
CB750FとYZF-R6が来るのでK1100RSは御役御免となりました。
細かいところを直したところで手を入れるところがなくなったはず。
K1100RSは長く持っていてもいいかと思って連れてきたのに残念。
最後にいいところイマイチなところをまとめてみましょう。
【いいところ】
①設計・デザイン、よくこんなの思いついたなという縦置水平4気筒。
カウルで隠すのがもったいない造形デザインです。
水冷なのに冷却フィンが全周に設けられていて美しい。
オートバイらしくないといえば全くその通り。だから一般に人気がなかったのでしょう。
企画当時、BMWは古い設計思想のまま引っ張り続けたRシリーズに変わるモデルを模索中、そして新時代を担うKシリーズを投入したのでした。
ところがユーザーの方はRシリーズ続投を熱望、Kシリーズは主流となり得ませんでした。
一部に熱狂的に支持されるモデルを持つメーカーはイメージ脱却が難しい。
ポルシェの911なんかは典型的、FR作ったり、V8エンジン積んだりしても結局水平対向6気筒に戻っちゃう。
②別次元の安定性、信頼感
長距離を淡々と走るならライバル不在のクルーザー。
実際に長距離走行しなかったけれども絶対にイイはず。
余計な心配しなくても真っ直ぐ走り素直に曲がりキッチリ止まる。
空力も見事、カウルがライダー全身を守っている。
おかげで冬は寒くないが夏はサウナ。
③過剰なほどの重厚さ
とにかく各部が頑丈にできていて剛性感あふれる。
そんなに分厚い鉄板使わなくてもいいのではというところばかり。
結果、激重になるのだが設計者はそれも安定性に寄与するからええんちゃうと思っているはず
軽くする気がほぼない。
今のモデルもそんなところがあると思う。
走り出すと重量が危うさにならないところが素敵。
【イマイチなところ】
①停車時は絶望的に重いしデカい
「それを言っちゃあおしめえよ」ではあるが車庫が狭いと動かしたくなくなる
シート高が高くて幅もあるので足付き性が悪い。
②メンテナンス性がよくない。
バッテリ交換はとても大変そう、プラグなどいじるのにアンダーカウルを外す必要がある。
③「音」「吹け」関係は楽しくはない
まるで昔の四輪のようなエンジンフィール、それが一種の味で感性にマッチすればとても吉だがそういう人は少なそう。
栗之介は好印象、DUCATIやBuellと比較してはいけません。
④サイドスタンドが出ているとエンジン始動・アイドリングできない仕様、地味に使い勝手が悪い
⑤アクセサリー増設などカスタムしにくい設計
スマホ付けたりナビ付けたりやってできないこともないが選択肢が少ない。
「余計なことするな」設計。
【総評】
かつて憧れたかっこいいBMW、ずっと手元に置いておきたい盆栽バイク。
BMW車は四輪も二輪も突飛なデザインですがずっとみているとジワジワくる独特の美しさがある。
連泊しての長距離ツーリングに最適、「疲れないBMW伝説」はホント。
つくづく思うのは「K1100RSは車輪が2個の四輪乗用車」
というあたり、盆栽にしておきたかったがCB750Fが来ちゃうので死蔵になる可能性が大で手放すことにしました。
バイクは動かして何ボのところがあります。
とはいえBMW大好きなのでもうちょっと小さいヤツを随時物色します。
BMW枠とDUCATI枠は守りたい。
そんなことで購入したお店に送ってさようなら。
BASの戸田デポ持ち込みが最後の走行、途中ゲリラ豪雨に遭遇し苦難の壮行会となりました。

Posted at 2022/09/06 12:10:00 | |
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K1100RS | 日記