2020年12月30日
レースガスの威力2
僕がお世話になっているディバージョンさんは
ドラッグレース系ユーザーさんの多い店から、
スタートしていますので、パワー狙いの競技専用
車両のイメージが強いのですが。
耐久性最重視。
ストリートでの乗りやすさ重視。
パワーはできるだけ出さずに結果を狙う。
そんなイメージが実は強いです。
そんなこともありまして。
使用ガスの種類問わず。
安全マージンはかなり残してくれている印象です。
レースガスの高濃度利用だと。
通常のハイオクでは考えられないほど、
A/Fを薄くできるらしいのです。
点火時期だってバカみたいに進められるし。
ブースト圧だって先にタービンが壊れるかも
みたいな値にチャレンジできてしまいます。
おそらくパワー最優先ならば。
点火時期大きく進角。
ブースト圧は強烈アップ。
にも関わらずA/Fも極限まで絞る。
となるのでしょうが。
本当に壊れても困らない体制がある方にしか、
こんなことはしないようです。
(スポンサーからエンジンは支給されるなど)
自分の貯めたお金で楽しんでいるクルマを
絶対に壊さないようにしてあげたいという
気持ちが強烈に伝わってきます。
そんなこともあり、ドライバーの工夫で
のびしろがあるうちは、フルパワーには
ほど遠いほどのマージンをとってくれます。
それは競技仕様のクルマであっても。
基本的にはそんな方針です。
で、レースガスを利用している車両が
どれくらい壊れないか???
あくまでも結果論かもしれませんが。
2000ccの4気筒ベースで1000馬力級の
レシプロ車両などは製作から13年を
経過して未だにノンオーバーホールです。
似たような仕様の800馬力オーバー仕様も
未だ現役。
これらはまだまだマージンの大きなユーザー
カーということもあるのかもしれませんが。
完全プロの競技仕様の車両などでは。
オーナーさんの強い強い要望で、
マージンを極限まで削った仕様もトライ
しています。
A/F薄過ぎ。
点火時期、間違えて入力したの?みたいな
数値。
それでビッグタービンでハイブースト。
こんな仕様でも年単位でノンオーバーホール。
社長さん曰く。
レースガス入れていたら、簡単には
つぶせなくなる。
それぐらいマージンが上がるそうです。
用心深い社長さんなので、REの場合は
さらにマージン多めです。
燃料、点火、潤滑こういった基本的な
機器のトラブルがない限り、そう簡単には
壊れない状態に仕上げてくれます。
ハイパワーREは決して製作費は安くは
ないですから、レースガスのハイオク割りで
耐久性重視のままパワー、トルク、レスポンス
も手に入るのは本当に嬉しいです。
でも、最近の仲間内の話題は。。。
この用心深い社長さんがレースガス100%で、
リスク背負ったセッティングしたら。。。
2ローターREでどれだけ出てしまうのだろうか。。。
これが気になっていたりします。
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Posted at
2020/12/30 12:16:55
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