
某誌に90スープラのノーマルを
パワーチェックした結果がのって
ました。
ノーマルのカタログデーターは。。。
340馬力
258馬力
197馬力
なんですが。
ダイナパックtcf=1(補正無し)
の結果とこのエンジン単体馬力を
比較すると。
ダイナパックの計測結果を
エンジン単体馬力に変換する係数
tcfは馬力の大きな二台は1.08程度。
一番馬力の少ないのは1.2程度でした。
平均値では1.12程度でしたが。
本来はロス馬力が変動するわけない
ので。特に4気筒の二台は。
結果の差からロス馬力を推定すると
一番パワーのある6気筒のは26.4馬力
他の二台の4気筒は。
20.4馬力と33.5馬力
(こんなの同じエンジンだから同じ値のハズなんですが)
うーん、想像よりもロス馬力が
小さいですね。
普通は40から50馬力くらいが
多いので、実際にはノーマルの
90スープラはカタログデーター
以上のパワーが出ている可能性
がありそうですね。
もしノーマルのスープラが
ほぼカタログデーター通りのパワー
ならば。
一般的に2ローラー式への換算に
使われている。
tcf=1.15から1.2
と言うのは大きすぎる数値(甘すぎる)
のでしょうし。
逆に90スープラがカタログデーター
以上のパフォーマンスが普通なので
あれば。
それらの係数1.15から1.2でも
おかしくないのかもしれませんね。
ちなみに。。。
僕がダイナパックと2ローラーの
両方で測った時は。
1.13くらいの値になりました。
(ブーストアップ時代のデーター)
パワー系のチューンが得意な
某チューナーさんは。
大出力のクルマほど大きなtcfとは
思わないほうが良いと言われて
ましたので。
(事実今回の上の二台は1.08)
まあ今回のスープラの例のように、
エンジン単体馬力はダイナパックの
tcf=1での測定データーに少なくとも
1.08をかけたくらいは出ているのかな?
くらいには期待しても良いのかも?
各社の馬力測定機を実数倍して
つじつまをあわせるべきなのか?
ロス馬力などを足してあわせる
べきなのか?はよくわかりませんが。
測定結果はその日の雰囲気(気温、
湿度、気圧など)
チューナーさんの利用の仕方。
(負荷のかけ方が大?小?など)
チューナーさんの利用目的
(同一条件での正確なデーターが
欲しいのか?お客さんが喜ぶ数字や
グラフが欲しいのか?宣伝のため
なのか?)
このあたりによっても、数値も
グラフの形状も大きく変化する
(機種によっては意図的に結果を
大きくしたり、小さくしたりする
テクニックがある)ので、メーカー
や機種を超えての比較は本当に
難しいです。
正直、測定機のメーカーが違ったら
結果の比較はあまり意味がないですね。
何らかの値をかけたり、足したり
して、差を減らすことはできても、
それが正確とはとても言えないと
思います。
本当に参考程度、そんなもんです。
特にブースト圧、トルク、パワーの
立ち上がりポイントはそのクルマに
低中回転域の扱いやすさがあるとの
アピールに良く使われるわけですが。
この立ち上がりポイントをより
手前にするテクニック(裏技)さえ
あるみたいなので。
ショップを超えての数値比較は
本当に難しいようです。
ステップアップの効果を正確に
把握したい方は、同じ店でできる
だけ同じ季節(天候、気温が近い)
に測ることを繰り返して、
コンディションチェックや
チューニング内容の比較をした
ほうが良いと思います。
Posted at 2020/09/27 16:40:36 | |
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