昔 我が家の次男は調理師を目指して専門学校に通っていました。
その学校の授業でフランス料理のテーブルマナーを勉強する為にフルコースを食べるそうです。
そもそもフランス料理が今のフルコース形式になったのはロシア宮廷料理がルーツと言われています。
ではロシアではなぜ料理を順番に出すようになったかと言うと、寒い土地で料理が冷めるのを嫌ったためだと言われています。
日本の和食は(特に貴族)膳の多さが豊かな象徴で多くの膳を並べて食べたものだと言われています。
しかし一方では冷めた膳を食べなければならず、味付けが濃口になったと考えられます。
(さぞかし貴族は味気なかったと思います。涙)
一方、庶民の家には必ず囲炉裏がありました。
この囲炉裏は日本の建物は木造で木を腐らせない(燻す効果)為と上昇気流により床下の冷たい空気を部屋に入れ込み、湿気を含んだ空気を屋根裏から外に排出する効果や囲炉裏を囲み家族が鍋や串焼き等の温かい食べ物を食べる文化が根付いたと考えられます。
これは防火の観点から囲炉裏が住宅から消えてもなお、1つのテーブルを囲む行為は「家族だんらん」の象徴なのかも知れませんねぇ。
我が家もささやかにテーブル一杯の料理を出して、家族だんらんを楽しんでいます。
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2017/12/07 03:34:28