自動車メーカーの資本提携と聞くと さーぱぱとしては あまり良い印象がないのは、企業買収の一歩手前だと言うイメージです。
また大きい会社(トヨタ自動車)が小さい会社(マツダ)を飲み込んでしまうのではと言う懸念もあります。
そして今回 マツダがトヨタ自動車と提携?
耳を疑う話に困惑した方も少なからずいたのだと思います。
そんなマツダとトヨタ自動車の提携に至った経緯について考えてみました。
なぜ今、トヨタはマツダと提携するのか?
【提携会見での話】
会見では、そのきっかけとなった出来事が豊田社長の口から語られた。
【両者の提携のきっかけ】
両社はさかのぼる事 1990年、生産工学で顕著な業績を挙げた個人・法人を顕彰する大河内賞を受賞した。
この受賞は トヨタは宮田工場で、マツダは防府工場での受賞だった。
「受賞を記念してトヨタのエンジニアがマツダの防府工場を表敬訪問した際、マツダ側は我々をどのように迎えてくれたか?」
マツダは、実はモデルチェンジ直前のラインを見せてくれた。トヨタの社員を信頼してくれて見せてくれたということだ。それが(信頼醸成の)スタートラインだった」と豊田社長は語った。
その後、両社はハイブリッド技術(マツダアクセラ)の供与やマツダのメキシコ工場でマツダデミオの4ドアセダンをトヨタ自動車ブランドでの生産など、個別のプロジェクトを通じて互いの信頼感を育んできた。
豊田社長は「90年代に生まれた互いの信頼感に、実務面での信頼感も加わった。
これからは個別のプロジェクトではなく、もっと中長期で一緒に、というのが“今”だったのだと思う」と語っている。
一方 マツダの小飼社長も「ハイブリッド技術のライセンス供与の時も、マツダの開発メンバーはトヨタのエンジニアと一体になって取り組んだ。
マツダのメキシコ工場でのトヨタ車製造でも同様だ。トヨタと(個別の)協業を続けていく中で、同じ志をもった会社である、とよく理解した。開発や生産のプロセスもよく似ていると学んだ。そうしたことが、今回の提携を進めたいと思った一番のポイント」と述べている。
また2014年7月 豊田社長がマツダを訪問した際にも、お互いの信頼感を確認し合うような出来事があったという。
豊田社長が当時を振り返って語る。
「社長が訪問するというと、相手側の社長室で会って『やぁやぁやぁ』というのが普通なのだが、豊田社長が案内された場所はテストコースだった。
テストコースで私を迎えてくれた方は皆さん、レーシングスーツに身を包んでおり、『マツダのどのクルマでもいいので、好きなだけ乗ってください、モリゾウさん』と言ってくださった」(豊田社長談)
マツダの社員から愛称のモリゾウで呼ばれた豊田社長。「モリゾウさんが言っている“もっといいクルマづくり”ってなんですか?」などの質問も飛び、テストコースでは議論が白熱したという。
豊田社長にとって、気持ちの上ではこの時の訪問が決定打になったようだ。「そういう思いを持ったエンジニアとトヨタのエンジニアが一緒にやれば、どんな化学作用が出るだろうか、どんな商品が出てくるだろうかと、私もワクワクしている」(豊田社長談)と語った。
【マツダ トヨタ自動車資本提携文紹介】

これを見る限り マツダの独自性をそこなう文面は読み取れないので さーぱぱも一安心です。
今後 マツダはトヨタ自動車の元町工場にあるマシニングセンタやドライカーボンの整形センターを活用して より高次元なレーシングカーなどを共同開発することを期待します。
資本力 技術面の先進はトヨタ自動車
4WD技術のスバル
大型トラック バスの日野自動車
軽自動車 小型乗用車のダイハツ
豊田一族の親戚筋のスズキ
(軽自動車 小型乗用車)
これらトヨタ自動車ファミリーにマツダが加わり 新たなる日本のモータリゼーションの夜明けを期待するさーぱぱなのです。
Posted at 2017/10/21 08:43:10 | |
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