スポイラー塗装
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
今回はメインカーのリアスポイラーの再塗装です。
通勤車ということもあり塗装が粉を吹いたように荒れてきたので再塗装を行いました。
準備したのは、
ミッチャクロンマルチ、ソフト99カラースプレー、イサムエアーウレタンクリアです。
普通に補修したのでは面白くないので鏡面仕上げにしてみます。
純正塗装は薄くスポンジペーパーで傷んでいる部分を除去すると下地まで出てしまいました。
全体に足付けを行うと同時に表面の凹凸を除去しておきました。
DIY屋外塗装ではここから天気待ちに入ります。
風がほとんどなく、晴天か曇天で気温が15~20℃くらいあり湿度が高くない日をひたすら待ちます。
さらに自分の都合が有りますので、塗料購入から約2カ月掛かりました。
のんきにやっています。
2
シリコンオフで脱脂をして
ミッチャクロンマルチを軽く吹き20分程度乾燥させました。
ミッチャクロンマルチはプラスチックやアルミ材へ塗装する時に塗膜が剥離しにくくなります。
また透明なので同色塗装や下地のままクリアコートするような時に有効です。
3
ソフト99ボディペイントを吹いてゆきます。
捨て吹き~6回の塗装でペーパー目が消えるまで塗布しました。
今回はここで約1ヵ月乾燥させてシンナー成分を抜き元の塗装が浮いてこないか状況を確認しています。
6回というと多いようですが、ラッカー系は乾燥すると痩せてしまい、
また一度に塗るとメタリック粒子がベースカラーに沈んでしまうためこのくらいが良いと思います。
4
#8000のラッピングペーパーで磨き表面の凹凸やザラツキを除去し、クリアを吹くためのサンディングを行いました。
鏡面仕上げにするためには各層をなるべく平滑にしますが、磨きすぎるとメタリック粒子の露出が多くなりますので#8000を使って表面を整えるように磨きました。
5
イサムのエアーウレタン(ウレタン塗料)を薄く何層にも塗ってゆきます。
鏡面仕上げにするため通常より分厚くクリアを塗るのですが
一気に塗るとシンナー成分でソフト99が剥離する可能性があるため、数日かけて塗っています。
イサムのエアーウレタンは冷蔵庫保管すれば1週間程度は持ちます。
塗った後は1週間以上乾燥させています。(メーカー指定は20℃以上で78時間)
ウレタンスプレーはかなり余りました。
6
#1500のスポンジペーパーで表面の凹凸(ゆず肌)を除去します。
ウレタンクリアを厚く吹いているので
表面が一様に白くなるまで確認しながら研磨して
水に濡らして鏡のように映り込むかを判断基準にしながら作業を進めました。
表面に付いたゴミもこの時に落としてしまいます。
平面を出すためにスポンジペーパーに当木をして水をたっぷり付けて作業を進めました。
7
ランダムサンダーを使い
細目のコンパウンドをタオルパッドに着けて磨いてゆきます。
次に鏡面コンパウンドをスポンジパッドに使ってひたすら磨きこみます。
コンパウンドは最初原液で磨き、徐々に霧吹きで水をつけて水研ぎのような磨き方にしました。最後は手磨きで細かいところを仕上げました。
8
出来上がりです。時間が掛かりましたが鏡面仕上げになりました。
以前はソフト99などのクリア塗料を使っていましたがウレタンの方が厚く硬く塗れ塗膜が強いので使うようになりました。
写真ではわかりませんが、分厚いクリア層が覆っていて純正とは明らかに質感が異なります。
U12型ブルーバードの純正スポイラー(黒)はソフト99のシンナー成分で純正塗装が剥離するため一度全剥離してから塗装されることをお勧めします。
U12とほとんど同じ色なので参考になれば幸いです。
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