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トラベラーズ・ケーブ・ホテルにいたワンコ
このコ以外にももう一匹いて、
ノーリードでホテル中どこでも、
それこそダイニングまでも自由に行き来してました。
階段脇のこんな↓ところから
しょっちゅうこんな↓景色を眺めていました!

「オマエがうらやましいよ♪」って声かけましたが無視されました(><)
バルーンツアーからホテルへ戻り
カッパドキア南部の観光スポットを回る
グリーンツアーに参加しました。
早朝のバルーンツアーは早起き以外、肉体的なハードワークはしていませんが、
このグリーンツアーでは12kmに及ぶウフララ渓谷のうちの4kmほどをハイキングすると言う事で
しっかり朝食を食べました。
迎えの車でホテルを出て一旦ギョレメのツアー会社前にてマイクロバスに乗り換えます。
15人くらいの参加者と一緒に回るようです。
その中にツアー途中から一緒に行動した日本の大学生のO君が居ました。
他はアメリカ人のカップルが二組、ブラジル人カップルに韓国の方々。
アメリカ人のカップルの一組はカリフォルニアから来たアメリカンチャイニーズの二人で
見た目は我々と同じです。だから半分以上は「平たい顔」の民族が占めるバスなのでした(笑)
まず
ギョレメパノラマを見渡せる高台でバスは停まります。
僕たちは初日に既にココへ着ているので壮大な景色を観てもそれほど感動はありません。
奇岩を見ることにだいぶ耐性が出来てきた様です(爆)
っで、入り口にあった木のショットを一枚撮ってみました。
トルコで定番の目玉の
魔除けのお守り・ナザール・ボンジュウがいっぱい付いている木もありましたがあえてコレです(笑)
次に
デリンクユ地下都市に向かいました。ガイドのオスマン君が説明してくれてます。
迫害されたキリスト教徒が作ったとのことですが、
約4万人が暮らしたというカッパドキア最大の地下都市です。
もちろんエレベーターなどなく、岩をくり貫いた細い通路を通って地下8階部分まで行きましたが、
地上から新鮮な空気を取り込む換気口はもちろん、違う階と連絡をとる通話用の穴や
教会やワイン工場跡の広場(空間)などがあり、いったいビザンチン時代の人がどうやって作ったのかと不思議に思いました。まるでよく見る蟻の巣の標本の様です。
通路は双方向通行で、かつすれ違うことが不可能な狭い通路ですから、
ガイド同士が上と下で大声で合図していました。
人気のスポットなのですごい混雑です。しかし閉所恐怖症の人は絶対無理な観光スポットでしたね!?
地下都市を出た時点で11時半を回っていますが、これからいよいよ
ウフララ渓谷です。
車で約1時間かかりました。
途中で放牧している牛の移動で牛が道路を渡るまで待たされたりしました。

とても自由でおおらかです♪
最高100mもの断崖の渓谷で川もあり緑も豊かで、
今まで観た奇岩の景色とは趣がちがいます。とても壮大で綺麗な景色です。
ちょっとアメリカのグランドキャニオンみたいだな!って思いました。
パーキングは渓谷の上でしたから、川の脇の遊歩道までまず坂道を下ります。
お天気はピーカン、炎天下です。
遊歩道入口を抜けとにかく坂道と階段を下りても下りても・・・って感じです。

階段は300段くらいあるそうな・・・
ココにもアラブ人から逃れたキリスト教徒が作ったという洞窟教会があり、

キリストが描かれたフレスコ画なども見れました。
切り立った崖の脇の道を
ズンズン進みます!

それもけっして平坦な道だけではなく・・・とにかくカッパドキア観光は体力が要ります。(滝汗)
ほどなくして突然、茶店があらわれました。カッパドキア版の”川床”もあります。

ここでしばし休憩です。
トイレもココまでありませんでしたのでココで済ませます。
トルコではトイレは有料なことが多く、ココではかわいい坊やがトイレ番をしていました。
1トルコリラ(約50円)を払うのですが、彼の目の前には結構な量のコインがありました!

