英国のライトウェイトオープンスポーツカーと違うテイストを持つイタリア製 ライトウェイトオープンスポーツカー。
そんな魅力を考えてみましょう。
【アルファロメオ スパイダー】
このクルマは1966年から1993年の27年間 製造された ロングランスポーツカーで ボディデザインは初期型のボートテール型と後期型のカムテール型の2つのデザインが特徴的なスポーツカーです。
(ポートテール型)
(カムテール型)
また操作系の特徴はシフトノブがインパネ下部から斜めに生え出てくるのも特徴で あえてシフトチェンジを意識させてくれるクルマです。
【アルファロメオ ジュリエッタ スパイダー】
1954年にジュリエッタが登場した翌年の1955年にこのスパイダーモデルが発売。
以降 1965年まで製造されたライトウェイトオープンスポーツカーです。
この二台のアルファロメオは私も所有してみたいクルマ達です。
【フィアット124スパイダー】
1966年から1985年まで製造されたこの124スパイダーは 国外生産モデルは2012年まで製造されたロングランなライトウェイトオープンスポーツカーです。
(左側が旧型 右側が現行型)
【フィアットX1/9(エックスワンナイン)】
このクルマはフィアット850スパイダーの後継としてベルトーネが公案した アウトビアンキ ラナバウトの1969年を原型にしたモデル。
1972年にイタリアのタルガフローリオで発表され 以来フィアットモデルは1982年まで作られた。
この以降はベルトーネで生産され1989年のユーノスロードスター誕生の年まで製造されました。
特徴はリアミッドシップマウントエンジン リアドライブのスポーツカーで トヨタMR2も参考にしたモデルとも言われています。
尚、ここまでフィアットモデルをご紹介して来ましたが フィアットバルケッタについては前輪駆動のため ドイツで行われた「スポーツカーとスポーティーカーの裁判」に基づきスポーティーカーの分野に分類されるため 次回 別の機会にご紹介したいと思います。
【ディノ246GTS】
このクルマをライトウェイトオープンスポーツカーとして語るのは 少し場違いなのかも知れませんが 車重約1120kgと軽く ミッドシップレイアウトで後輪駆動 タルガ形状のオープン機構を有していると言う事とアルフレッドフェラーリの偉業を讃えて あえて掲載致します。
1968-1974年製造のこのディノ246GTSは あのスーパースポーツカーメーカー「フェラーリ」の創設者エンツォフェラーリの長男として生まれた 若くして亡くなったアルフレッドフェラーリの病床時に設計したモデル。
当時 父エンツォはこのディノにフェラーリのマークを付けさせなかったのは エンツォの12気筒エンジン搭載車こそフェラーリと言うプライドが親子の溝を作る原因だとも言われています。
しかしアルフレッドの死後 エンツォはこのことを悔やみ このディノもフェラーリと認め今日に至る。
このモデルは日本ではあのカーグラフィック創設者の小林彰太郎氏が「ディーノ246ほど、ワインディングロードを速く、安全に飛ばせる車はない。操縦性、ロードホールディングは文句なく絶品で、しかも視界がサルーン並みによいからだ。ドライビングの楽しさでは、ディーノはカレラRSに勝るかもしれぬ」と絶賛しているほど素晴らしいモデルでした。
以後 フェラーリはこのディノミッドシップモデルから308 328 348 355 360 458 488モデルとホモロゲーションモデルの288GTO F40に発展した初期モデルでもあります。
以上 イタリアのライトウェイトオープンスポーツカーをご紹介致しました。
私はこのイタリアンなテイストはNB型ロードスター以降にも生かされたモノだと思います。
やはりこれらイタリア車は海沿いのワインディングロードと朝焼けや夕日が似合うスポーツカーだと思いますねぇ。
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2017/11/30 03:13:00