近年のトヨタ自動車が忘れかけていた 走りの楽しさを取り戻すため立ち上げたブランド。
それがGR(ガーズー レーシング)
今回は千葉ネッツさんが立ち上げた店舗におじゃま致しました。
店舗の外観写真
試乗車も充実しています。
また店舗内はチューニングパーツも陳列され さながらチューニングショップのようです。
【トヨタ86改 GRMN】
価格648万円の86「GRMN」
スバルの旧サンバの生産ラインを利用して製造されている トヨタ86。
そこで生産された「ホワイトボディー」を群馬県太田市から愛知県のトヨタ元町工場に持ち込み 組み上げた車両です。
この元町工場はかつて 70スープラやトヨタF1 レクサスLFAなどカーボン製造では最先端工場です。
軽量化のため屋根はドライカーボンを使用しています。
またエンジンのインテークマニボールド 通称 インマニもノーマルでは樹脂製の物をアルミにしているのも特徴の1つです。
ノーマル
GRMN
これは低回転域用と高回転域用2つのインマニを持ち エアー流入変化に対応した技術を取り入れ 燃料混合を綺麗に吹くことを目的にした物です。
内装写真
手が触れる部分にバックスキン調の新素材 ウルトラスエードを使用し 風合いにもこだわる86です。
因みにこのバックスキンは人工的に作られた 東レのエクセーヌを改良したもので これをヨーロッパではアルカンターラと呼び アメリカではウルトラスエードと呼びます。
リアスポイラー写真
ドライカーボン製の通称 GTウイング
このウイングを吊り掛け金具でボディーにつないでいます。
しかしこのウイング角ならダウンフォース用ではなく 整流用のものと思いますねぇ!
因みにこのGTウイング方式でダウンフォースを本気で発生させるためには 取り付け部の強化が必要ですねぇ。
ヴィッツのGRブランド
ヴィッツGRブランド注目の車両
ヴィッツGRMN
この車両はヴィッツのヨーロッパ仕様のヤリスの3ドア車をベースにロータスエリーゼで採用されている1800ccスーパーチャージードエンジンを搭載するクルマで特別限定車になる予定です。
【私の注目パーツ紹介】
MCB(モーションコントロールビームです。
一見 ストラッドバーと思いきや ダンパーが付いている?
構造はこちら
本来の取り付け
MCBにストラッドタワーバーと組み合わせる。
参考写真としてのストラッドタワーバーはこちら
私として あまり意味のわからないMCBです。
今度 ゆっくり効果説明を聞きに行って来ます。
因みにこの部品はTRDから販売していますが登録商標元はアイシンです。
【辛口総括】
モリゾウこと豊田 章男社長の思いで始まったGRブランドが一過性のもので終わらないことを願う。
スポーツカーブランドとは作ればよいと言うものではなく ユーザーさんと育て育むものだと思います。
本来 このジャンルの販売チャンネルは街のチューニングショップがやる仕事です。
トヨタがやる限り その場限りのブランドや店舗にしないようにしてもらいたい。
そのためには専売ブランドを作り 育てないと店舗運営の収益は見込めない。
これはマツダでもロードスターベースにM2戦略ブランドを立ち上げましたが失敗。
今 その店舗は葬祭場に生まれ変わって利用されています。
このブランドのにのまえにはならないで欲しいと願うさーぱぱなのです。
Posted at 2017/10/31 06:33:25 | |
トラックバック(0)