
以前よりドアバイザーの両面テープが劣化していたので気になっていたのですが、ついに左後ろのバイザーが剥がれ始めたので、この機会に全席分貼り直す事にしました。あと、劣化したテープがボロボロで見た目も汚かったので...(^^;
貼り直すにあたって、一応ディーラーでも聞いてみたのですが、バイザーを再利用する事はせず、新品に交換とのことなので(そりゃそう)、DIY決定です。
ひとまず、剥がれかけの左後ろから外してみましたが...。
簡単に取れてしまいました。走行中に脱落しなくて本当に良かったです...。

とても汚いですね...。
残りの3枚はまだまだしっかり付いていたので、釣り糸を使って両面テープを切り、剥がしました。
剥がれたら、電動インパクトにゴムトレーサーを装着し、残った両面テープを除去していきます(傷の原因になるので両面テープ周辺を洗ってからにしましょう)。

1箇所につき10分くらいで終わりますが、粉だらけでもう大変です。
しかし、トレーサーでやったのは正解だったと思います。試しに爪で剥いでみたのですが、両面テープに塗装がくっ付いて取れてしまったので...。
経年車ほど有効だと思われます(たぶん)。
あと、インパクトにもビニールを掛けておいた方が良いと思います。最初は掛けずにやったので、掃除が本当に大変でした。

粉地獄が終わったら、トレーサーでも取れなかった部分を、#2000のペーパーで除去し、#6000→コンパウンドというふうに仕上げていきます。

だいぶキレイになりました。

ただ、塗装が陥没している部分はどうしようも無く、このように跡が残ってしまいました。私は最初から貼り直す事が目的だったので良いですが、バイザーレス化が目的で作業してこれだったら泣けますね。
そしてそして、ここからが修行タイムです。
ひたすらバイザー側に残った両面テープを除去していきます。
数日に分けて作業したので曖昧ですが、1枚につき最短でも2時間半は掛かったので、トータルで10〜12時間といったところでしょうか。
マイナスドライバーである程度取り、コンパウンドで磨いて仕上げました。

苦労の甲斐あって、ピカピカです...(^^;
両面テープから解放されたら、次は金具の再塗装です。
本来は黒なのですが、取り外し時にペリペリと剥がれてしまったので...。
ミッチャクロンと艶消し黒で仕上げました。
続いて、金具とバイザーを固定するピン(リベット)を用意します。
色々とネットで情報を集めた結果、これが使えそうだったのでAmazonで購入しました。

バイザー1枚につき2個必要なので、8個買う必要がありますが、これは3個入りで売っているものなので、3セット注文となりました。合計金額¥414です。

新旧比較です。両画像とも、右側に1個転がっているものが元々のピンです。購入品は少し短く、そして頭が大きいですね。

実際に仮で合わせてみるとこんな感じです。問題無さそうですね。
もう一つ、両面テープ以外に必要なのが、ゴムスポンジです。
ホームセンターだと小さいサイズのものは売っていないので、これもAmazonで注文です。¥158でした。
バイザーから慎重に剥がしたもの(左)と同じサイズにカットします。
貼り込み...

フロントの小窓との境の部分ですね。
そして両面テープは、こちらを使用します。
元々バイザー用に開発されたものだそうです。
幅10ミリ、厚さ1.6ミリ、長さ10メートルです。厚さが結構重要で、ホームセンターで売っている0.8ミリ厚のものだと二重にしないとボディに貼り付けできません。これはYahooショッピングで¥1,790でした。
脱脂した後、慎重に貼り込んでいきまして...
MC系のワイドバイザーは、Rの部分が難しいですね。
下手に分割して貼ると水が侵入する原因になりますし、外から見た時にカクカクしてカッコ悪くなるので、1枚貼りにしました。

このように内周にシワが寄りますが、外側から見るとそこまで気にならない感じになるので、これで正解だと思います。
外周はフラットなので、そこがちゃんとボディに付けば大丈夫なはずですし。

AピラーのRの部分はなんの支障もなくキレイに貼れました。

仮合わせすると、フロントの小窓の柱(ガラスラン)部分は1.6ミリでも厚みが足りないので、二重にして貼ります。ついでにスポンジも追加しました。

ちなみにですが、両面テープはこれだけ余りました。
他にも色々使えそうですね。
そして、いよいよ取り付けです。
まずは、金具をガラスラン(ゴム)とボディの間に挟んでいきます。
ガラスランに形がついてしまっているので、そこに合わせて入れていきます(後からズラせるのでだいたいでOK)。
バイザーは再利用品で説明書等も無いので、金具に合わせつつ、良い感じの場所にマスキングテープで目印を付けながら位置出しします。
位置が決まったら、ボディを脱脂して剥離紙(ビニール製)を少し捲り、貼り付けに入っていきます。脱脂はシリコンオフで行いました。

しっかり場所を合わせて、剥離紙を引っ張るだけ♪
なかなか気持ちが良いです。
全部剥いだらしっかりと圧着していきます。

リアも同様に。フロントと高さを合わせるのが少し難しかったですね。何せ、ガイドとなるライン等も一切無いですし...
貼り終わったら、金具の位置をしっかり合わせて、バイザーと固定していきます。右側のキャップは再利用品です。気休めですが、事前にラバープロテクタントを塗布しておきました。
キャップを内側からピンに差し込みつつ、外側から頭を押し込んでいきます。これが結構固く、指が痛いのでドライバーの背で押し込みました。
ここまでやって、ようやく完成です。
Rのウネウネしていた部分も、ボディと隙間なく貼り付いています(貼り付いていないと隙間から光が漏れる)。
小窓の部分はこんな感じに。

やはりここは、両面テープを二重にするのが無理なく取り付けできて良いと思いますし、後々剥がれるリスクも減らせます。

結構キレイに出来たのではないでしょうか。

やはり、ワイドバイザーが付いていると厚み感が出て良いですね(^^
これで、脱落の心配も無くなりましたし、各部が少しキレイになったので気持ちよくドライブできます♪
以上、走り書きですが、MC22Sのワイドバイザー貼り直しの記録でした。