
3月に入りまして、暖かくなってきました。過ごしやすい季節になった、というのは花粉症の人には無縁の言葉ですが…
その花粉症持ちの自分はあらゆる花を見るたびに、なんだか目がかゆく感じてしまいます。
さて、2017年度の冬が終わりまして、冬季の燃費について総括したいと思います。
今年度の最高燃費は6/24に記録した、32.95km/Lでした。
また、最低燃費は12/17に記録した、22.55km/Lでした。
この差は10.40km/Lにもなります。
平均燃費は26.95km/Lとなっています。
5月中旬から30km/Lにのりまして、10月初旬まではそのまま30km/L以上をキープしてました。

外気温でおおよそ10℃を下回る場合、燃費悪化が顕著でした。
何故、冬季は燃費が悪くなるのか。
(関連URLに自分が納得した答えがありましたので参考に。)
今年の取り組みは、
① OBD2を使用して燃費の良い走りをしている状態の各センサーをモニターする事で、逆に燃費の悪い走りの状態とのギャップを測る。
② 恐らく低温時の影響が燃費悪化に繋がっているが、メカニカル的に対策できる余地があるかを検討する。
③ 原因を特定できなかった場合、次のテーマを見つける。
この3点でした。
①について。
・燃費の良い時は、発進時においてCVTのローギヤがハイギヤに変わるのが早い。燃費が悪い時は、いつまでもローギヤをひっぱる。
・燃費の良い時は、巡航時のエンジン回転数は1500rpm以下。60km/hの巡航時エンジン回転数は1200rpmに抑えることも可能。燃費が悪い時は、巡航時で1800rpm以上、場合によっては2200rpm以上になる場合も。
・燃費の良い時は、アイドリングストップが働く。(もちろんLiバッテリーの残量がある状態)燃費が悪い時は、アイドリングストップしない。Liバッテリーの残量が十分にも関わらず。
・燃費の良い時は、外気温が10℃以上ある。燃費が悪い時は、外気温が5℃を下回る。また、低温時は回生エネルギーをバッテリーに充電しないことが多い。
②について。
・冬季の低温時の駆動系について、油脂類のフリクションが原因で、CVTのギアチェンジに問題があるかもしれない、ということで走行距離30000km達成時にCVTオイルを交換した。結果、気持ち?プラシーボ?改善した、とは言い切れず。
・ひょっとして低温時は回生エネルギーをバッテリーに充電しない事が多いのは、バッテリーの温度が5℃以下なのでセーフティが働いていて充電しない。イコールで車がエコモードに切り替わらない。
では、バッテリーを温めますか?車内のLiバッテリーか、ボンネットのバッテリーか?ボンネット内はエンジンの排熱で勝手に温められるはず。Liバッテリーをどうやって温めるのだ!断念。
・スタッドレスタイヤを履いた事で一層燃費が悪くなった。これは、サマータイヤに替えれば解決するし、スタッドレスでも低燃費タイヤあるしね。対策できる。
③について。
・車内のLiバッテリーを温めれば車がエコモードに切り替わり、解決!ホントにそうだろうか。これは原因の一つだろうが、要因とまでならないだろう。そう思った矢先に、関連URLを見つけました。
"吸気温度と燃料消費量の関係"
これが恐らく一番の要因と思われる。そこでOBD2モニターを切り替えた。

左が吸気温度。中央がエンジン回転数。右はエンジン水温。
吸気温度は計測時の外気温とほぼ同じでした。
ワタクシ、今でこそエコだ、低燃費だ、言うとりますが、峠で横すべり職人時代がありまして。当時は如何にして冷たい空気を吸わしてやろうか苦労したもんです。普通、外気温と同じ吸気温度なら、むちゃくちゃ優秀なインテークシステムだと思いますが、こと低燃費については"逆"なんですねぇ…
ちなみに、なるだけ冷たい空気を吸わしてあげたいので、エアクリーナーBOXはノーマルですが、フィルターは高効率タイプに交換してます。

シモタのエアフィルターです。

キノコ型エアクリーナー。
しからば、冬はエンジンの排熱で温められた空気を吸うために、キノコ型のエアクリにすれば解決しそうですね。
スズキのディーラーでサービスさんに聞いたところに依ると、現行スズキ車の主要エンジンであるR-06エンジンは、設計的に排熱に優れるエンジンとのこと。理想的な吸気温度は20℃〜30℃程度だそうですよ。
…冬はエンジンルームを塞いでやりたい!
何がコンチクショウって、こちとらアルトの中間グレードSで、カタログ燃費は37.00km/L。ハイブリッドでもないのに、こんなにカタログ燃費が良い車なら、世界で一番燃費の良いクルマじゃね?と、思って敢えてCVT仕様のタイヤは13インチ・テッチンにこだわったハズだった。
だがしかし!絶対にとどかない戦いがそこにはあります。
だって、AGSモデルのカタログ燃費29.60km/Lに勝てないんだゼ…実燃費。
AGSの方が、冬になってもあまり燃費差がないのも理解できん!
AGS仕様でスーパー低燃費を記録するマシン・アリーセアルトに勝たねばなりません!!
しばらく、夏場までは吸気温度の観察です。吸気温度の制御ができれば、革新的な低燃費チューンができそうですが…
ということで、次の冬が来るまで実験はお預けですね。
Posted at 2018/03/07 13:08:51 | |
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