
今日はシリンダーヘッドの歪みを確認してみました。
万が一、歪みが大きい場合は機械加工業者さんへ面研に出さなくてはいけなくなりますので、ちょっとドキドキ。
まずは以前の圧縮圧力の測定で低めの数値が出ていた左バンクのヘッドから。
ヘッドガスケットとの接合面の汚れをスクレーパーで綺麗にします。
(以前、洗浄剤で洗ってありますが、接合面の汚れは取れませんでしたのでこそぎ落とします)
なお、スクレーパーが滑らかに動くように潤滑スプレーを清掃面にかけてから作業しました。
スクレーパーで汚れを落としたところ。
まだ残っています。
次にオイルストーンで磨きます。
オイルストーンには潤滑スプレーをかけてから作業しました。
削りすぎないように細目のオイルストーンを使いました。
ネットの情報によると、一箇所のみ集中して磨くと、局所的に削れて平面度が出なくなるとのことなので全体的にまんべんなく磨きます。
オイルストーンで磨いた後のヘッドです。
まあまあキレイになりました。
次に歪みを確認するため「ストレートエッジ」という定規みたいなツールと隙間を測る「シックネスゲージ」を使います。
ストレートエッジをヘッドに載せて・・
ヘッドとストレートエッジのスキマにシックネスゲージを当てて、ゲージが入るスキマが無いか確認します。
ここでスキマの限界値はいくつか?という疑問が生じますが、ワークショップマニュアルにはそれらしき記載がありませんでした。
ネットで検索すると、4気筒(V8なので片バンクは4気筒)でメタルガスケットの場合は0.05mmくらいが限界値のようです。
普通のコピー用紙の厚さが0.1mmなので、0.05mmとはその半分ということでかなり厳しいですね。
ということで0.05mmのシックネスゲージを全体的に当てて検索します。
ストレートエッジをヘッド面の縦、横、斜めに当てて、各箇所のスキマを確認しました。
結果は、全ての場所で0.05mmのゲージが入らなかったので、問題ありませんでした!
ホッ!
今日は時間がなかったので、右バンクは明日やってみます。
Posted at 2018/09/15 23:23:23 | |
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