今日もクラシックレンジのヘッドガスケット交換を行いました。
素人ながら、何とかヘッドボルトにアクセスできるところまで到達しました。
途中、オルタネータのブラケットを外す必要があったのですが、それを外すためにはパワステポンプを外す必要があり、パワステポンプを外すためにはディストリビューターを外さないとダメというメンタルが鍛えられるような場面がありました。
本当は点火タイミングがズレる可能性があるためディストリビューターは外したくなかったのですが‥。
また、デスビの固定ネジが狭いところにあり、非常に外しづらかったのには参りました!
しかしデスビを外すことで作業スペースが確保できて作業性が格段に向上しました。
冷却水のホース類も固着していて外すのに難儀しましたが何とか外れました。
作業手順
■オルタネータブラケットの取り外し
・ヘッド前面に2本と側面のヘッドボルトへ固定されているネジを外す。
しかしヘッド前面の1本のネジが何とパワステポンプの裏にあり、パワステポンプを外す必要あり。(パワステポンプの外し方は下の項目参照)
・パワステポンプを外したら、大きなマイナスネジを外してオルタネータブラケットを外す。このマイナスネジはもし固着していたらマイナス溝が潰れて外すのが難しそうだったので気合を入れて外したが、全く固着しておらず意外と簡単に外れた。
■パワステポンプとブラケットの取り外し
・パワステポンプのベルトを外すためにポンプの固定ナット3箇所を緩めてパワステポンプを動かそうとしたが、ディストリビューターが邪魔をして奥側の1本のナットが外せないことが判明したためデスビを外した。(デスビの外し方は下の項目参照)
・ディストリビューターが外れたら、上記ナットを緩めてパワステポンプを動かしベルトを外す。
・パワステポンプを外した際にホースが引っ張られパワステオイルタンクが引っ張られるので、ストレスがかからないようにタンクの固定ネジを外しておく。
・ブラケットが固定されたままだとポンプのネジが引っかかって外れないため、ブラケットのネジを緩めてブラケットをずらした状態でパワステポンプを外す。
・ブラケットのネジの上側1本は非常に長いネジで、ウォーターポンプを貫通しているため外すと冷却水が出てくるので、受け容器を下に準備しておく。自分は知らずに外したのでほとんどが流れ出てしまった。
・下側のネジはオイルダストに埋まっていて掘り起こす必要があった。
■ディストリビューターの取り外し
・ディストリビューターキャップを外し、ローターの位置がどこにあるか記録する。
・ディストリビューター下のブラケットネジを外す。作業スペースが狭く工具がほとんど振れないのでメガネレンチか小さいモンキーレンチを使い少しづつ緩める。(後の組み付け時のブログには書いたのですが、ここは14mmのメガネ型のラチェットを使うと非常に作業性が良いです。下に貼ったリンクのブログの下の方に書いてあります)
https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/2863564/blog/42231230/
・ブラケットが外れたら、ゆっくりとディストリビューターを引き抜く。その時ローターが左に回転するので、引き抜いた時の位置も記録しておく。組み立て時に差し込む際に右に回転するので引き抜いた位置で差し込む必要があるため。
・ディストリビューターの穴には異物が入らないように、ペーパータオルのようなものを詰めておく。
■インテークマニホールドの取り外し
・インテークマニホールドからウォーターポンプに行くパイプに分岐接続されているスロットル下部へ行っていた冷却水ホースをバンドを緩めて外す。
・温度センサ2本やサーモタイムスイッチを外す。
・インテークマニホールドを固定しているネジ12本を外す。念のためボルトの位置を荷札でつけておく。固着していなかった。
・ウォターポンプ裏側のホース2本をバンドを緩めて外す。(インテークマニホールド側を外すより簡単)これでインテークマニホールドの前側が持ち上げられて前側にずらすこともできるようになる。
・次にインテークマニホールドの後ろ側のヒーターホースを外すのだが、色々試行錯誤した結果、バルクヘッドのヒーターのIN、OUT接続口を外すのが一番簡単であることがわかった。(接続口が固定されている方がホースに力がかけられて外しやすいため)途中の接続箇所は力がかけづらい。ただしバルクヘッドの接続口も固着しており外すのには難儀した。
・ヒーターホースの接続はインマニの運転席側のホースがヒーターユニットの下側接続、助手席側ホースが上側に接続される。
・インテークマニホールド後部のヒーターホースは部品入手できなかったので、モノタロウで汎用品を購入した。
■ロッカーカバーの取り外し
・左右それぞれ4本づつの固定ネジ(プラスネジ)を外し、ロッカーカバーを外す。全く固着していなかった。
・ひどいスラッジが溜まっていた。
・この時、インテークの口には異物が入らないように養生テープを貼っておいた。
■インテークマニホールドガスケットの取り外し
・前側と後ろ側の固定ボルトを外してブラケットを外す。
・インテークマニホールドガスケットを外す。
・前後のゴムシールを外す。
・カムシャフトが見えている部分に異物が入らないようにペーパータオルなどを詰めておく。

それにしても汚いエンジンです。
スラッジがベッタリ。
ヘッドボルトが見えないくらい堆積してます。
清掃しがいがありそうです!
明日にはピストンとご対面できる予定です。
(ヘッドボルトとエギゾーストボルトがうまく外れればですが。)
Posted at 2018/08/18 21:02:54 | |
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