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2025年02月18日 イイね!

フェンダー獅子の向き ② [117クーペハンドメイド]

フェンダー獅子の向き ②  [117クーペハンドメイド]117クーペハンドメイド車で議論のあるフェンダー獅子の向きについて自分なりの解釈を2024年5月にここに書きました。
最近久し振りに虫干しを兼ねてジャケット型カタログを開き、眺めていて気になる写真がありました。

カタログのワンカット、いままで気づきませんでしたが、下側の走行写真では左側の撮影車も117クーペのようです。
フェンダーミラーやホイールキャップの形状、プレスライン、バンパー位置など疑う余地がないと思います。ボディカラーはシルバーです。
この写真のクルマ、右フェンダーにエンブレムも取り付け穴も確認できません。

カタログ撮影用の量産試作車だと思いますが、同じボディカラーで何台も用意しないでしょう。
↓この獅子が後ろ向きの個体と同じではないでしょうか。この砂利背景の写真も初版ジャケット型カタログに載っているものです。





現場で即席で仮のエンブレム取付けて撮影、走行時は落とさないよう取り外して移動、だったのではないかと、考えがちょっと強くなりました。

いままでよく見てきたはずなのに、あらためて見ると発見があるものですね。
CGやphotoshopのない昔のアナログ写真は面白いです。
Posted at 2025/02/18 09:47:12 | コメント(0) | トラックバック(0)
2025年02月11日 イイね!

東芝シールドビームの旧ロゴ

東芝シールドビームの旧ロゴ旧車の顔シールドビームランプ。
ヘッドライトに使われた規格サイズの大きな白熱球で消耗品です。
長時間使ううちにレンズが黒ずんだりフィラメントが切れたりして寿命が尽きます。

丸型は2灯式が7インチ(約178mm)φ、4灯式が5.75インチ(約145mm)φです。
調べてみると1940年からアメリカで規格が作られ1983年に廃止になったそうです。


シールドビームの国内製品はKOITO(小糸製作所)やIKI(市光工業)、STANLEY(スタンレー電気)などもありましたが、1970年代までは東芝製を純正採用していた車種も多いようです。
東芝の場合商品名はハイビームで、内側(type1)も外側(type2)もハイビームなのはちょっとややこしい…

東芝製シールドビームはいつ頃かは不詳ですが、レンズのカットが変更になりレンズのロゴが変わったのですね。ロゴの違いについては比較的最近なかまに教えてもらって知りました。

117クーペハンドメイドはこの1968年のカタログ写真で旧ロゴなのがはっきりわかります。


アフターマーケットではKoitoやスタンレーが優勢で、以前から東芝製のシールドビームはABやYHには置いてなかったと思います。自分は小さなカーショップやホームセンターなどで見かけるとストックしていました。
で、うちにある東芝シールドビームをチェックしてみました。数セット分ストックがありますが全部新ロゴでした。
↓文字まわりが縦線長方形の新タイプ。


中古品が1台分4個有ったので見てみると、お!
初めて意識して見ました。
↓縁取り楕円形の旧タイプ。

自車(69y)を購入した時に付いていたものだったと思います。ひょっとすると新車時装着のままだったのかも。
新旧ロゴに関わらずシールドビームのガラスの質感はキラキラした目が旧車に似合っていて好みですが、たぶん車検時はこれでは光量不足かもしれないですね。

夜間走行の安全を考えてもやはりセミシールドビーム(この呼び方も違和感ありますが、要はCIBIEやKOITOなどの交換レンズです)に交換しておくのが良さそうです。

117クーペの丸目の場合、ライトの交換はまず最初に装飾リムを外す必要があります。グリル裏のレンチを使いにくい場所の小ネジを3本x4灯分外すのが超面倒です。ちょっとしたイベントの度に交換するなんて自分にはムリです。
旧ロゴシールドビームは余程のことがないと付けることは無いと思いますが大事にしておくかな。
Posted at 2025/02/12 20:49:46 | コメント(0) | トラックバック(0)
2025年02月07日 イイね!

