![MFCT SUGOについて MFCT SUGOについて](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/046/046/264/46046264/p1m.jpg?ct=5ff8620d7ecd)
不具合続きだったアクセラですが、今年も直前に問題が発生し参加できないと思いましたが、無事にMFCT SUGOを完走できました。
以下、徒然なるままに書いてみます。
1.出発前
2週間くらい前から胃痛に悩まされました (笑)
なんでMFCTに出るんだろうね、MFCTって何なんだろうね、と。
これは自分の人生に必要なことなのか?
そんなことを考えていました。
競技に出ることは私にとって健康に良い趣味では無いんですよね、 いや悪い趣味だと思います。
いちおう、現時点での不具合対策と純正パーツ戻し作業が完了したのは、 MFCTの一週間前くらいでした。
純正パーツに戻した主たる理由は、Dラーからいつも最後に「純正パーツではないから」と言われ続けたからです。
で、戻ってきた車を確認すると一目でわかる場所が社外品のまま、、、
再入院となり、出発日前日の昼に車が帰ってくる予定でした。
ですが、またまた直前に連絡があり「パーツが足りないことが分かり、今から発注しても間に合わない」と言われ、 私が家の中を探し回って保管してたパーツを見つけてクリア。
さらに、前日の夜に再度連絡があり「何でかわからないけど、 ラジエターから液が漏れ出してきた」とのこと。
ラジエターは昨年交換したばかりの新品で、 当然今から発注しても間に合いません。
今年もSUGOの魔物はウチの車に出たか
今年は参加できないな、と落胆していたのですが、Dラーが色々他店を当たってくれて奇跡的に純正パーツ (相当中古ですが)が揃い、出発日の午前1時に車が返却されました。
そんな時間まで作業をしてくれたDラーには本当に感謝しています。
当初の出発予定時間には間に合わなかったため、予定より大幅に遅れて出発しました。
ですが、この時点でいつものドタバタパターンのため、 今回も車の調子はダメだろうな、って思いながらの出発でした。
ちなみに、今回は妻は同行せず一人での出発です。
一昨年、昨年と酷い目に遭わせてしまって本当に申し訳ない事をしたので連れてきませんでした。
(昨年は、タクシー呼んだり、 レンタカー借りたり本当に大変だったので)
2.前日走行
ポツン・・・
本当は本番の数日前に行われたSUGOのスクールに参加したかったのですが抽選に外れていけなかったので(結果的には車の修理が完了していなかったため逆に良かったのですが)前日の練習走行枠を利用しました。
あとは、初めてサーキットで使用するノーマルクラス指定タイヤ 「POTENZA Adrenalin RE004」のサーキットデータが全くなかったため確認する必要もありました。
今回のMFCTでのテーマは
「無事完走」
前日走行で車を壊しては大変です。
このため、全開走行時間は最短と決めて、 走行枠時間の半分程度で走行終了しました。
12分で11000円ってめちゃ高、 、 、 と思いながらも他の方に迷惑かけたくない気持ちの方が強くて、仕方ないですね。
気温は14度くらいだったのかな、コンディションは良かったです(仙台の履歴より)。
走行内容はこんな感じ。
1周目 :タイヤを温める(特にリア)、車の状態を確認する
2周目 :結構グリップしていたのでペースを上げて車の状態、 タイヤのグリップ限界を探る
3周目 :全開の8割で走行してみる(この日の最大値)
4周目 :前後タイヤのグリップがズルズルになり、アンダーオーバーが酷くなる
5~6周目:どのくらいクーリングすればグリップが復活するか確認してみるが2周しても戻らず
終了
エンジン回転数を上げたのは2周のみでした。
本番前に車を壊したら本末転倒ですし、赤旗を出すわけにもいきません。
あとからスマホのベストタイムをみると、1分49秒39とのこと。
一緒にいたトストイさん:「タイムどうでした?」
私 :「あまりの遅さにびっくりしました」
今になって思うと本番とほぼ同タイムであることから、涼しかったこの日のタイムはもっと短縮できることがわかりました。
さて、走り終わったので急いで撤収作業をします。
明日は何が起こるかわかりませんので、観光らしいことは今日中にすることにしました。
最後の晩餐みたい (苦笑)
3.お寿司屋さんと利休
やはり、海がある県に行くとおいしい魚が食べたいです。
元々魚好きで、さらに海なし埼玉県民ですから常に魚に飢えてます。
で、地元でおいしいと言われる回転寿司屋(ここ重要で、そこそこの値段でおいしいのが大事。よって回転寿司。)に行ってきました。
「回転寿司 すノ家」
評価が高かったので行ってきましたが、早々に切り上げて次のお店にGO!
「利休」
安定のおいしさですね。
利休で特筆すべきはお刺身です。
はっきり言って値段は高いのですが、味はかなり美味しいです。
牛タン食べないで、お刺身とご飯でも全然アリです。
それぞれ単品で頼んでこんな感じになりました。
美味しい牛タンとお刺身が食べられたので大満足でした。
最後の晩餐・・・
終了~!!
そのあと、夜食の果物や明日の食事を調達してホテルに行き就寝しました。
緊張しちゃって何回目が覚めたかわからない。。 。
4.本番当日
寝た感じがしない。。。
もそもそと準備をし、そのままのテンションでSUG0に到着して準備をしました。
走行前の準備って早くやった方が焦らなくていいんですよね、 MFCTはスケジュールがタイトなので特にそう。
昨年のSUGOではタービンブロー・2年連続のエンジンブローによるオイル漏れで赤旗を出してしまいました。
皆さん·そして妻に多大な迷惑をかけた訳ですから、絶対に同じ轍を踏みたくありません(過去2回も突発的ではあったのですが)。
といってもハード面の予防策はこれ以上できませんから、 ソフト面の予防策を考えねばなりません。
そこで事前練習と同じく、とにかく車に負荷をかける時間を少なくすることに決めました。
具体的には
「2周でアタックを終了する」
です。
これにはもう一つ理由がありましてタイヤの性格がいまいち理解できておらず、最初にグリップを発揮してから下がる一方だったんです。
このため、時間いっぱい走行してもタイムは出ないと思いました。
この作戦を成功させるには、次の問題をクリアする必要がありました。
私の出走順番は3番目で、 前にTUNEDクラスのデミオが2台います。
・アタック中にデミオに引っかかる可能性
早々に追い抜く必要があるか?
・規則で計測1周目は追い越し禁止
タイヤを温めろってこと、、 、かな?
・こちらはリミッターが作動する
1周タイムでみるとデミオの方が速いのではないか?
