MAZDA FAN TOUHOKU MEETING に参加してきました。
今年は祭りムードでいい感じでしたよ。
昨年までとは大違いの盛り上がり様でした。
エイトリアンカップ併催というのも大きかったですね。
個人的には、その存在感に既に圧倒されていましたw。
私が参加したのは、もちろんいつもの
サーキットトライアル。
SUGOは妻が参加するラウンドでして(妻はSUGOと筑波どちらも参加してました)、いままで観戦側として参加していました。
初めてSUGOを走ったのは随分前になりますが、3時間耐久を2回走ったことがあります。
そのとき、ドンガラの車たちの中で自分たちのナンバー付き車両が走ったわけですが、、、恐ろしいの何の。
これがトラウマになり、
SUGO=怖いコースという印象が強くて自分から走る気にはなりませんでした。
が、妻はSUGOが大好きでして、走行後は怖いって言っているのに、時間がたつとまた走りたいと・・・。
横から見てると、遊園地のジェットコースター感覚みたいなもんかね、と思っています。
ただ、ひとつ確信してたのは、
SUGOを思うように走れてタイムを出せる人は、どこのサーキットに行っても速いだろう、ということでした。
これほど高低差があり高速テクニカルなコースは、私のサーキット経験上ありません。
私の走ったサーキットなんてそんなに多くないのですが、岡山国際もこんな感じなのですかね?
レブスピードでは、鈴鹿に性格が似ている、と言っていましたが、、、鈴鹿を走ったことがないのでわかりません。
さて、
サーキットトライアルのお話です。
同クラスは2台参加だったので、ガチ勝負だったのですが、
私は敗者になりました。
勝者とのタイム差は
0.041秒
惜敗に見えますが、個人的には惨敗です。
2回続けてこれ位の僅差で負けるのは精神的にキツイです(苦笑)。
前回の負けは充実した負け方だったのですが、
今回の負けは失望の負けでした。
本当にがっくり・・・。
今年も例年と同じくSUGOは参加するつもりはなかったのですが、諸事情により来年から出られるかわからない状況を予測し、
勢いで参加申し込みをしてしまいました(焦っ。
事前準備として、しばらくサーキットから遠ざかっていたこと、筑波とはスピードレンジが違うこと、高低差のあるサーキットの感覚を思い出すこと、車の特性を把握することのため、
FSWに試走にいきました。
その結果、早急に改善しなければならない箇所が見つかりまして、急いで部品の手配と取替えを。
その後、一週間前からは毎日SUGOを走ったFF車両の車載を入念にチェックし走り方を予習しました。
この時点のMFCTアクセラMOREクラスのレコードが1分43秒だったのですが
「43秒ってどうやったら出るの・・・?」
ってずっと考えて迷宮入りしてました。
走り方がわからなかったんです(深刻)。
今回は5年ぶりのSUGOということで、直近の私のベストタイムは1分49秒でした。
5年も前になると、足回りが今とは違うのですが、端的に言えば私の実力はそのくらいであると認識していました。
それが、レコードホルダーは43秒なわけです。
本当に出せるの?(私にとっては神タイムでした。)
申込書にも、目標タイム43秒と書いたものの、その根拠は「抜かなくてはならないタイムの為」のみで、方針はまったく「無」でした。
せめて一本はコースを走っておきたいと思い
前日入りしたのですが、あいにくのウェット。
相当セーブして走ったのですが、滑る滑る。
事前の車載でどんな感じで走っているかを見てはいたのですが、この
ウエットを走ったことでさらに走り方がわからなくなりました。
参考にしていた事がまったく実践できなかったからです。
前日は、会う人・会う人にコースの走り方を尋ねては悩む、の繰り返しでした。
苦手意識+走り方がわからず混乱=結果は出ない。
それと、SUGOのコース距離と高低差を考えると、少なくとも筑波よりはガソリンを消費するだろう、、、でもどれくらい?
