• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

osimaのブログ一覧

2023年04月22日 イイね!

PC-9821CeのCD-ROMインターフェースボード他のコンデンサ交換

今回はPC-9821CeのCD-ROMドライブを接続するインターフェース基板のコンデンサ交換をします。

この基板はネジ止めではなく、樹脂のプッシュリベットで止めてあります。

小さめのマイナスドライバーで取り外しましたが、ゆるくなってしまって再利用はしない方が良さそうです。

全く同じものがアマゾンで手に入るので買っておきます。


p1823.jpg

個体コンデンサに交換していきます。


番号容量電圧容量電圧
C8001100μF25V100μF25V
C8002100μF25V100μF25V
C8003100μF25V100μF25V
C8004100μF25V100μF25V
C800547μF16V100μF16V


1つだけ同容量の物が無かったので変更しています。



p1819.jpg

100μF16Vの物を交換。


p1820.jpg

これは高さもほぼ同じで問題ないのですが、100μF25Vのが高さ制限に引っ掛かるので・・


p1821.jpg

無理やり寝かせて実装・・


p1822.jpg

新しいプッシュリベットで固定します。


p1824.jpg

次に、Cバスインターフェースボードのコンデンサを交換します。

番号容量電圧容量電圧
C500147μF16V100μF16V
C500247μF16V100μF16V
C500347μF16V100μF16V
C500447μF16V100μF16V
C500547μF25V56μF25V
C500647μF25V56μF25V

これも同容量の物が無かったので変更してあります。


p1825.jpg

こちらはネジ止めされていました。


p1826.jpg

こての温度がなかなか伝わらず、スルーホールをいくつか痛めてしまいましたが、なんとか交換終了。

樹脂を焦がしちゃってます・・

CバススロットにさしたMPU-98ⅡとCM-500を接続してMIDI音源の再生も確認できました。

これで古いコンデンサは全て交換終了となりました。


p1827.jpgp1828.jpg

本体カバーのホワイトニングも良好。

これでPC-9821Ceのコンデンサ交換と修理が終わり、ゲームが遊べるようになりました。

よかったー
Posted at 2023/04/22 14:22:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | パソコン | 日記
2023年04月08日 イイね!

PC-9821Ceの電源のコンデンサ交換

PC-9821Ceの修理をやってきて、ゲームが遊べるところまできました。

ここからは、まだ壊れていない部分ですがメンテナンスとしてコンデンサの交換を進めていきます。

まずは電源のコンデンサを交換します。

電源には容量の大きいコンデンサが使用されており、十分に放電されていない状態で触ると大変危険です。

今回は1か月放置しておいてから作業しています。


p1812.jpg

ネジを外していくだけで簡単に分解できます。


p1813.jpg

ホコリが酷いので、掃除もしておきます。

コネクタもすべて外します。


p1814.jpg

ヒューズは6.3Aと0.1Aの2つ。


p1815.jpg

コンデンサの容量と耐電圧の一覧です。


p1816.jpg

全く同じものが手に入らなかったため、一部のコンデンサの容量を変更しました。インピーダンスとかは計算していません。

一応すべて電源用となっているコンデンサを選んであります。

個数容量耐電圧容量耐電圧
1680μF200WV680μF200WV
10.47μF50V47μF63V
210μF50V47μF63V
21500μF10V1500μF25V
2470μF35V470μF35V
2100μF25V100μF35V
1220μF35V220μF35V



p1817.jpgp1818.jpg

元の状態に組み上げ、無事電源が入りPCが立ち上がることを確認できました。
Posted at 2023/04/08 21:37:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年03月19日 イイね!

PC-9821Ceのマザーボードの修理

PC-9821Ceの修理ですが、最後にマザーボードのコンデンサ張替えをしていこうと思います。

マザーボードのパターン断線修理などは済んでいて、画面も出るしフロッピーからの起動はできるようになっていたのですが、ボリューム最大でも音が小さい、HDDからの起動ができない問題が残っています。

