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2022年08月13日 イイね!

COX ボディ・ダンパーの考察(GOLF8 R-Line 効果体感編)

COX ボディ・ダンパーの考察(GOLF8 R-Line 効果体感編)毎度考察シリーズは長文になってしまうので今回は装着編と効果体感編に分けています。

ボディー・ダンパーを装着して700kmほど走りましたので今回は効果体感編です。 体感する効果は主に個人の主観です。 必ずしも正しくない点もありますのでご参考程度にお読みいただければ幸いです。

効果の考察に入る前に前提となる車両条件とボディダンパーを装着する前の状態を書いておきます。 少なからず足回りは純正状態ではないのでこの状態での体感効果ということになります。 

まずは車両条件ですが、ホイールはBBSの18インチ鍛造ホイール、タイヤはミシュランのパイロットスポーツ4、スプリングはCOXのR-Line用スプリングキットを装着しています。

GOLF8 R-LineはActiveやStyleとは違ってスポーツサスペンションが入っているというのがカタログでは謳われていますが具体的なところではGOLF7 GTI用のスタビライザーが使われています。 MQBシャーシは7からスライドされて使われていることを考えるとノーマルの足回りよりもスタビライザー分は強化されているように思えますが、バランス的には微妙かもしれません。
実際に山道を飛ばさず普通に走ってみてもフロントのサスペンションは少々落ち着きがなく、思ったトレースラインを通らずにコーナー途中にステアリングを修正するという作業が必要になっていました。

念のため書いておきますが気にしない人は多分まったく気にならないレベルの話ですが、運転が好きでワインディングも楽しくは走りたいという人にはちょっと気になるレベルといった感じです。

言わずもがなですが足回りはバランスが一番大切だと思いますので、そういう意味ではCOXが用意しているスプリング、スタビ、ボディ・ダンパーをすべて入れればCOXが目指したR-Lineとしての足が出来上がりますが、今回はそこからスタビだけがない状態です。 ちなみにR-Line用としてCOXから発売されているスプリングは乗り味的な特性はノーマルサスペンションに近いものです。 スプリングもどのような特性にするかで性格が変わりますがRやGTIとは違うR-Lineというグレードの位置づけ的にもこういう特性を選んだということなんでしょうか。
そんなCOXのスプリングとボディ・ダンパーの組み合わせでどこまで先に書いた気になる部分が改善されるのかというところですね。

で、実際の運転で感じるところですが、まず最初に効果を感じることが出来るのはエンジンをかけた瞬間です。 効果を感じ取ろうとして力んでしまうと分からないかもしれません(笑  
フラットな気持ちでいつも通りエンジンをかけるといつもよりスムーズに回り始めるのが分かります。 もちろん感じるかどうかは個人差がありますのでご了承ください。 またプラシーボと思う方もそのまま受け取って頂いてOKですが、ボディ・ダンパーはチューニングパーツの中では効果が体感できやすいパーツの一つだと思います。

次に走り始めてわかるのは路面からの入力から「濁音」が減少します。 意味が分からないといわれそうですが、例えば小さな段差を乗り越えるときに「ダンッ!」と乗り越えていた足回りの入力感が濁音が減少して「タンッ!」に近づきます
路面から感じる入力は様々ありますが、入力を感じなくなるのではなく雑味が取れ角が少し丸くなる感じと言えば伝わるでしょうか。 これらは普段の街乗りでも十分に効果を感じるところで、これが乗り心地の質感向上にも繋がっていると思います。

次にワインディングを走ってみて感じる点です。
最初に書いたようにR-Lineの足回りのバランスは少々微妙で、すこし硬めにセッティングされているのですが山道を普通の速度で走ってみてもフロントのサスペンションには少々落ち着きがなく、リヤもうまく追随していないように感じたりで自分が思ったようなラインをトレースできなかったりしていたのですが、ボディ・ダンパーを取り付けることでフロント側はすっかり落ち着き、リヤもフロントの動きにうまく追従してくれるようになっています。 そのためにコーナー途中にステアリングを修正するという作業も必要無くなり、狙ったラインをトレースしてくれますし、ステアリングの切込みの際にもノーズを切り込むレスポンスが向上していて気持ちよく走れるようになります。

たぶん、普通の速度で走る分には現在の組み合わせでは程よいバランスなのかもしれません。
もう少しスポーティに走ろうと思ったときには、もう少しロールを抑えたいとか旋回性能を上げたいとう欲求が出てきそうなんですがそんな時はスタビを入れることで解決できそうです。 ただ、スタビを強化することは乗り心地においてデメリットもあるのでこの辺りはもう少し走ってみて決めようと思います。 昔のようにターンパイクを目を三角にして走るようなこともなくなりましたし。。。

昨日は愛知まで日帰り往復をしたのでほぼ一日中高速道路を走っていたのですが、高速道路での直進性も向上していることが感じられます。 昨日は豪雨と晴れ間を繰り返すような変な天気ではあったのですが、豪雨の中で120km//hの速度でも緊張感が以前に比較して減少していることもわかります。 サスペンションがしっかり仕事をしている感じです。

もう少し、考察は続きますが、じゃあなぜボディダンパーを装着することでこのような効果を得られるのかを考えてみます。
ボディのチューニングとして剛性を上げるという手法がありますが、これは各所に補強などを入れたりすることで屈強なボディを作り上げて剛性を上げるのですが、これによる効果はボディが強くなることで走行時にボディが歪んでしまわないようしています。 こうすることでボディのゆがみがサスペンションに悪さをしないことでサスペンションの本来の性能を助けで走行性能を向上させています。

ボディ・ダンパーもじつはこれに似た効果を発揮します。 剛性を上げるという手法ではなくダンパーによって効果的にボディの振動を抑えることでこれらがサスペンションに与えるネガティブな要素を減少させ、結果としてボディ剛性を上げたときと同じような効果が生まれているのだと思います。
タワーバーなどで剛性を上げる手法は突き上げなどに代表される負のおまけも付いてきてしまうわけですがボディダンパーではこのような取り付けることでの負のおまけは無いように思います。

ボディダンパーはGOLF4で初めて装着してその効果に驚き、歴代の愛車に装着していて今回は5台目なんですが、実はGOLF4に続きGOLF8では2番目にその効果を体感できています。 正直BMW、レヴォーグ、GOLF7R(MCB)の時は
GOLF4の時ほどの効果は感じられず、その効果の幅が減ったのは先に書いた剛性の違いなのかと思っています。
特にGOLF7RはノーマルのGOLF7(GTI含めて)とは別物と言えるほどのボディ剛性を持っていたので体感できる効果の幅としては小さかったのかもしれません。 今回はR-Lineとはいえボディが強化されているわけではないのでより体感できる幅が大きいのかもしれません。 安いチューニングではないので体感できる幅が大きいに越したことはありません(^^;

ボディ・ダンパーは装着するとその存在がまったく見えないほんとの機能パーツです。そのため走ることの質にこだわる、そんなところに価値を感じる方に限定ですが、これはお勧めできるパーツです。

本日も長文になってしまいましたがお読みいただきありがとうございました。

体感部分については個人的な勝手な感想ですので、どうぞご了承くださいませ




#VW
#フォルクスワーゲンゴルフ
#GOLF8
#ゴルフ
#ツーリング
#コックス
#ボディ・ダンパー
Posted at 2022/08/13 11:12:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | チューニング | クルマ

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