この日、仕事の達成祝いに会社のプライベートジェットで沖縄旅行の帰りのフライトで貴重な体験をさせて頂いた事をお話致します。
那覇空港を離陸した飛行機は約30分で屋久島上空(沖縄は嘉手納基地があるため、離陸してしばらく低空飛行して迂回しなければならない為、高高度に達するまで時間がかかるのです。)を高度13000m上空に達していました。
それは成層圏を超えた瞬間でした。
成層圏は約高度10000mでそこからは空気が極端に薄くなる所です。
そこは宮崎アニメの「紅の豚」で言っている「雲の平原」みたいで地上を見れば雲海、上空は真っ青な宇宙って感じです。
紅の豚と死闘を繰り返したカーチス氏
また地平線も高高度なのではっきり見え、わかっていることですが「地球が円い」事が見れたのも感動でした。
私は多少、飛行機の知識があったので、機長(会社の社員さん。)さんのご厚意でコックピットに入ることに。(本当は違法行為なので、内緒ですよぉ。)
フライト中のコックピットは初めての体験で少し緊張しました。
飛行計器をみるとこの時期の高度13000mは外気温:マイナス50℃、機体温度:マイナス41℃、速度は時速約680㎞、エンジン燃焼室温度:600℃、オイル温度:56℃、この日のジェット気流は時速約200㎞で西から東に吹いていました。
プライベートジェットのように小型機は低空を飛ぶより高高度を飛んだほうが揺れないのはわかっていましたが、自動操縦なしで飛ぼうとすると相当揺れるそうで、機体の各所に付いているカナード羽を調整して安定性を保っているそうです。(ここでも電子制御の素晴らしさを実感させられました。)
浜名湖、海上上空から徐々に高度を下げ、以前つぶやきでご紹介した写真は伊豆半島の下田の町で陸地に近づき、房総半島から九十九里をかすめ千葉マリンスタジアム、ディズニーランドから羽田に無事着陸しこの旅も終わりました。
尚、今はGPSやビーコン(飛行機の標識)等や自動操縦技術が発達しているから安全に航行出来ますが、昔の飛行機乗りは有視界飛行と言う、目視だけで数千キロも飛ぶのですから経験や地理能力、度胸、気象学、操縦技術が桁違いだったと思います。
ですから私もパイロットと言う職業に憧れた事もありました。
冒険飛行家:ポルコ・ロッソことさーぱぱなのです。
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2017/11/22 06:55:10