
10年落ちの中古車を買うということ。
国産大衆車はそれほどでもありませんが、外車や高級車は気を付けなければならないことがあります。
1. ゴムや樹脂類が全交換もしくはそれに近い状態になっている
2. 購入後に液類も全交換必須である
3. 新車価格が高い車は機能維持パーツも高い
4. 過走行とされる車の方が良いケースもある
1について。
こればかりは仕方ないのですが、配管を除いた殆どのゴムや樹脂類が全交換になります。国産でもエンジンマウント類と一部のブッシュは経年寿命です。
劣化していても走るので、積算10万km前後の車両でもない限り交換済みの車両は少ないです。
樹脂類は…外車ならクーラントタンクが代表的ですかね。日本車と機能が異なり温度差と内圧が発生する仕組みなので劣化しやすいです。なんで日本式にしないのか謎。
これだけは部品価格が比較的安めなのが救いか。
2について。
液類交換を保証している店で買うならいいんですが、普通の店は液類交換すると言ってもまずやりません。平気で嘘つきます。全部やったら時間工賃込みで3~4万円かかるので余裕でケチります。バッテリーは交換約束したら交換しないとバレるけど、大抵はそこらへんの中古車商品から日付が書かれていない綺麗なバッテリーを抜き取ってきます。CCA測れば一発ですが普通測らないし誤差と言い張れるw
3について。
新車価格が高い車は機能維持部品も高いです。
ベンツやレクサスを50万円で買ってホクホクして修理費で泣く輩がこれ。
比較的安価なルノーでも、メガーヌRSは高額かつ特殊グレードなので機能維持パーツは高めです。まぁ肝心なところが高いのは国産大衆車も同じですけどね。
ルノーの場合は部品代はそこそこでもアクセス性が悪いといった癖があるので技術料(工賃)が嵩むかもしれません。
4について。
走行距離が多い車は消耗品交換されているケースが殆どです。愛情が注がれていて整備記録簿がしっかりしている車も多い。市場での売買価値は低いですが買い物目線では当たりが多いです。
低走行車は逆にハズレも多く、いずれにせよ自分で全交換していかないといけません。国産で15~20万円、外車で30万円以上の追加予算を見積もっておく必要があります。自分でやれば〇〇ポンドの節約になりますが、道具と技術と時間が必要ですし、弄り壊して売り飛ばすなんてことはやめてね。
経年車で場当たり的に部品交換しているとキリが無いので、ある程度ブロック分けして半年くらいの間に一気に交換していくのが良いですね。
中古販売店でも外車専門店ならそういう考えのお店がありますが、交換しなくていいのに「いや!全交換して納車します!」って言い張る店もありますw
ここまで長々と書いてきましたが、要点をまとめると
難しいこと考えたくないとかお金を節約したいならスズキを買えってことです。
Posted at 2024/01/18 09:03:53 | |
トラックバック(0) | 日記