ロードスターの27年間のエンジンを考えると初代NA型ロードスターは1600cc(120馬力)&1800cc(130馬力) 2代目NB型ロードスターは1600cc(125馬力)&1800cc(初期145馬力 シリーズ2以降160馬力 ターボ172馬力) 3代目NC型ロードスターとなり2000cc(170馬力)と各モデルの重量増加に伴い 出力も排気量もアップさせて来ました。
しかし 4代目ロードスター(現行型)となり 原点に立ち戻りダウンサイジングがはかられるとロードスターで1500cc(131馬力)&ロードスターRFで2000cc(158馬力)となりました。
ちなみに我が家のロードスタースタイルの始まりは3代目NC型ロードスターですので今回はND型ロードスターの1500ccと2000ccエンジンの比較とNC型ロードスターをおりまぜてお話ししてみます。
【ND型ロードスターの比較データー】
ユーチューブ動画で英語圏の国でテストした1500ccエンジンと2000ccエンジンを比較した映像があり その画像がこちら
上の01:19.0(1分19秒)が1500ccエンジンで下の01:15.5(1分15秒5)が2000ccエンジン
タイム差が約3秒あり この差を筑波サーキットTC2000におきかえると1500ccエンジンが約1分11秒に対して2000ccエンジンは約1分08秒とNC型ロードスターNR-Aモデルと同等の結果となり安堵
ND型ロードスターのレブ(レッドゾーン)は6500回転(分速)でNC型ロードスターは初期型のレブが7000回転でシリーズ2以降では7500回転であるがND型ロードスターのエンジンはトルク型エンジンなのでレブ回転域の違いについてはさほど問題がないように思えます。
【ND型ロードスターのエンジンスペック】
【ND型ロードスターRFのエンジンスペック】
二台の差はエンジン出力で2000ccエンジンが27馬力上回るスペックでトルクは5.1上回るデーターです。
この差は走りテイストでは劇的なパワーアップ感は感じられず 扱いやすいエンジンだなぁ〜程度に抑えてあることが伺える。
尚、二台を用意ドンすると違いは歴然ですが!汗💦
【ND型ロードスター&ロードスターRFのミッションギア比】
このミッションギア比は燃費に振った設定。
NC型ロードスターと比較して大きな違いは 直結(1.000)がND型は6速で設定 NC型は5速で設定で6速はオーバードライブ的な考えの設定です。
今回のND型の6速直結は車重に対してエンジンパワーがゆとりがありカウンターギアを通さないで良い分 フリクションロスを軽減し燃費に振った結果だと思われます。
ちなみにND型ロードスターの標準タイヤサイズは195/50R16 ロードスターRFの標準タイヤサイズは205/45R17ですので 走行距離100kmを走って195/50R16 サイズは53,079回転に対して205/45R17サイズでは51,707回転
この差は約1,372回転となりロードスターRFの装着タイヤサイズの方がロードスターより97%少なく回ることになり この差がエンジン出力の差に対するギア比変更相当と考えたからだと思います。
【同じ2000ccエンジンを搭載するNC型ロードスターよりロードスターRFがもたつく感のある理由】
NC型ロードスターからND型ロードスターRFに乗換えて感じることはアクセルレスポンスの悪さです。
しかし当初はギア比が悪いと考えましたが、テストするうちにその考え方がエンジン制御にあると考えるようになりました。
テスト方法:中間加速の上がり具合を各ギア比にて実施(登坂区間)
私にとってはこのディチュンに感じられる加速制御が無くなると もっと荒々しいロードスターが感じられるのかと思います。
結果的にこのマイルドエンジン制御を次回ND型ロードスターマイナーチェンジで改善されることを期待します。
【参考データ: NC型ロードスタースペック】

( NC型ロードスター初期モデルのデータです。)
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2017/10/11 07:42:19