「オマエがうらやましいよ♪」って声かけましたが無視されました(><)
ちなみにトイレはどこも綺麗です。
イスラム教では用便後、お尻は左手で洗うそうで、その手も石鹸ですごく綺麗に洗っていました。
っで、ココでは彼が最後にレモンの香りのアルコールスプレーを手にかけてくれます。
トルコのトイレは元々は和式と同じ様な形式ですが、現在は洋式便器に替わっていってるみたいです。
便器にはウォシュレットの様な複雑なモノではなく、水の出るだけの栓が付いていました。
またコンナいつ落ちてきてもおかしくないような断崖の下をズンズン進みます。
でも昨日と違い4kmのことですし、
ローズバレーツアーの様な乾いた砂地ではなく川沿いを行くのでとても気持ちが良いハイクでした。
コレは↓終点が見えてきて余裕の記念の一枚です(笑)
結局遊歩道の終点には2時前に到着、そこの傍らにある川沿いのレストランでランチです。
食事代は飲み物以外はツアー料金に含まれています。
こちらでは
キャセロール料理が供されました。
キャセロールは耐熱の陶器皿のことですが、トルコではそれを使った料理も一般的で料理のこともそう呼ぶそうです。
大学生のO君と三人でテーブルを囲みチキンのキャセロールと
牛のミートボールと
ベジタリアン向けのマッシュルームのキャセロールの三種類を頼みシェアしました。

全てに引き割り小麦を使ったブルグルピラウと呼ばれるトルコピラフが盛られていますが、
一緒に食べるとどれも馬鹿ウマでした。
この他にスープとサラダとパンとデザートにスイカも付き大満足のランチでした。
食後は
セリメ大聖堂へ移動、これは岩山に作られた教会跡で、凄かったです!
なにがスゴイって今まで観た教会とスケール感が違ってとにかくデカイ!

まんま「山」丸ごとくり貫いた感じなのでした。
ランチ後で暑さと疲れで眠たい身体には、ほんとにハードな山登りでした。
岩肌は細かい砂もあり滑りやすく、決まった道も無く、

こんな足の幅しかない様な溝だったり
例によって安全対策の柵や手すりもありません。

突然ポッカリ大きな穴があったりして気を抜くと日本へ棺桶で帰ることになりそうな所でした。
実際滑落事故で死者も出ているとのことでした。
ココは4世紀頃、カッパドキア一帯の教会の大本山的な処だったとか・・・
馬が通れる入口もあり修道院やキッチンや宿泊所や礼拝堂などいろんな部屋になってます。
礼拝堂入り口
礼拝堂・・後ろの穴から後光が刺すような作りです。
その後はGSでトイレ休憩でした。

トレーラーにはどちらも例の目玉の魔除けの絵が描かれていました。
GSはとても綺麗でした。レジにいた尾根遺産もとても綺麗でした♪

隣に立っている男の従業員に
「オマエがうらやましいよ♪」って声かけましたが無視されました(><)
そして
ピジョンバレーへ
「鳩の谷」の名前どおり岩肌には鳩の巣穴が沢山確認できました。
その昔、鳩の糞を肥料にブドウを育てワインを造ったとか・・・
また、イスラム信仰によると、鳩は家族への献身と平和のシンボルで、
キリスト教では神の精神のシンボルだとか!とにかく鳩は重宝されていた様です。
先日登ったウチヒサル城↓やローズバレーが綺麗に観えるスポットでもありました。
最後はツアーでお決まりのお土産屋さんで、そこは
オニキスとトルコ石のお店でした。
オニキスは黒ばかりかと思っていたら、大理石みたいな乳白色のモノもあるとのことで、
指輪やペンダントなどの宝飾品だけでなく置物やランプシェードなどの加工の実演があり、
オニキスは大理石と違って光を通すから貴重で高い!なんて説明を受け、

