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2022年08月01日 イイね!

COX ボディ・ダンパーの考察(GOLF8 R-Line 装着編)

COX ボディ・ダンパーの考察(GOLF8 R-Line 装着編)COXボディ・ダンパーの考察 「装着編」です。

毎度長文になってしまうので今回は装着編と効果編に分けて書きます。

GOLF4の時代から数えてこの類のパーツは5台続けて愛車に装着してきました。
「この類」と書いたのは4本はCOXのボディダンパーで1本はmaniacsのMCBを装着したためです。

ボディ・ダンパーもMCBも効果としては同じような効果が得られますが、ボディ・ダンバーは足回りのショックアブソーバのようなオイル封入式の構造であるのに対し、MCBでは内部での皿ばねと摩擦構造による乾式タイプで形状は似ていますが内部の構造的には大きく異なっています。

構造は違いますがいずれもボディの余分な共振による微振動を抑えることで車両の本来持っている足回りなどの動きをうまく引き出すことが目的です。 そのあたりは過去にも何度も書いたり、それぞれのHPにも詳しく解説があって、それなりに浸透もしていると思いますので今回は割愛します。 興味のある方は以下をご参照ください。

CB号(G4 SZ-1)
CB号(G7R)
COX ボディ・ダンパー
maniacs MCB

今回は体感できる効果の前に、まず取り付け位置/方法について考察してみます。
パーツとして発売された歴史はボディ・ダンパーの方が長く、GOLF4全盛の時代にはCOXから発売されました。
レクサスなどにも装着されて話題になったりしたのもこの頃です。

GOLF4では前後のバンパー内部のメンバー部分の先端に取り付けられていました。 これは先に書いた目的からして共振が起こりやすいのはモノコック構造になっているキャビンからは離れたボディの端になりますのでボディ・ダンパーの装着位置が前後のバンパー付近になるのは理解できるところです。

ManiacsのMCBはこの原則に則りGOLF7Rでも前後のバンパーを外し、それぞれメンバー部分の先に取り付けが行われています。 これはこれで効果が得られやすいポイントですのでわかりやすいのですが、それに対しCOXのGOLF用ボディダンパーは現在はフロント側はエンジン下のサブフレーム付近に取り付けられ、リヤ側は従来同様にバンパーのメンバー部分に取り付けられています。 エンジン下というのは自車が発生させる振動が一番多い場所でもあるのでボディの共振を抑えるという意味ではこの辺りもありなのかと思う部分もありながら、走行中に何かヒットしたりすることでダンパーが損傷するのではないかと心配も持っていました。 が、GOLF7、GOLF8では下回りは大きなアンダーカバーで覆われていて、ボディ・ダンパーもこのカバーの内側で位置することになるので何かにヒットして損傷するようなことはカメにでもならない限り少ないと考えられます。
実際に体感できる効果については次回に回しますが、このエンジン下への装着でもその効果は十分に感じられますので装着位置としては正しいのだと思います。




一方でその装着方法ですが、これまでは(G4~G7)すべてのケースで前後のバンパーを外しての装着でした。(それはそれでバンパーが外れた際にバンパー内側にトヨタのアルミテープを貼ったりして遊べましたが。。。) ただ現在の車両はGOLF4の時代に比べてバンパー内部にもセンサーなどが多く組み込まれていたり、内部も複雑な形状にもなってきていて単純にショック吸収するだけの機能ではないので、バンパーを外さないで取り付けられるのであればそれにこしたことはありません。 (脱着による傷つきやチリが合わなくなるなどの問題も少なくなります。)

ボディ・ダンパーは先にも書いたようにフロント側はエンジン下への装着ですが、CB号のGOLF8 R-Lineではリヤについてもバンパーを外さず、バンパー下部エンドとサイレンサーの間に隙間を作ってそこから絶妙に手を入れ込んでメンバー部への取り付けを行うようになっています。(少なくともCOXでは)

↓こんな形でスペーサーをはめ込んでその隙間で作業が行われます。




この取り付け方法はバンパー下方に大穴が空いているR-Line独特のリヤディフィーザーのデザインだからこそのような気もするのでGOLF8全般がこのような方式になるかどうかは分かりませんがバンパーを外さずに装着が出来ればリヤ部分の装着においてもかなり時間の短縮に繋がります。




じつはこのバンパーを外さないというのは装着時間の短縮だけではありません。 ボディ・ダンパーもMCBも装着したらそれで終わりではなく定期的にメンテナンスする必要があります。
メンテナンスと言っても1Gをかけた静止状態のまま、装着部のボルトを一旦緩めて規定トルクで締めなおすだけなのですがこれを行わないと徐々にそれぞれの効果は発揮されない状態になっていきます。

車の構造に詳しい方は走行距離を伸ばしていけばボディは徐々に歪んでくるのはなんとなく想像がつくかと思います。 ボディ・ダンパーもMCBもボディの極めてわずかな振動を除去するパーツなのでその取り付け部が歪んできた状態でそのまま何もしないとダンパー自体が突っ張ってしまった状態になり振動を取ることが出来なくなってしまいます。

そのため定期的に正しい状態にリセットする作業が必要なのですが、じつはこれだけのためにバンパーを外すというのはなかなか時間も費用も大変になります。 ここがバンパーを外さずに行えるのであれば気軽に定期的なメンテナンスができることに繋がり正しい効果を常に保てることになります。 ボディダンパーを装着しても実際に定期メンテナンスをしている車両は少ないとも聞きますので、そういう意味でもダンパーの効果を継続しやすくする現在のCOXの取り付け方法は歓迎できるポイントになります。 もちろんどちらが良い悪いという意味ではないのであしからず。

ということで今回は従来とは違う位置/方法で取り付けが行われたこともあって、この点にも着目して考察してみました。

もちろん装着による何かしらの効果を期待するところですが、やはり取り付けた以上、その効果は継続していてほしいと思うのですがボディ・ダンパーに限らず機能部品はその効果にはすぐに慣れてしまうのが人間です。 ですが慣れてしまったところでその効果が実際に薄れていたらと考えると。。。  ちょっと怖いですね(^^;

さて、次は装着後のその効果ですがもう少し走り込んだ後にしたいと思います。 

次回へ続く~。





#VW
#フォルクスワーゲンゴルフ
#GOLF8
#ゴルフ
#ツーリング
#コックス
#ボディ・ダンパー
Posted at 2022/08/01 22:37:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | チューニング | クルマ

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