ボリュームに関しては、本体のボリュームダイヤル周りのコンデンサの容量抜けが原因だと思うのでコンデンサを交換すれば直ると思うのですが、HDDから起動しないのが直るかどうか・・


p1801.jpg

コンデンサの容量と耐電圧を調べ、同容量、同耐電圧のチップアルミ電解コンデンサを用意しました。

今回、スルーホール実装のアルミ電解コンデンサのみ、導電性高分子アルミニウム固体電解コンデンサに交換しました。

問題が出なければチップコンデンサもセラミックや固体に交換していきたいです。


p1802.jpg

古い電解コンデンサを取り外すと、やはり液漏れしてますね・・


p1803.jpg

液漏れによる腐食で、パターン剥離がありました。ショック・・


p1804.jpgp1805.jpg

かろうじて残った部分にはんだを盛り、無理やりはんだ付け・・

次コンデンサを交換する時はチップタイプでははんだ付けがやりにくいので、スルーホール用のコンデンサの足を加工してはんだ付けする方が良いかも。


p1806.jpg

全ての端子の清掃をして通電確認、コンデンサの実装、通電確認が終わりました。


p1807.jpg

FDD、HDD、サウンドカード、CD-ROM、電源、ディスプレイを接続して電源オン。

ピポ音が大きく響きました。ボリュームの方は大丈夫そう。


しかし、メモリチェックから先に進まず・・

基盤裏のセラミックコンデンサのエージングが問題なのかな・・


FDDインターフェース周りの配線をじっくりと見直すも問題なさそう。もしICがダメになってたらお手上げ・・


そういえば、バッテリーバックアップの情報がおかしくなっていてHDDが認識しないという事があったような・・


p1808.jpg

で、バッテリーを外してしばらく放電。バックアップメモリがクリアされたら起動。


p1809.jpg

HDDを認識して起動しました!

しかし、DOS画面が緑色に・・

メモリチェックの時の文字は白いので、ビデオ周りは大丈夫だと思うんだけどな・・


少しググると、メモリスイッチの初期化で直るとの情報を見つけました。


p1810.jpg

メモリ情報を初期化する設定にして再起動。

p1811.jpg

問題なくHDDから起動できるようになりました~

テストでゲームをインストールして起動を確認。

バトルスキンパニック9821は起動しましたが、DOR SE 魁9821は起動せず。

しかし、DORも起動ディスクを作成したら起動しました。

やっと安心して実機で遊べそうです。
Posted at 2023/03/19 15:06:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | パソコン | 日記
2023年03月04日 イイね!

PC9821CeのCD-ROMドライブの修理

壊れてしまったPC-9821Ceもそこそこ動くようになってきました。

次はCD-ROMドライブを直して、CD-ROMを使ったゲームが遊べるようにしたいと思います。


現在の症状としては、CD-ROMのドライバはちゃんと動いていてドライブとして認識はするものの、CD-ROMのフォルダ内にアクセスしても読み取れないという感じです。

CDに記録されている情報を読み取るアナログ回路のコンデンサ周りが怪しい気がします。

とりあえずはコンデンサを交換していこうと思います。


まずは分解ですね。

簡単に取り外せるところは省略・・


p1773.jpgp1774.jpg


割ってしまわないように慎重にツメを外していきます。

これは取らなくても分解はできるのですが、外装と同様に漂白しておきます。


p1775.jpg

念のため、ディップスイッチを記録しておきます。

ドライブレターの設定とかだったような・・


ちなみにツイッター情報では4番をONにすると電源ONとともにオーディオ再生が開始されるようになるとか・・


p1776.jpg

上蓋を外しました。トレー部分は黒いネジ4本で固定されています。


p1777.jpg

手前側を持ち上げると、奥の方にフレキシブルケーブルの接続が見えます。

無理な力を加えないように気を付けながら・・

p1778.jpgp1779.jpg

両側のツメを上に引き上げます。

これでケーブルが外せるようになっているので、やさしく引っ張って外します。


p1780.jpg

なんか汚い・・けど、液漏れではなさそう。

基板の表面に何か塗っているような感じです・・がアルコールで綺麗に拭いちゃいます。


p1781.jpg

コンデンサの容量と電圧の一覧。サウンドサブボードと同じくらいの数がありますが、基盤が大きいので作業はしやすそうです。


p1782.jpgp1783.jpg

チップコンデンサはラジオペンチで左右にひねることで簡単に取れます。残った足部分ははんだごてとはんだ吸い取り線で除去します。

金属片が残っていると危険なので、一つ一つ丁寧に除去します。


p1784.jpg

液漏れや錆は無いようでした・・断線も無し・・故障の原因はコンデンサの劣化による容量低下か・・?

