2017年10月29日(日)
現在、鵡川~様似間は2015年1月以降の度重なる高波による線路被害により不通となっています。
そのため、列車代行バスを運行しています。
JR北海道は、鵡川~様似間の鉄道による復旧を断念しているため、鉄道で全線制覇する夢は叶わぬものとなりました。
被害に遭う前に何度も訪れるチャンスはあったのですが、自分の中で優先順位が低く、(廃止は)まだ大丈夫、他に行きたい所がある、などと後回しにしていたがために一生後悔することになってしまいました…。
乗車する便の担当は酒井観光です。
10名ほどの乗客を乗せて出発しました。
出発するとすぐに、昨日訪れたカネダイ大野商店の前を通過します。(窓ガラスに焦点が合ってしまいピンボケしています…)
雨が降る中、店員さんが忙しそうに開店準備をしていました。
こちらも昨日訪れた、汐見駅に停車です。
乗降はありませんでした。
日高門別駅ではトイレ休憩があり、下車することができました。
構内の錆付いた線路に哀愁が漂います。
ここから先は、高波被害を受けた区間に入っていきます。
橋梁の橋桁が流出してしまっています。
清畠駅。
背後には太平洋が広がっています。
テレビドラマ『女囚~塀の中の女たち』でロケ地となった、大狩部駅に立ち寄ってみました。
下車したのは当然自分のみ。
バスは足早に去っていきます。
バス停前の地下道を潜り抜けた先に駅があります。
この辺りは線路が海沿いを通っており、目の前には太平洋が広がります。
駅の背後には、国道235号線が通っています。
ホームから遠くの線路を眺めるとショッキングな光景が広がります。
鵡川方を見ると、線路下の路盤がごっそり持っていかれて、線路が宙吊りになっています…。
台風22号の接近に伴ない波が高く、護岸に当たって波しぶきをあげていました。
静内方も線路がグニャグニャになっています…。
この有様では、復旧を断念するのも分からないでもないですね。
これらを見せ付けられると説得力があります。
自然の力は恐ろしいものですね…。
待合室ものぞいてみましょう。
コンクリートブロックを積み重ねただけの扉も窓もない待合室で、木製のベンチがあります。
中は薄暗く、ジメジメしていて居心地は良くないです。
冬は風が入ってきて寒そうです。
次の静内方面の代行バスは、14時20分までないので必殺技を使います。
大狩部駅バス停前の道を静内方向に歩いていくとすぐに国道に出ます。
国道に出た所に道南バスの大節婦バス停があるので、そこから静内行きのバスに乗ります。
小さいですが待合室があり、風を凌ぐことができます。
室内は狭いですが、採光窓が四方にあり明るいので居心地はそこまで悪くありません。
乗車予定のバスがやって来ました。
このバスは路線バスタイプにもかかわらず、苫小牧から静内まで走っています。
終点まで行くと、運賃表の整理券番号も50を優に超えていました。
このバスには7~8名の乗客がおり、新冠から大量乗車がありましたが、静内市街の末広町というバス停で全員下車してしまいました…。
よって、静内駅前まで乗車したのは自分1人でした。
静内駅に到着です。
駅前はバスターミナルになっており、たくさんのバスが停まっています。
駅舎内には道南バス静内案内所があります。
ちなみに、自分が乗ってきた静内行きのバスは、乗り場に移動してそのまま浦河行きになっていました。
ロングランしますね~w(゚o゚)w
列車は運行されなくなりましたが、駅として機能しており、みどりの窓口も営業しています。
駅員さんにお願いして、改札内に入ってみました。
今にも列車がやって来そうですが、錆びた線路がそれはないことを物語っています。
駅舎内の駅そば屋で腹ごしらえをして、様似駅行きの代行バスに乗り換えます。
その3に続きます。
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2017/11/13 23:43:16