGarry Dean methodを紹介します。

Garry Dean methodでは、水はバケツ1杯しか使いません。
用意するもの
1.バケツ20リットルくらい（5ガロン）
2.リンスレスシャンプー
3.マイクロファイバータオル30枚くらい笑

リンスレスシャンプーとは、ボディーの付着物を包み込む界面活性剤の代わりにポリマーが使われていて、すすぎが不要なもの。泡が全く出ません。
商品名はOptimum No Rinse Wash & Shine (俗称ONR)が有名ですが、国内では流通しておらずAmazon．com等で取り寄せる必要があります。グリオズガレージの同様な商品は日本でも購入可能（ただし値がはります）。
ONRもシャンプーにしては高い（900mlで約2千円）ですが250倍くらいに希釈しますので送料（2000円弱）を考慮しても一回の洗車あたり50円くらいです。

洗車は次のステップで行います。
1.バケツに１５リットルの水と希釈割合に応じたリンスレスシャンプーを入れる。（ONRの場合は約60ml] )
2.プレソーク用にスプレイヤー（霧吹き）に作成した希釈液を入れておく。クイックディテイラーを使ってもよし。
3.マイクロファイバータオル（MFタオル）を数枚残して全部バケツに突っ込む。

4.以下の手順をボディーの上から順に繰り返していきます。（ドアなら一枚、屋根なら半分くらいづつすすめるのが肝要。理由はプロセスの途中でボディーを自然乾燥させない（水染みがつくリスクを防止する）ため。）

5. 霧吹きで濡らして付着物をポリマーで包み込ませる。かなりの量を吹き付けます。希釈液の代わりにクイックディテイラーを使ってもよし。
6.バケツからMFタオルを取り出して、4つに折りたたんでボディーを長い直線を描くように（ぐるぐるするとスワールマークがつくリスクがあるため）、タオルの自重がかかるくらいに優しく（押さえつけない）滑らせる。
7.MFタオルが汚れたか汚れないかくらいでタオルの面を変えて繰り返す。すべての面をつかったらそのタオルはもう使わない。

8.次のMFタオルを取り出し、パネル一枚ふき終わるまで繰り返す。
9.バケツからMFタオルを取り出して固く絞ってからビショビショのパネルを拭き上げる。
10.すぐに乾いたMFタオルで拭き上げて乾燥させる。
5.に戻って次のパネルに移る。

ここまで読んでいただいて次の動画を見るとなんとなくわかると思います。
これは少ない水量でスワールマークをつけずに洗車する方法として、アメリカでは有名な方法になります。

https://www.detailingwiki.org/guides/garry-dean-method/

この他、2つのバケツを使った2バケツメソッドというのもあります笑
洗車道もなかなか奥が深いですね笑