それともコンデンサではないのか・・


p1785.jpg

基盤パターンを記録しておきます。


p1786.jpgp1787.jpg

ちまちまと新しいコンデンサをはんだ付けしていきます。


p1788.jpgp1789.jpg

容量0.47μF、耐電圧50Vというチップアルミ電解コンデンサが手に入らなかったため、これだけ積層セラミックコンデンサに変更しました。

問題が出なければいいけど・・


p1790.jpg

すべてのコンデンサがはんだ付けできました。

入念にコンデンサの向きと、通電をチェックしておきます。


p1791.jpg

動くかどうかまだわからないので仮組で動作チェックしていきます。

火を噴きませんように・・


p1792.jpg

えぇ・・ドライバの組み込みで失敗・・

症状が悪化してる・・?

Not enough drive letters available・・

ん?ドライブレター・・?


p1793.jpgp1794.jpg

やっちゃってました。

取り外し作業でディップスイッチを触ってしまっていたようです。


元通り、1番をオフにして・・

ドライブの認識ができて、Q:ドライブにアクセスできるようになりました!


p1795.jpgp1796.jpg

せっかく分解したので、グリスも塗っておきましょう。

CDROMドライブの場合、周りが樹脂部品ばかりなので石油系のグリスを塗ってはいけません。

同じ石油系のABS樹脂などは油が溶けて劣化してしまいます。


プラスチック用のシリコングリスをギア部分に塗っておきます。

金属部分も部品の回転によってグリスが樹脂部分に飛び散り劣化させる恐れがあるのですべてシリコングリスを塗ります。


プリンターの内部、可動部分なんかにも同様のグリスが塗ってありますね。


p1797.jpgp1798.jpg

前もって作成しておいた起動ディスクと、ゲームCDROMをセット。

起動します・・ドキドキ


p1799.jpgp1800.jpg

PC-9821版、DOR Special Edition 魁9821が起動しました!

このゲーム、Neko Project/21W や、その他のどのエミュレータでも起動しなかったんですよね・・

実機ではちゃんと起動できました。

9821用ドライバか、ゲームの方にバグがあるのかもしれませんね・・

しかし、256色版DOR。うつくしい・・。


残った問題は、スピーカーから出る音が小さい事と、HDDの起動ができない事・・

マザーボードのコンデンサ交換で直るといいですね。
Posted at 2023/03/04 18:50:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | パソコン | 日記
2023年02月24日 イイね!

PC-9821Ceサウンドサブボードの修理

壊れていたPC-9821Ceの画面出力の修理フロッピーディスクドライブの修理を経てとりあえずフロッピーディスク版のゲームの起動まではできるようになりました。

しかしサウンドサブボードもダメになっていて、音が鳴りません。

と言う事で、次はサウンドサブボードを修理していきます。


頂いた情報によると、サウンドサブボードはアンプ回路との事です。

そのため、アナログ回路ではアルミ電解コンデンサを個体コンデンサやセラミックコンデンサに変えると特性の違いがノイズにつながるかもしれないので同容量、同耐電圧の同じアルミ電解コンデンサに交換していきます。

そもそもどこが壊れているかがはっきりしていないので、問題になる要因を減らすためにもその方が良さそうです。

動いている状態からなら、個体コンデンサに交換して大丈夫かどうかを見ていけるので、マザーボードやCD-ROMボードなどのコンデンサを交換する時には壊れる前に試していきたいですね。

