2018年01月08日
タッチ_さんのブログを読んでいると、スキーの上達を例にとったりして上手な運転というものはどういうものか、ということをわかりやすく説明してくれているわけですが、ちょっと違った角度から同じような事例を思いつきました。
英語という言語についてなのですが、中学から(最近は小学生から?)6年間、大学へ行けばさらに数年学ぶ人が多いですよね。これだけの期間学んでも自在に読み書きできているかというとまあそれなりですよね。この結果、文法偏重の学校教育が批判されたりして、「言葉は感覚的なものだからとにかく慣れだ」、とか「とにかく英会話だ」とか議論が起きるわけです。言語の習得はもともとその言葉を母国語にしている人の思考パターンの基礎になったりしているわけですから、凡人がおいそれとネイティブなみに話せるようになるわけではないのです。母国語以外の言語を身に着ける基礎となるのが文法(ルール、基本構造)なので、これをおろそかにしている人は必ず行き詰まります。こういう人の決まり文句が「語学はフィーリングだからやり方はそれぞれ」なのですよ(笑)。こんなやりかたでも日常会話くらいであればこなせるでしょうが、ちょっとした文章を読んだり、議論したりとかは難しいでしょうね。(たとえるなら青1が出せなくて悩むレベル)。
おそらく新しい技術やスキルを(うまい、上手といわれるレベルまで)身に着けようと思ったらどんなジャンルであってもまず基礎、セオリーを身につけなければならないのでしょう。
にもかかわらず、私はクルマの運転も全く同じだということに気づかず30年すごしてきてしまったわけです(泣)。クルマの運転というものが「公道を走る」という点についてだけなら、クルマの性能にも助けられて誰でもある程度こなせてしまう、ということと、ドライビングスクールやモータースポーツに興味を待たない限り教習所を出た後は誰も教えてくれない、ということがあるにせよ迂闊でした。それを気づかせてくれたきっかけがi-DMだったわけです。
そう考えるとマツダのi-DMに対する取り組みは画期的なのだろうなと思います。しかしながらマツダ自身でもi-DMの利点を十分にアピールできていない状況でタッチ_さんの取り組みは心底すごいな、と思います。すぐれたツールがあってもその活用の仕方を教えてくれ、実践してくれる教師役は必要なわけで、そのパイオニアとなったタッチ_さんの苦労は並大抵ではないでしょう。
クルマの運転がうまくなりたい、と思いi-DMを使い始めても良い教師に巡り合わなければ次のステップには進めません。私は11月にプチオフミに参加させていただき取り組むべき方向が見えてきました。まあどこまで会得できるかはわかりませんが少なくとも目標をもって走ると楽しい、と感じます。もしオフミ参加を迷っていらっしゃるのであれば、参加してみるべきだと思います。つくづく実感しました。
Posted at 2018/01/09 00:42:27 | |
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i-dm | 日記