
つまらない話ですが、皆様は東京に通勤電車に乗る機会があると思います。
そして山手線、京浜東北線、中央快速線、中央・総武緩行線、常磐快速線の5線に乗った経験が有るのかなぁ~と思います。
(写真手前から京浜東北線 総武緩行線 山手線 中央線 73系国電)
(常磐線快速線)
1957年(昭和32年)以前は「茶色い電車」で親しまれた「ぶどう色2号」一色しかありませんでした。
(73系型国電)
ですので乗り間違いが多くて当時の国鉄(日本国有鉄道)も頭を痛めていました。
最初の鉄道は木造車両で防腐処理にニスを塗るだけでした。それが現在の鉄鋼車両になっても茶色い電車が続いたと考えられます。
この鉄鋼車両が初めて走った時代は塗装=錆止めの役割しかなかったのです。
ところが戦後、首都圏に人口が増え、乗り間違いが多くなり困っていた所に昭和39年の日本の一大イベント「東京オリンピック」開催です。
海外の観客が電車を乗り間違がえる事が無いようにとの配慮から5路線に色彩を付けたのです。
尚、色彩はマンセルカラーシステムを採用し、色の三属性:色相、明度、彩度で表します。
(JIS:Z8721号、三属性による色の表示方法参照)
[首都圏における5路線]
・山手線
黄緑6号
慣用色名称:萌黄色、うぐいす色
マンセル:7.5GY 6.5/7.8
・京浜東北線
青22号
慣用色名称:みず色
マンセル:3.2B 5/8
・中央線快速
朱色1号
慣用色名称:オレンジバーミリオン
マンセル:0.5YR 5.3/8.8
・中央・総武緩行線
黄5号
慣用色名称:マリーゴールドイエロー
マンセル当初:2.9Y 8.5/9.6
そして現在
黄1号
マンセル:2.5Y 8/13.3
・常磐線快速
青緑1号
慣用色名称:エメラルドグリーン
マンセル:2BG 5/8
以上です。
只の話題が思い当たらなかったので鉄話ブログに書いてしまいました。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2017/12/07 03:21:29