ただ、このサウンドサブボードは電源ボックスの真下、CDROMドライブの後ろとアルミ電解コンデンサが弱い熱源に囲まれています。

コンパクト設計の為仕方が無いのですが、せめて熱に負けないように耐熱温度は85℃ではなく、105℃のもので揃えました。

もともとのアルミ電解コンデンサがどれくらいの耐熱だったかはわかりませんでした。


p1754.jpg

音が鳴らないサウンドサブボード。


p1755.jpgp1756.jpg

アルミ電解コンデンサの液漏れによるパターンの腐食が進んでいました。

まずは目立った錆を除去しましょうか。


p1757.jpgp1758.jpg

錆がついた状態で通電すると、それによって更に腐食が進んでしまうので、できる限り錆を除去していく必要があります。

しかし目視できない腐食もあり、残念ながら一度液漏れによる腐食液、腐食ガスにさらされた基盤はいつか必ずまた錆による不具合が出ます。

これはもう定期的に点検し、早期発見早期治療をしていくしかないですね。

写真の部分は腐食が進んでいましたが断線はしておらず、通電していました。


p1759.jpg

回路に関係ない所も気になる錆を除去。


p1760.jpgp1761.jpg

何十年もたっているアルミ電解コンデンサはもう使い物にならなくなっていますので、綺麗に外す必要はありません。

ラジオペンチで挟んで左右にねじると簡単にポロリと取れます。

残ったプラスチックの皿は割って取り外し、残ったチップコンデンサのプレートと、アルミ電解コンデンサの足ははんだごてで軽く熱して除去していきます。

壊れている基盤とはいえ、手でパーツをもぎ取っていく破壊行動は何となく後ろめたさと言うか、躊躇してしまいますね・・


p1762.jpg

全てのコンデンサが液漏れを起こし、端子部分に錆が発生していました。

新しいはんだを盛って、はんだ吸い取り線で除去。アルコールでフラックスを除去し基盤をきれいにしていきます。

一番上の端子が掃除済みです。


p1763.jpg

アルミ電解コンデンサをすべて取り外しました。

コンデンサの下に隠れて見えなかったパターンが見えるようになりました。

どの端子がどこに繋がっているか記録しておくといいと思います。


p1764.jpg

端子の錆を除去しつつ通電のチェックをしていくと、上記の赤丸のところに断線がありました。


p1765.jpg

通電状態では抵抗がほぼないので0表示になりますが・・


p1766.jpg

繋がっているはずのところの通電がありません。


p1767.jpg

微細な断線だったらしく、錆を除去しはんだを盛るだけで通電するようになりました。

前もって記録してあった容量、電圧のチップ電解アルミコンデンサをはんだ付けしていきます。

写真を撮っていませんが、先に両方の端子に薄くはんだを盛り、その上にチップコンデンサを乗せ軽く押さえます。

片方の端子にはんだごてをつけると、盛ってあったはんだが溶けてコンデンサがすっと沈み込みます。

反対側も同じようにすれば綺麗にはんだ付けできます。

ただ、コンデンサ本体がすぐに熱くなるので、火傷しないように熱を通さないもので押さえる必要があります。

私の場合は、面倒なので爪で押さえて短時間でつけてしまいます。

コンデンサの数が多いので、めちゃくちゃ大変でした・・

小さい基盤なのに、マザーボードと同じくらいの数あります・・

CD-ROMボードも多いんですよね・・


p1768.jpgp1769.jpg

錆を削って銅がむき出しになった部分はレジストを塗って保護しておきます。

レジストが十分に乾くまで、1日おいておきます。


p1770.jpg

コンデンサの交換が終わりました。

少しコネクタを焦がしてしまったのは内緒です・・

コンデンサの向きが間違っていると破裂する恐れがあるので、慎重に点検。

全てのコンデンサの通電もチェックしました。


p1771.jpg

本体にセットし、起動。

この瞬間は本当にドキドキします。

火を噴きませんように・・


p1772.png

無事音が鳴るようになりました!

スピーカーからの音が少し小さいですが・・

これはマザーボードの方の問題のようです。

マザーボードのコンデンサも交換していかないとダメですね・・

Posted at 2023/02/24 12:52:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | パソコン | 日記

プロフィール

osimasanです。よろしくお願いします。 普段は http://osimasan1515.blog.fc2.com/ の方でブログやってますが、整備関...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/9 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

愛車一覧

マツダ プレマシー マツダ プレマシー
マツダプレマシーに乗っています。 前の車が12年を超えてガタが来たため新しい型版(H22 ...
ヤマハ ジョグ デラックス ヤマハ ジョグ デラックス
サブサブ用にジョグに乗っていました。 セルの軽やかさが良いですね。走り出しもスピーディー。
マツダ デミオ マツダ デミオ
デミオに乗っていました。 いくつか試乗した中で足回りの快適さにほれ込んで購入を決意。 こ ...
マツダ プレマシー マツダ プレマシー
マツダ プレマシーに乗っていました。 傷の目立たない方向から撮影・・
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation