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栗之介のブログ一覧

2020年10月08日 イイね!

六輪ライフ 老兵は死なず「それ何CCや?」

六輪ライフ 老兵は死なず「それ何CCや?」当分、クルマは乗換買増しないよう自粛中。
といいつつつい買いたくなるのが哀しい業というもの。
コロ助騒ぎの第一波を乗り切ったところで「バイク欲しい」ウィルスの方に感染。
「やけくそで何か買ったろか」と思って密かに算段中。

世の中便利になったものでYOUTUBEに昔のバイクのレビューが山盛り。
ここ1〜2年くらい旧車ブームが再燃しているようで旧車市場がえらいことになっております。
昔欲しかったRC30やらCB1100Rやらは手の届かない価格帯になってしまいました。
ならばどうせ乗らずに置いとくだけなので不動車のCB750Fなんかを拾ってきて磨くのもいいでしょう。

てなことで夜な夜なWebを徘徊しているとバイクの世界は私がバイクの沼にハマっていた1983〜1995年くらいとは様変わりしているようです。
何でも「排気量マウントおじさん」「ナンシーおじさん」なる輩が出没、若い衆に迷惑をかけている模様。

要は若い衆が中型に乗っているとやって来て・・・
「兄ちゃんこれ何CCや」
「大型はええよ」
「何で大型乗らんのや、免許ないんか」
「ワシはその昔、大型乗っておってのう」
と説教を始めるうざいジジイのことをいうようです。
バイクでもクルマでも自分が好きならそれでいいと思うのですが、おじさんの中にはどうも一発イキってかましたい人がいるようです。

マウントおじさんの気持ちはわからんでもない。
バイクは(クルマでも)排気量がでかい方が長距離ラク、低速トルクも加速も量産型NAなら排気量にほぼ比例します。
お値段も仕様によるもののデカい方が高い。
何より原付から中型、大型へと試験場で何遍も通って苦労して取得、やっと憧れのでかいブツにたどり着いたおじさん、ささやかな武勇伝を誰でもいいからほめて欲しいのです。

「ほならお前もそうやんけ」と言われるとおっしゃるとおり。
乗換道楽編の最初の方を思い出すと冷や汗が出ます。
危うく若い衆にボコられるとこでした。
危ねえなあ。

まあ栗之介は他人とクルマの話もバイクの話も全くせず(そもそも友達を必要としない)、クルマ自慢が集まりそうな時空には極力いかない。
たまに通りがかりのZ1やら昔のドカなぞお乗りの御仁をみかけると「ええものもってはりますなあ」と心の中で拝むのみでございます。
バイクもクルマも自分ひとりでブツを眺めて磨いてニヤニヤしているだけ。
これ自分なりにたどり着いた「マウントしない/されない」自衛手段。

さてそんなマウント合戦、クルマの世界では当たり前。
クルマとは他人をマウントするためにこの世に存在するのです。
顕著なのがお値段・性能マウント。
ベンツのSクラスが一番偉く「Cクラスはベンツじゃねえ」というヤツ。
さらに同一クラスの中であるのが新型マウント、排気量マウント。
型落ちをバカにするヤツですな。

栗之介の故郷は田舎なので「新車マウント」というのもありますわ。
「車換えた」というと「それ新車け?」とやたらと聞くヤツが多かった(今は不明)。
自分が新車で何か買ったヤツは必ずこれをやり、負けたクルマを買われたと思うと辛抱たまらずインネンを付けるのです。

クルマの世界はバイク以上にマウント社会。
ナンシーおじさんなんかはかわいいもの、こっちの頂点は数億円。
いかにライバルよりもマウント係数の高いものを手に入れるかが要。
このリビドーがマーケットを創ります。
最新型でイキろうとしても上には上が必ず存在。
やっと買った新車のポルシェもせいぜい上の下か中の上。

ウチのやつらはマウント耐性が低いので注意が必要、996なんかは格好の標的です。
「これ素の996け?」
「992はええよ」
「何で涙目乗っ取るの(ゼニないんか)」
「内装ショボくないんか」
「わしの992は最高やで」
ということになりかねません。
めんどくさいですね。

このマウント、要するにゆがんだ優越感、劣等感の発露でありまして人間誰しもその素養を持っています。
年収、学歴、住んでるところ、ダンナの勤め先などなど、行動全てにマウントあり。
人のみならず企業も国家もマウント活動が行動原理。
米中はそれで世界を制覇しようとしております。
よって絶対になくなりまへん。
相手にするだけ時間のムダ。
「かわいそうな人やなあ」で終了。

最近状況が変わっているのは若い衆の価値観。
彼等は価値観に干渉されるのをとても嫌うのでナンシーおじさんを異次元からの侵入者とみなします。
例えるとサッカー好きに
「巨人すごいで」「菅野最高や」
といってるようなもの。
それは誰ですか?ですわなあ。
まさに宇宙戦争。
ナンシーおじさん、そのうち・・・
「おじさんのヤツ、電気で動かなかったんですかあ」
「排気ガス臭くねえっすかあ」
「そもそもおじさん今単車乗れるんすか?」
と逆マウントされることでしょう。
若さ(寿命)こそ至高のマウント材。
世界は彼等のためにあり我々は追い出されようとしております。

さてさてナンシーおじさん、NAV8おじさんの栗之介。
「やっぱCBは最高やで」
「クルマはC63やなあ」
「ガソリン車禁止になってもやめへんで」
アホですね。

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Posted at 2020/10/08 13:38:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | 六輪ライフ | 日記

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「[整備] #FZR1000 バックミラー純正交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/2856776/car/3111138/6540160/note.aspx
何シテル?   09/12 00:32
四輪二輪の購入・整備・乗換話、自己満足の自伝です. 仕事がもの書きなので読み物風になっちゃってます. E39でBMWにめざめ、格安大排気量車をお値打ち入手、...
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