さて、部品も届いたので後編でございます。
今回選定したのはDトラッカー250のスイッチボックス。キャブのだね。
ヤフオクで1800円くらいだったかなぁ。
選ぶポイントとしては
・極力同じメーカ(カワサキ同士だよね)
・用途が近しい車種(同じトレールだ)
・カプラの形状が同じ、もしくは配線数が近い(これ最重要)
ぶっちゃけこの後の工程でカプラは変換を作ってしまうので、カプラの形状なんかかけ離れてても構わない(FIになった後のKLXみたいな防水カプラのでも、ZRX辺りの110型6極+2-3極別カプラでも)んだけど、配線の数がかけ離れてると非常に困る。
って訳で、110型9極のカプラ(1つ空きだから配線数は8)
であるこのスイッチボックスにしてみた。
ただ、このまま付く訳じゃない。
これがKLR650C純正。
そう、車体側がメスでスイッチボックスもメスなのでレズセックスになってしまう。
レズはホモ(超常現象)
ついでに配線の場所も同じとは限らんわけだ。
バラして検証。
徳川様……配線が9本あるようなのですが……気のせいでしょうか……?
ウィンカ線が4本出てて、内2本がくっついてるのであった。なんで?(半ギレ)
いやGNDだからだろうけど……
各配線色はこう。この中で赤白と橙がくっついてる。
で、カプラ側での配線はこうだ。
これを踏まえて作っていこう。
今回はスイッチポックス側メス、車体側メスなのでオス-オスのホモ変態変換アダプタを作るぞ。オッスオッス!
こんなのがバイク用品店で売ってる。Amazonだともう少し安いかな?
コネクタくんはノンケなのでオスメスセットでしか売っていない。ホモアダプタにしたいので2セット買おう。
今回はどっちも110型9極なので同じものを買ったが、別のコネクタなら当然対応するコネクタが要るぞ。大丈夫、大抵のは売ってる。
今回はとっても好都合な事に、KLR650の方が長かった。
Dトラスイッチボックスは330mm(スイッチボックス根元~カプラ先端)
KLR650は430mmだったぞ。何か流用ネタの参考になるかな?
100mmくらいの変換を作ってやればいい、というわけだ。
これで流用後の方が長かったりすると面倒で、ちょっと長いとかなら良いんだがあんまり長いと配線の処理で苦労したりする。
つってもこんな線の長さなんてどこにも資料が転がってないので、ヤフオクガチャするしかないのだ。日頃の行いのいいホモはカンに賭けてみよう。悪い子のホモは……爆死しようね!
線も売ってっから。確か200円。
スイッチボックスの線くらいなら0.75sqで大抵どれも合うはずだ。
太さの話だ。0.75飛行隊ではない。
色分けがしたいならしてくれて構わんが、8色もあるんでなあ……
110型だと先端3mmくらい剥いてからカシメよう。
この時、ラジオペンチやリングスリーブ用の圧着ペンチなんか使うんじゃないぞ。小僧原付やヤカラバイクの電装系では親の顔よりよく見るけどね。
安物なら2000円くらいなんで買って、どうぞ。
8本剥いてカシメて刺したとこ。
ふつうにこういう生き物みたいでキショいと思う(無慈悲)
かたっぽはテキトーにブッ刺してOKなのでこうなっているよ。
ちなみに、今回使用しているデイトナのコネクタセットは中の端子がピッタリ9個づつしか入っていない。
つまりミスったらもう1セット買えというクッソ悪どい仕様なので気を付けて作業をしよう。
1つ2つ余計に入れとくだろ普通よぉ? なあデイトナさんよぉ?(語録無視)
今回は8つしか使わないので1つ余るから失敗しても多少はね?
立つしよぉwwwwww
さて、もう一方のコネクタに刺す際は考えながら刺さなくちゃならん。
要は同じ役割の配線の所に刺さるようにしようねっつー話だ。
はい、こちらが対応表。違う部分は網掛けにしてある。
流石同じメーカだけあって……ほぼ一緒ッスね……たまげたなあ……
他メーカのから流用して来る時もこんな風に対応表を作ってあげれば、何処にどれが繋がるか分かるのでオススメだぞ。
今回はカワサキ同士なので色は同じだけどカプラ内での配置はちょっと違うので注意して組み立てよう。
同じ色同士が結ぶように入れればだいたいOKだ。
茶色のみ2本目のGNDだと思われるここ間違い。GNDではない。ただし赤青と繋がるのは正解。(2021.6.5追記)ので、赤青と対応する。
また、KLR650Cにはあるポジ種ポジションがDトラには無いため、赤白は浮く。
つーかその為に8極しか使ってねえんだろうな。ここ間違い。赤白に当たる部分に12V通してやらないとポジションランプが無くなるだけでなくテールランプが点灯しない。ぼくはホーンの手前から分岐させて電源確保したけど、もう少しやりようがあると思う。(2021.6.5追記)
完成したアダプタとスイッチボックスくん。
こういうアダプタを作れば、どんなスイッチボックスも使用できるし、純正のハーネスも
スイッチボックスも加工入れる必要が無いのでいつでも元に戻せるのだ。
カスタムはこの「元に戻せる」というのが非常に大切。お前が乗ってるバイクも、いつかは他人の手に渡るわけだ。
次の人が「このパーツ気に入らね。純正に戻そう」って思ったとして、戻せなかったらブチギレだよね?
実際キレてる様子が次辺りで見られるので、そういうことだ。
勘のいいホモは気づいたかもしれないが、スイッチボックスのハーネスチューブが新品になってるぞ。
これはたまたま持ってたからと言うのもあるが、検証のために剥いでしまった後で配線剥き出しのままにするのは非常にかっこわるいからだ。
また、安易に熱収縮チューブを使うのもオススメしない。
VA線(樹脂被服された銅線)なので熱が入ると被服は変質するし、収縮させた後の熱収縮チューブはホモのチンポ並みの硬度を誇るので曲げた時に中の線が痛む可能性が高い。
なのでわざわざ装着したのだ。
さらについでにスイッチボックスは分解清掃及び注油を実施しているが、これも不器用なホモは手を出さないで欲しい。
中には極小の硬球やばねが入っているので、これらは分解時、何処かに飛んで行きかねないし、また飛ばさなくても非常に紛失しやすい。部屋の中だと見つけるのは不可能だろう。
運動場の芝生の上で例のばねピン紛失したゴリラ候補生みたいにガチって探せば別だが。
こんなだぞ。
また、当然ながらバラで部品も出ないので紛失は勿論、力が余って破損させた場合もスイッチボックスごと交換するしか無くなってしまう。いやだねえ。
不器用なホモは……ヘタな分解を、しないようにしようね!
器用なホモは……頑張ろうね!
って訳でスイッチボックスの流用話でした。
ウィンカをプッシュキャンセルにしたい、ON/OFF殺したい、デザイン上、等々色々スイッチボックスを変えたくなる機会はあると思うんだ。
そんな時には、こんな風にやってあげてくれ。くれぐれもカプラ切断してギボシで付けるなんて真似はやめろ。控えめに言ってダサい。
ちなみにKLR650の場合、スイッチボックスの変更はこれだけじゃ済まない。
続きはまた今度! 終わり! 閉廷! 部隊解散!