2020年03月01日
職業柄膨大な数の車を見てきましたが、装着率が高いカーグッズのひとつとして「フロアマット」があります。
足元を汚したくない、フロアを濡らしたくないなどの理由から置かれることが多いですが、さまざまな理由から「オススメしない」フロアマットの個人的なランキングを書いてみます。フロアマットを敷いてみようなんて方の参考になれば幸いです。
3位 フチのないマット
水はこぼれる、砂もこぼれる。こぼれたものは裏にたまる。
靴についた泥やよごれが直接フロアを汚すことはありませんが、周りにこぼれ落ちるので普通に汚れる。そして敷いたマットの裏に意識が向かないので気づかない間にマットの裏は砂やゴミが溜まってるパターンが多い。
2位 毛足の長いマット
絨毯ように毛足の長いマットは吸水力に優れますが、ため込む砂ぼこりの量も半端ないです。何度はたいても途切れることのないので掃除の際にげんなりすること請け合い。そしてたいていめくるとその下も砂だらけ。
1位 透明なビニールマット
フチのあるタイプなら水気を純正フロアマットに吸わせることがなく、砂ぼこりも下に落ちない、と思うかもしれませんが見栄えの面でいうとそうなったほうがマシです。透明なマットは経年劣化が進むと表面がネトネトになり、とっても気持ちが悪いです。しかもネトネトには砂ぼこりやゴミが付着し、ちょっとやそっとじゃ取り除くことができません。しかも車内の環境によっては黄ばみや黒ずみもガッツリ発生します。汚さないためのマットかもしれませんが、それ自体が汚いとちょっと・・・ 黒などの色付きだとネトつきはしないのでそっちのほうがおすすめ。
★番外
・シューズトレー
車内土足禁止の強者が置いてるプラスチックのトレー。
なんだかんだで運転席に砂が上がってるケースは多いし、最悪ペダルの下に入り込んでブレーキが利かなかった、という事故も起こってるのでやめたほうが良いです。置くなら助手席に。でもやっぱり靴は履いたほうが良い。
・新聞紙
他の敷物と重ねてるケースが非常に多い。2重3重の防御のつもりが、それ自体が湿気と擦れでゴミになって大変なことになるという地雷。 基本的に年配の方がする。
ちなみに個人的なおすすめは「何も敷かない」です。
10年間車を大事に乗ってきましたが一度も何かを敷いたことがないです。
たまに掃除機掛けたり、その暇がなければマットを外して叩くだけですがかなりきれいに保ててます。駐車場が自宅・会社ともに舗装済と条件が良いのもありますが。敷くにしろ敷かないにしろ、綺麗に保ちたいのならこまめな掃除が一番です。
どうしてもという場合、ベストはメーカー純正や車種別設計のゴム製防水フロアマットです。純正品と置き換えで設置するタイプで、固定フック止め可能・フチ有で水がこぼれにくい・車種専用なのでぴったりフィットするなどいいことづくめ。最大の欠点はその価格ですが・・・
基本的には運転席足元に純正マット以外のなにかを置くというのはペダル操作を妨げる危険性がある(マットにペダルが引っ掛かって戻らない、マットに引っ掛かってペダルが踏めない)ので避けたほうが良いですが、強いて言えば運転席はフチ無し、それ以外はフチ有の黒のゴム製の組み合わせが安く上がってまあきれいに保ちやすいでしょうか。経験上2枚以上重ねることに意味はないので敷くなら一枚のみにしたほうが良いです。
若干汎用マット等への憎しみもこもったランキングとなってしまいましたが、マット選びの参考となれば(そしてマットを敷く人が減れば)幸いです。
Posted at 2020/03/01 23:21:21 | |
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