私がロードスターに乗って感じる事の一つにクローズ時とオープン時 で その走りの違いです、
また3代目はソフトトップトップRHTについても同様に前後の重量配分変化がどのように起こっていて その数値変化にドライバーが感じられるのかを見てみましょう。
【参考モデル:NC型 シリーズ2 RSグレード】
[ソフトトップの場合]
クローズ時
前輪:52.4
後輪:47.6
オープン時
前輪:52.1
後輪:47.9
[RHTの場合]
クローズ時
前輪:51.2
後輪:48.8
オープン時
前輪:50.7
後輪:49.3
二台の走りの影響を考える。
ソフトトップもRHT車も共にオープンにするとリアに荷重配分が移行するのがお判りになると思います。
ロードスターとは全モデルがオープンにした方がリアのトラクションがクローズより良くなるように感じられます。
それはコーナーでクローズ状態では突っ込み勝負(ブレーキング荷重がかかりやすい)となり またオープン時では旋回モーメントの素早い荷重変化や立ち上がりトラクションが向上する気がするのは この数値を見ても明らかです。
以下の数値は各モデルの四輪重量数値を示した値です。
【参考モデル:シリーズ2 ソフトトップ】
(クローズ状態)
右フロント:296.0kg
左フロント:298.5kg
右リア:274.5kg
左リア:265.0kg
(オープン状態)
右フロント:294.5kg
左フロント:297.0kg
右リア:276.0kg
左リア:266.5kg
【参考モデル:シリーズ2 RHT】
(クローズ状態)
右フロント:301.5kg
左フロント:304.0kg
右リア:289.5kg
左リア:291.0kg
(オープン状態)
右フロント:299.0kg
左フロント:301.0kg
右リア:292.0kg
左リア:291.0kg
【総括】
ロードスターとはちょっとした車輌変化を感じられると言うのも 大変勉強になるクルマです。
この重量配分数値以外にも エアコンのオンオフの違いやタイヤの四輪空気設定の違い 足回りのアライメント変化 タイヤの銘柄選択などクルマがたくさんの走りに対する情報を人間にわかりやすく伝えてくるクルマだと思います。
このように自分好みの最適なセットアップを試行錯誤の結果 見出して走りの一体感をさらに磨けるのもロードスターの醍醐味なのかもしれませんねぇ。
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Posted at
2017/09/28 08:56:44