匿名を表す名前にアメリカでは、ジョン・ドウ (John Doe)というのがある。
女性ならばジェーン・ドウ (Jane Doe)。
日本では、山田太郎と山田花子といったところだろうか。
名前を表記するが、それは偽名です、と言ってるようなもの。
日本は匿名であることを斟酌される事が結構あるが、
アメリカはあまり匿名であることを好まないところがある。
facebook などは基本的に正式な名前を要求される。
ところが、アメブロなどは、むしろ、
「名前が特定されないようにしましょう」などの文言が付されている場合もある。
国が変われば、考え方も違うようだ。
「宝くじ」の当選なども
台灣升學アメリカと日本の違いは明らか。
日本は、いくら高額当選をしても匿名性が守られるが、
アメリカは、そうはいかない。
大々的な宣伝とともに喜びのナマの声を求められる。
こうするのはウラ取引がないという公明性のため。
だけども、当選者のその後どうなるかは、容易に推して知るべしとなる。
当選後の人生はズタズタになったという話も聞く。
これなら
內痔症狀、高額当選などなかった方が幸せだった、という人も多い。
そのためなのだろう、このたび5億6000万ドルの宝くじに当選した人が、
受け取り時に匿名を望む、として裁判所に訴えたという。
もちろん、その訴えた人の名前は、ジェーン・ドウ。
だけども、そこは、アメリカ。
主催者側は、長年やってきたこの公明正大なるスタイルを
変えるつもりはないという返事らしい。
すなわち「それがイヤなら、当選をあきらめるんだナ」。
そうは言っても諦めきれない。
諦めきれないといえば
針灸、フグ料理に関する言葉に
「河豚(ふぐ)は食いたし命は惜しし」という言葉がある。
上手に調理しなければ毒に当たる。
フグ肝は食いたいが命は惜しい、となる。
「高額当選は欲しい、トラブルは絶対イヤ」。
ジェーン・ドウ氏は、裁判所の「上手な調理」に期待している、
といったところだろうか...
Posted at 2018/02/08 13:11:57 | |
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