一つお利口になった気がしました。
でもその説明に引き込まれると先日みたいな事になるので話は話として覚めて聞いてましたけど・・・今回は団体だったし(笑)
ホテルへは6時に戻りました。
そんな約8時間に及ぶ
グリーンツアーと
昨日のツアーで
「岩」や
「穴」や
「教会」でお腹いっぱいです(爆)
っが、実際のお腹はペコペコです。
そんなお腹を満たす為とカッパドキア最後の夜にふさわしく、
ディナーは
ターキッシュ・ナイトの
「ヤシャ・ババ」 へ行きました。8時半に迎えの車が来ました。
ココはスフィズムと言われるイスラム教神秘主義の一派の宗教儀式で踊られる旋舞
「セマ」と
トルコの民族舞踊と
「ベリーダンス」を観ながら食事が出来る、いわゆるショー・レストランです。
料金は送迎付き、飲み放題、食べ放題で60トルコリラ、約2,800円です。
建物の入口を抜けると坂道が続き

地下3階位の感じなところにいきなり大きなホールが現れ、テーブルには料理がセットされていました。
お客はキャパに対し7割くらいの入りでしょうか?皆さん既に食事中でした。
欧米人と意外にもトルコ人の観光客が多い様でした。
テーブルにセットされていた料理はどれも美味くパンと一緒に食べると手が止まりません。

身体も動かしていたし、とにかくお腹が空いていた状態でしたので黙々と食べました。
しばらくすると照明が落とされ白装束の男たちが静かに登場しました。「セマ」の始まりです。
礼拝の後なんとも言い表せないシンプルな音で踊ります。

薄暗い中、白い衣装が独楽のように回る姿は鳥肌モノでした。
ほんとにその回る姿は凄く神秘的でただ回っているだけなのに感動的でした。

初めに神事なので撮影はNGって言われました。
踊りの最中は真っ暗に近い照明でしたが最後に写真撮影用に明かりをつけてくれました。
その後は伝統舞踊になる訳ですがソコから飲み放題のアルコールが出てきます。
僕は酒がダメなので気になりませんでしたが、出てくる種類と量は相当なものでした。
また、先ほどの料理は片付けられ牛の焼肉とピラフの盛り合わせのお皿が供されました。

どうやらコレがメインの様で、
先ほどのものはいわゆるトルコの前菜の
「メゼ」だったのでしたが、
がっついて食べたので既にお腹いっぱいで手は付けられませんでした(爆)
フロアーではショーが続いています。

演目は4~5曲くらいあったと思います。でもちょっとダンスには厭きてきてました。
酔っている人たちはノリがよく楽しそうでしたけど・・・
部屋はエアコンが無いのですがものすごく寒くてマイリマシタ。
地下だからとのことでしたが、朝のバルーンツアーの時の屋外よりも寒かったです。
おつまみ用にチーズの春巻きとナッツ数種とフルーツ盛り合わせとチャイがでました。
っで、いきなり照明が真っ暗になり天井からピンクの電飾が付いた筒が下りてきてきました。
ベリーダンサーの登場です♪
腰と胸をくねらせながら踊る
「ベリーダンス」をはじめて観ましたが、かなり妖艶でエッチです!
でもダンサーを見たとき
夏木マリがアルバイトしてるのかと思いました(爆)

それが気になった訳では有りませんが、僕の今日一番はやはり
「セマ」でした。
このターキッシュ・ナイトはそれなりに楽しめかなりコスパは良いと思います。
もう
「ダンス」も
「お腹」もほんとにいっぱいでした。
ホテル帰着は11時を回っていました。

朝4時起きから始まった長~い一日もやっと終わりです。
カッパドキアは、ほんとに
濃い2日間でした!
明日は
イスタンブールに移動です。
その5に続きます・・・