
ウチのFZRは元々RoadRider誌の長期インプレ車。
編集長が中古で購入、私用で乗っていたクルマをカスタムしたり定期整備した様子が記事になっている。
よく入庫させていたのがレッドモーターさんという北区のショップ。
編集長が買取してもらったのをGooBikeに出品。
たまたまFZ・FZRなんかを探していた栗之介が偶然発見、購入という経緯。
ということは雑誌に載っていた記事を入手できれば何をいつイジったかがわかるはず。
といってもRR誌はすでに廃刊、昔のことでお店も細かいところは覚えていない。
せっかく素性がいいのにその良さを活かせずもったいない。
何やら「聞くところによればこのお方はとある御武家様の御落胤」のようですなあ。
恥ずかしながら栗之介、RoadRiderなるバイク雑誌を知らない。
この雑誌は1982年創刊らしく栗之介のバイク小僧時代にも売っていたらしい。
当時の愛読書は「RIDERSCLUB」と「モーターサイクリスト」、「グランプリ・イラストレイテッド」。
たまに「オートバイ」誌も読んでいたが「俺サ」にドン引き。
そしてバイク雑誌を90年代で卒業。
以後今年の初めまでバイク関係は完全スルー。
そんなことで最新バイク情報をキャッチアップするためリハビリも兼ねて昔のバイク雑誌をちょこちょこ拾い出す。
AmazonやらBookOFFやらでRR誌の古本を入手してみたところ・・・
たまたま2014年4月号、FZ750がどーんと表紙の号がビンゴ!
我がFZRの記事が載っとるやんけ。
調子に乗って前後の号を調達するとそこそこの確率で記事が読めたぞ。
何せ昔の雑誌なので全部は揃わず特集によってはバカ高い。
そのRR誌、カスタムメインの編集方針で魔改造フリークが読者層だったんじゃなかろうか。
何冊か読むと「Z→刀→Ninja→CB→ネイキッド」の堂々巡りをしてますなあ。
たまに2ストみたいな・・・
おかげで旧車ブームの一端を勉強することができました。
それでNinja欲しくなっちゃって高値づかみをしてしまうという失態付ですわ。
話を戻しウチのFZRのチェックも終わったので雑誌から読み取れる整備歴を何回かに分けてまとめていくぞ。

2014年4月号は同年2月の情報、この号でR/Rファクトリーというコーナーの2軍から1軍に昇格予定。
番外編として和歌山利宏選手が試乗インプレをやっている。
和歌山氏は1975〜84までYAMAHAに在籍し開発に携わった。
RZシリーズなんかをやってた時代よね。
いまだ現役ジャーナリストでWebでもたまにお見かけします。
さて和歌山氏が何と述べているかというと・・・
「気持ちイイ」に続いてSSとの違いなんかを解説しています。
・コーナリングは旋回を見守る感じで旋回時間が長い
・シートが後ろにあって低く、相対的にステアリングヘッドが高いので乗っていて楽で安心
・(重心が)低くて安定感がある
和歌山さんのように爆走しなくてもこの傾向はサルでもわかる。
ちょっと見、コンパクトでスリムにみえるFZR1000、動かすとでかくて挙動が重い。
GPレーサーがそこそこ爆走できたのだからこの時点のFZRはまずまず好調だったということにしておこう。
他に記事の中ではこんな情報も。
●タイヤをBSのT30に換装
●YAMAHA純正の100mmピッチのブレンボキャリパを入手、換装予定
●左サイドカバーを中破、プラリペアで補修
→現車をみると左側サイドカバーは補修痕がなくエンジン部分のカウルは再塗装、ステッカーが貼られていないのでカウルとサイドカバーは中古で交換されているものと思われる
さて誌面に登場しているレッドモーターさん、代表の中村さんはドラッグレース界では有名な重鎮です。
お店は外からみるとふつうのバイク屋さんにみえるけど店内にはえげつないドラッグレーサーが鎮座しています。
それなのに近所の兄ちゃんが「助けて〜」と駆け込んで来ても気楽に対応してくれるフレンドリーなナイスショップ。
ボチボチオイル交換に行くかな。