
旧車の顔シールドビームランプ。
ヘッドライトに使われた規格サイズの大きな白熱球で消耗品です。
長時間使ううちにレンズが黒ずんだりフィラメントが切れたりして寿命が尽きます。
丸型は2灯式が7インチ(約178mm)φ、4灯式が5.75インチ(約145mm)φです。
調べてみると1940年からアメリカで規格が作られ1983年に廃止になったそうです。
シールドビームの国内製品はKOITO(小糸製作所)やIKI(市光工業)、STANLEY(スタンレー電気)などもありましたが、1970年代までは東芝製を純正採用していた車種も多いようです。
東芝の場合商品名はハイビームで、内側(type1)も外側(type2)もハイビームなのはちょっとややこしい…
東芝製シールドビームはいつ頃かは不詳ですが、レンズのカットが変更になりレンズのロゴが変わったのですね。ロゴの違いについては比較的最近なかまに教えてもらって知りました。
117クーペハンドメイドはこの1968年のカタログ写真で旧ロゴなのがはっきりわかります。
アフターマーケットではKoitoやスタンレーが優勢で、以前から東芝製のシールドビームはABやYHには置いてなかったと思います。自分は小さなカーショップやホームセンターなどで見かけるとストックしていました。
で、うちにある東芝シールドビームをチェックしてみました。数セット分ストックがありますが全部新ロゴでした。
↓文字まわりが縦線長方形の新タイプ。
中古品が1台分4個有ったので見てみると、お!
初めて意識して見ました。
↓縁取り楕円形の旧タイプ。

自車(69y)を購入した時に付いていたものだったと思います。ひょっとすると新車時装着のままだったのかも。
新旧ロゴに関わらずシールドビームのガラスの質感はキラキラした目が旧車に似合っていて好みですが、たぶん車検時はこれでは光量不足かもしれないですね。
夜間走行の安全を考えてもやはりセミシールドビーム(この呼び方も違和感ありますが、要はCIBIEやKOITOなどの交換レンズです)に交換しておくのが良さそうです。
117クーペの丸目の場合、ライトの交換はまず最初に装飾リムを外す必要があります。グリル裏のレンチを使いにくい場所の小ネジを3本x4灯分外すのが超面倒です。ちょっとしたイベントの度に交換するなんて自分にはムリです。
旧ロゴシールドビームは余程のことがないと付けることは無いと思いますが大事にしておくかな。
Posted at 2025/02/12 20:49:46 | |
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