結果手持ちバイク合計3台で車庫に余裕ができたもののDUCATIがいないのは何とも寂しい。
ハートに穴があいたようです。
S2R800は素晴らしく扱いやすいがDUCATIとしては刺激が足りませんでした。
かといって激辛996でDUCATIの厳しさも痛感した身としてはスーパーバイク系は覚悟がいる。
そこでまあまあ辛口ではあるが手頃でデザインも好きな900SS、750SSなんぞを狙う。
SSには3世代あって最初がいわゆるベベルのSS、栗之介の一番好きなヤツ。

その次が90年代CAGIVA時代の900SS。
3世代目(とはいわない人が多いが・・・)はSS900という言い方になった。
いわゆる?テルブランチもの。
栗之介が狙うは2代目、3代目はこの御時世でも相場が上がらないお買得車なれどデザインが好みではないのだ。
さてさてDUCATI増やすと4台体制になっちゃう。
車庫がまた溢れてまうぞ。
さりとてNinja手放すのももったいない・・・
などと悶々としていた3月末。
うちのNinjaを購入したバロン某店に在庫パトロールに行くと名物店長が、
「DUCATI買うならNinja売って〜」とのんきなことをささやきます。
2022年春、旧車ブームがまたブーストがかかりKawasakiの空冷4ストはさらに高騰。
70〜80年代車はどんなやつでも200万超え、便乗してDAEGなんかも日に日に高騰する始末。
このKawasaki人気、HONDA党の栗之介には理解不能。
素人拒絶のバイクがKawasaki、いつの間にメジャーになったのでしょう。
GPz900Rも売値が上がっているように思えますが、何せ数が多くカスタムしまくるタマが多いので相場はわけわからんことに。
ノーマル状態のNinjaなんかはめったにお目にかかれません。
こういう市況だと仕入れる方は何かといちゃもん付けて買い叩こうとします。
そして売値の方は強気で行く。
バロンなんかの値付は割と良心的、旧車メインの悪徳業者は100万積んでます(多分)。
「古いクルマは故障が怖いので高く買えまへんなあ」といいながら、
「古いクルマでも貴重品ですから安くは売れまへんのや」ということになる。
ウチのドノーマルNinjaなぞ貴重品だと思うのですが査定に出すと○○王、S○Xなんかは「60〜80でどないや」ということになります。
そらバイク業界もうかりますわなあ。悪徳業者ならボロ儲け。
(四輪の方が市場が広くて深いのでもっと儲かっていると思う)
当然、バロンもそんな出方です。
「下取ならともかく買取だと80くらいになっちゃいますなあ」
「古いバイクは置いてるだけでもリスクがいろいろありまんねん」
買う方の栗之介としては「その手は桑名の焼きハマグリ」。
「まあ買った値段以下では絶対売らへんで」とスルーします。
すると「ほなら店で預かりますわ。あんたに買値以上わたしたらええんやろ」
と店長が喧嘩を売ってきます。
武士に二言なしが我が信条、ついつい「おう、そんならまず売ってみいや」
とうかつに喧嘩を買ってしまいました。バカですねえ。
すると遠くでバロンの番頭はんが我がNinjaを整備工場の方に拉致していくのがみえます。
貧乏人の娘をさらっていく遊郭のようですね。
まあまあ、比較対象の相場がないとはいえなかなかの値付けです。
売れなければ連れて帰ればいいのです。
「ふた月経ったら引き取るで〜」と念押しして撤収、お手並み拝見です。
「ほなら栗之介はんの好きなDUCATI探しときますよ〜」とのおまけ付き。
こういうハートがないとバイク屋できないのでしょうかねえ。
おそロシア。
(注)栗之介は京都で4年暮らし岡山と天下茶屋の友人とつるんでいたのでインチキ関西弁がたまに出ますが店長は関西人ではありません。
また本作は事実を元にしていますが話をちょこっと盛っていますことをお断りしておきます。