前日練習でそれも把握したかったのですが、かなり控えめに走ったのでガソリンが全然減りませんで参考にならず。
仕方ないので、安全策をみてお風呂を出てからガソリンを満タンにしてきました。
この時点でタイムアタック的に誤った判断露呈です。
本番前はいつでも悩むものですが、今回は混乱してましたね。
一本目のタイヤが温まり次第アタック、、、その一発に賭けるには重過ぎる荷物を乗せてしまいました。
ガソリンを入れたあと、前後の減衰の再調整をしました。
前日走行したフィーリングを思い出しながら、上り坂でのトラクションを得られて、急ブレーキではリアが浮かない、今の車高でも左右ロールで荷重移動に時間がかからないための減衰値を決めました。
ガソリンスタンドから宿に向かう上り坂で、規定速度のままコーナーに入りどれくらいロールするか等を確認して脚のセッティングは完了しました。
本番当日は7:05分から車検だったので、宿の駐車場でゼッケンを貼る箇所の汚れ落としと脱脂を、車載カメラの取り付けと、サーキット走行前にはずす器具ははずして部屋に戻りました。
当日あわてるのが嫌なので、こういうことは前日にやっておくのが私のやり方です。
部屋に戻った後も、前日走行の車載を途中まで見て・・・参考にならなかったのでやめたり、走行のあんちょこを読み返したり、、、結局眠ったのは2時間半でした。
何のために前日入りしたんだか・・・(苦笑)。
さて、
本番当日です。
眠気眼で現地入りし、車検の準備です。
コースに向かって右側がRX-8の職人トストイさん、左側が現アクセラMOREレコードホルダーのぴろりんBLさん。
談笑しながら準備を進めます。
でも、頭の中はどうやって走ろうか、、、で頭がいっぱい。
そして、
1本目の完熟走行が始まりました。
助手席には妻を乗せています。
・・・なんでこんなにマツダ祭りしてるのに、先導車が86なの・・・
なんて、妻と話していたら、この先導車何を思ったかやたらスピードを出し始めました。
「速いよ(微笑)」
「速いよ~(笑)」
「速すぎ!(爆笑)」
速度がどんどん上がっていきます。
うちの車、タイヤが鳴いてますもん。
完熟走行で赤旗だしたら話にならないので、申し訳ないですが離脱させてもらいました。
ちなみに、妻は「怖い怖い怖い!」って車内で連呼してました。
私のタイヤの暖め方は、直線で飛ばすこと、それも完熟ではやりません。
さぁ、ピットに戻ってきて
1本目開始です。
そして終了(あっさり)。
タイムは1分43秒099。
ぴろりんBLさんとのタイム差は
1秒140
天を仰ぎました。。。
1秒の壁は大きい。。。
どこで何をしたら縮むのかさっぱりわかりませんでした。
そして、この状態で1秒縮めるのは絶対に不可能だと思いました。
ここで、
心が折れましたね(苦笑)
天気も良く、気温も上がってきて、、、タイムアタックのセオリーどおり、朝一の一発で決めた方の勝利とだなと思いました。
ところが、、、
職人トストイさんから意外なお言葉が。
「デミドラさん、2本目はいけるんじゃない?エイトリアンのみんなも軒並みタイムアップしてるんだけど、コースに慣れてきたみたいだね。」
・・・。
確かに、そういう視点から見れば縮み代はあるかも。
でも、気温が上がるとターボ勢は影響が大きいから、どうなんだろう。。
そこで
ベリーサで参加しているお~じさん登場。
彼は一人クラスで章典なしが決定しているにも関らず、自分で目標を定めて今回のサートラに参加しています。
そんな彼が
「次は2分切りに行きます!一人だけ2分台って、すげー悔しい!」
と。
リザルトを見ると、確かにお~じさんのベリーサのみ2分台になっていました。
毎年、妻のベリーサの走りを見てきた私としては、そこに書かれたタイムは相当立派なものだと思うのですが、お~じさん自身は納得いかない様子。
ヤル気も出してます。
2本目を捨ててません。
そうかそうか、そうだよなぁ~~~?。
遥々SUGOまで来て、ここで諦めたらもったいないよなぁ~。
折れた心をボンドでくっつけ直して、なんとか精神の立て直しを図ります。
そして、、、
走り方わからないから、もう好きに走る!
って開き直ることができました。
周りの方々に感謝です。
もう、自分の運転技術の引き出しだけ使って、気合で走る!
セオリーなんか知らない!!
以前、周りから言われた「意外と肉食系」が前面に出ていました。
そして2本目に望みました。
結果は、
1分42秒100。
計測一周目のタイムでした。
一本目とまったく同じセッティングです。
前回筑波で感じた、すべてを出し切った感はまったくありませんでした。
結果として負けたことが、ものすごく悔しかったです。
ですが、後悔できませんでした。
どこを後悔すればいいのか分からなかったからです。
振り返ってみると、一本目で既に前回レコードは更新していたのですね。
その時点で、第一段階はクリア。
次の目標である、同じ時間に走っている同クラスの車より速く走ること、、、これが成し遂げられませんでした。
そして、二本目にして、これ以上のタイムアップをどこでするのか、うっすらと見えてきました。
よって、惨敗です。
達成感は無いMFCTとなりましたが、
追う立場として今後も優勝者ぴろりんBLさんに挑みたいと思います。
今後も精進精進!
おわり。
まるっ!
追伸1:今回、生まれて初めてコントロールセンター3階のお仕置き部屋に呼ばれました。
内容は、ピットとコースを隔てるラインをカットしてピットインしたことです。
「ホワイトラインカット」ですね。
ご迷惑をおかけした方々に深くお詫び申し上げます。
・・・たぶん、知ってる人はオフィシャルだけじゃないかと思いますが(^^;
でも、基本的なことですので、十分反省してます。
重ね重ね、申し訳ありませんでした。
追伸2:今回は本当にわからない、わからないと迷いながら走行したわけですが、吹っ切れた2本目に本能と微かな理性(笑)で走った内容を次のブログでアップする予定です。
それがあっているか間違っているかわかりませんが、忘備録として記載します。