フィラーキャップとシュラウド[117クーペハンドメイド]

フィラーキャップとシュラウド[117クーペハンドメイド]
117クーペハンドメイドのフィラーキャップ。
サブタンク用とラジエター用の2種類があります。
#2. Filler Cap Assy.
9-21450032-0
9-21450608-0 ‘71〜
#10. Filler Cap Assy.; sub tank
9-21450042-0
9-21450606-0 ‘69-10〜
9-21450603-0 PA90E/PA95
9-21450609-0 ‘71〜

↑このイラストは1968年版から’71-’73のパーツリストまで使われました。

いすゞに注文すると#2の608-0が加圧キャップ、#10の609-0が単なるキャップとして出てきます。これがパーツリストの図と違っているのです。


どちらのキャップもどちらにも取り付け可能で、どちらをどちらに使うのかがあやしくなってしまいます。

でも当初の設計では加圧キャップをサブタンクに使うのが正解です。↓

オフィシャル資料によればサブタンク付加圧密封循環式の冷却系統と説明され、パーツリストのイラスト同様にタンク側で加圧する図になっています。(図版はサービスニュース小乗No.12から引用)

117クーペハンドメイドの場合、タンクの名前はリザーバータンクではなくサブタンク。
欧州車のようにサブタンクも含めて加圧系として管理していたようです。確かにサブタンクは圧力容器らしい形状でいまどきの欧州車のものよりもとても硬質で接続ホースも耐圧のものです。


ちなみにこれがパーツリストイラストの初代キャップ9-121450042-0だと思います。圧抜きPUSHボタンと鎖付きです。
パッキンもゴムではなくステンレス板。
自車(69y)入手時は何故かラジエターにもサブタンクにもこの加圧キャップが付けてありました。
鎖はブラブラしていてイラストのような場所に付けるところもなく取り付け先は不明です。



’73-’75のパーツリストではラジエター側に加圧キャップ(608-0)が付くイラストになっています。
’74年型からは加圧サブタンクではなくなったようで、#9の名称はSubTankですが、#9-1はSurgeTankAssy.と表記されています。


話は変わり、
ラジエター前部の導風板であるシュラウドは最後(’76-)のファイル式パーツリスト↓まで紙製のイラストです。

パーツリストで追うと紙製シュラウド9-21551288-0は’71年から9-21551288-1に変更されました。変更内容はよくわかりません。

シュラウドが紙製なのはハンドメイド車だけだという説もありますが、実車を見ると量産丸目車両で紙のシュラウドがついているものが少なからずあります。以下のオフィシャル広報写真で少なくとも73年型以降でも使われていたことが確認できると思います。


初期G180Wのカムカバーには1800の文字がないですね。
この2枚の写真ではラジエターに取り付けられているキャップは中央にリベット留めが見えるので加圧キャップのようです。



ちなみに70年型ECの広報写真では新車時から紙製シュラウドのヨレヨレぶりが…
しばらく使うともれなくさらにヨレヨレっと垂れ下がってくるので、多くの車両で車検整備などの際に鉄板製に交換されたのだと思います。

’93年に紙製の部品番号でいすゞに発注してみました。鉄製5-21551048-1が互換部品として出てきて750円とかなり安価でした。
5-21551048-1は76.3年型(C#5242603)〜のパーツです。これ以降が金属製シュラウドが新車の標準装備になったと考えます。
76.0年型以降適用のファイル式パーツリストでイラストが紙製なのも説明がつきそうです。

この写真でラジエターに取り付けられているキャップにはPUSHボタンやリベットがなく加圧キャップではないのが判ります。モーターアンテナの先端形状や高速タイプワイパーブレード、ベンチレータグリルに付くボンネットシールの向きなど議論のあるポイントの解として参考になる点も多いです。


この写真は初代オーナーが亡くなり極上のまま納屋ものとなり遺族が大切に保管した70年型C#520番台を見せていただいた時のもの。磨きも極小でオリジナルの塗装肌さえも残る車体でした。
経年で垂れ下がったシュラウドとオリジナルのpushボタン付加圧キャップ。


話しはフィラーキャップに戻り、
おそらく’71年から’73年の間にサブタンクを加圧系統から外してラジエターに加圧キャップを取り付けるのを標準としたことでパーツリストのイラストと整合性がなくなってしまったのかもしれません。
たぶん73年型発売を機に変更したものの’71-’73のパーツリストでイラストをそのままに編集したため食い違ったのではないでしょうか。

加圧によって冷却水の沸点が上がればいいだけなので、どちらで加圧してもいいのだろうという私なりにはどうでもいいという結論です。
’71-’72ベレットのパーツリストも同様でやはりSubTankに加圧キャップが付くイラストになっています。
Posted at 2025/02/11 18:49:25 | コメント(0) | トラックバック(0)

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免許取得後最初に所有する車として‘91年にPA90(’72年型)を購入し、いまはPA90(‘69年型)を所有しています。自分のできる範囲でメンテしてきました。 ...
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