
前作である『インフィニット(Infinite)』(2017年)は、ディープ・パープルの最後のアルバムだろうと巷では噂をされていたようです。
infinite(無限)なんていう意味深なタイトルもあり、自分もこれが最後のアルバムだと思っていました。
そんな大方の予想を覆し、前作『インフィニット』から3年ぶりに新しいアルバムが発売されました。
『ウーッシュ!(Whoosh!)』(2020年8月7日)です。
当初は6月に発売開始の予定でしたが、COVID-19の影響で2ヶ月後ろ倒しになってしまいました。
また、新アルバムを引っ提げて行われるはずであった2020年度のツアーも延期となっています。
こんな時期ですので、アルバムが発売されただけでも凄いことであると思います。
ディープ・パープルはメンバーチェンジが多いバンドです。
現在は第9期(2003年~)になります。
ボーカル :イアン・ギラン
ギター :スティーヴ・モーズ
ベース :ロジャー・グローヴァー
ドラム :イアン・ペイス
キーボード:ドン・エイリー
現在のディープ・パープルには、リッチー・ブラックモアもジョン・ロードも在籍していません。
初期からのメンバーで残っているのはは、ドラムのイアン・ペイスのみです。
ディープ・パープルはとても歴史のあるバンドで、過去に名作を数多く発表しています。
そんな中、ディープ・パープルの名義でアルバムを発表するということは、かなりプレッシャーもあると思います。
また、体力的にもかなりつらくなってきている部分もあるのかもしれません。
そんな中、新しいアルバムを発表するという偉業を成し遂げたのはとにかく凄いことだとしか言えません。
ACT 1
01 スロウ・マイ・ボーンズ(Throw My Bones)
02 ドロップ・ザ・ウエポン(Drop The Weapon)
03 ウィ・アー・オール・ザ・セイム・イン・ザ・ダーク(We're All The Same In The Dark)
04 ナッシング・アット・オール(Nothing At All)
05 ノー・ニード・トゥ・シャウト(No Need To Shout)
06 ステップ・バイ・ステップ(Step By Step)
ACT 2
01 ホワット・ザ・ホワット(What The What)
02 ザ・ロング・ウェイ・ラウンド(The Long Way Round)
03 ザ・パワー・オブ・ザ・ムーン(The Power Of The Moon)
04 リミッション・ポッシブル(Remission Possible)
05 マン・アライブ(Man Alive)
06 アンド・ジ・アドレス(And The Address)
BONUS:ダンシング・イン・マイ・スリープ(Dancing In My Sleep)
全13曲です。
ここ最近のディープ・パープルのアルバムは、かつてのようなメンバーが競い合っているようなヒリヒリとした緊迫感はほとんど感じられないです。
その代わり、セッションでもしているかのように、メンバーが楽しんで音楽を演奏している画が浮かびあがってくるような楽しいアルバムとなっています。
スロウ・マイ・ボーンズ(Throw My Bones)。
先行シングル第1弾です。
マン・アライブ(Man Alive)。
先行シングル第2弾。

ディープ・パープルの過去のアルバムのイメージを持ったまま、このアルバムを聴いてしまうと、聴く人によって評価が判れてしまうと思います。
でも、個人的には最近のディープ・パープルのアルバムも好きです。
Posted at 2020/08/16 08:33:50 | |
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