別名 ミアータMX-5 このミアータとは日本語に訳すと「贈り物」
今回はそんな贈り物をして頂いた マツダ ユーノスロードスターの父親(母親)的存在のクルマをご紹介して参ります。
【初代ミアータMX-5 ユーノスロードスター】
【ロードスターの父親】
私が思うロードスターの父親的存在は ロータスエランです。
1962〜1975年の13年間 製造されたクルマでエンジンは1500cc〜1600cc DOHCエンジンで 出力は100〜126hp 車重は558kgとライトウェイトオープンの代表的なスポーツカー。
シャシにはあのトヨタ2000GTやホンダS2000でも使われた Xボーンフレームを考案し高いシャシ剛性と操縦安定性を持つ。
また フロントサスはダブルウィッシュボーン。
リアには軽量化をするためチャップマンサスと言われるストラッド式を採用。
このサスはストラッドのロアアームとダブルウィッシュボーンのアッパーアームをドライブシャフトを利用して ダブルウィッシュボーン風にした後輪駆動のクルマに仕上げています。
約50年も経ちレストアでは 新品シャシがメーカーから取り寄せられ 愛好者の裾野を広げている名車です。
ちなみにチャップマンサスのチャップマンとはロータスの創設者「アンソニー・コーリン・ブルース・チャップマン」にちなんで命名されたサスペンションです。
ロータスマークのACBCの文字ありますが これはコーリン・チャップの名前に由来しますねぇ。
【ロードスターの母親】
私が思うロードスターの母親的存在はこの オースチンヒーレースプライトです。
このクリマは1958〜1960年のわずか2年間だけこのカニ目ライトのクルマが製造され 後には砲弾型のヘッドライトに変更されたモデルで ロードスターの書物にも起源的存在として紹介されるクルマです。
エンジンはOHVで1000cc 出力は43hp 重量は602kgと軽いクルマに仕上がっています。
【総論】
二台の共通点
この二台のクルマを掛け合わすと非力なエンジンだけど 軽さが武器になり 軽快なハンドリングが味わえた。
クルマの屋根となる幌が 簡素ながら耐候性に優れている。
旅行や買い物をしても 必要最低限のトランクスペースを有している。
この要素が当時50年前のモータリゼーションの先進国 アメリカでウケることになり 以来 愛され続けて行く。
その後 技術革新により エンジンスペックの向上が人々からもてはやされ 車体の重量が重くなって行く。
これによりライトウェイトオープンスポーツカーは廃れた。
しかし1989年にミアータという贈り物が生まれる。
この産みのお産婆さん的存在がマツダの開発者達。
今 28年が経過してこのライトウェイトオープンスポーツカーの火を絶やさないと必死に作り続けるマツダが私は大好きです。
人車ではなく 人とクルマの絆が通いあう人馬一体のクルマを作り続けて欲しいとは願うさーぱぱなのです。
Posted at 2017/11/04 05:53:05 | |
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