お互いの車の得手不得手が真逆なので、 仮に追い抜いた後にインフィールドで追いつかれて迷惑をかけるかも。。。
考えてもわからないので、1番デミオのドライバーに予想タイムを訪ねてみると1分48秒とのこと。
わたしより速い(笑)
今回の作戦は、追い抜くのでは無く十分な間隔を空けることにしました。
わたしにくっついていく作戦という後ろの方にもそのことを話し同意してもらったので、準備は整いました。
(1)1ヒート目
慣熟走行を終了し、いよいよスタートです。
1ヒート目は保険的にタイムを記録することを目標にし、安全に走りそこそこ速いタイムを出すようにしました(本当は一発目でタイムを出さないとだめなのですが、故障が怖いので。。。)
アウトラップでデミオ2台の走りを観察しながらタイヤとブレーキを温めます。
温めます・・・
温め・・・
既にフロントグリップがピークじゃない??(汗)
4コーナーのターンイン時にガッツリとグリップしています。
アウトラップ、計測1周目でリアタイヤのグリップも確認すると、 そこそこのグリップを確認。
予定通りもう1周タイヤを温めながら裏ストレートに入り、加速しながら徐々に前のDEデミオと間隔をあけます。
が、後ろの方がピッタリ背後についていて危ない距離。
気持ちがかなり前に出ている走りで、時折追突されそうな感じで、これ以上間隔を空けるのは雰囲気的に無理そう。。。
仕方なく「距離足りなくなるかもな・・・」という間隔からアタックを開始しました。
SPイン→SPアウト→最終コーナー侵入でDEデミオとの距離が少しずつ縮まりました。
ホームストレートに入ると距離がグングン詰まっていき、、、「ごめん、逃げて一!!」って思いながらDEデミオが前で1コーナーへ侵入。
ほんの少しアクセルを緩めることはありましたが、概ね同じペースでハイポイントまで走ることができ、裏ストレートの加速時に抜かさせてもらいました。
そのまま2周目のアタック開始。
ん~、グリップが低下してきてるのを感じながら同じペースで1周クリアな状況で走り計測2周を完了。
その流れでピットロードに戻り待機です。
電光掲示板で同じクラスの方のタイムを確認しつつ、 そのまま終了になりました。
1'49.133
結果的には計測1回目がベストタイムになりました。
(2)2ヒート目
外気温が25度だってさ (笑)
1ヒート目のタイム順にピットロードに並びます。
私は2番目だったので、私より1秒速いTUNEDクラスのDJデミオの後ろにつきます。
公言どおり48秒台を出されて、さすがです。
ですが、デミオに1秒負けるって、倍以上馬力があるMSアクセラとしては軽くショックです (苦笑) 。
私の走りが下手だったから?タイヤの差?とずっと考えちゃいました。
FMラジオでアナウンスを聞いていると何度も「今の方が1ヒート目よりコンディションが良いのでタイムが更新できるはずです!」とのこと。
出るわけないじゃんね (汗)
さて、出走です。
1ヒート目のグリップ状況、そして前のデミオに追いつく心配が無いため計測1周目からアタックすることにしました。
今回もアタックは2回だけです。
先ほどの走行でアクセラに問題がなさそうだったので、 今回はペースアップして走ることにしました。
具体的には、使うギアとエンジン回転数を変えています。
DJデミオも同じタイミングでアタック開始しました。
1→2コーナー :こちらの方が速い ←タイヤを考えれば良い感じ。
2→4コーナー :ほぼ一緒
4→S字→ハイポイント:DJデミオの方が速い
レインボー→馬の背 :互角 ←びっくり
SPイン→アウト :DJデミオに急激に離されます ←ノーブレーキ!
最終コーナー :圧倒的にDJデミオの方が速い
非常に勉強になったラップで、 この結果が1秒の差を生み出していたんですね。
ただ、その差はSP以後のようなので収穫ありです。
私のタイムは1ヒート目を上回ることはできませんでした。
1'49.603
これだけ気温が上がっても0.5秒落ちだったので、 きちんと安全な範囲で攻めることができたと思います。
そして競技が終了しました。
私のSUGOへのトラウマは3回目の挑戦でようやく克服できたのでした。
……といっても、次回走るときも故障の心配は拭えませんけどね。
久しぶりに表彰式に参加しまして一言話したのですが、 とつぜん目頭が熱くなってしまい大して話をすることもできず、 記念撮影もギクシャクしてしまいました。
ああ、長年心の中に溜まっていたのはこういう感情なのかあ、と。
やばい、泣いちゃった、 と思ったのですが涙は全然出てこず。なぜなら
重度のドライアイだから
隣に座っているmoto-motoさんが気がついてなかったので誰にもバレてないと思っていたら、後日送られてきた写真をみたら一目でグズってるのがわかりました (笑)。
すべてが終わって、 アクセラと頂いた記念品を一緒に記念撮影。
この写真を妻に送信して、 SUGOへの挑戦は終了しました。
ほっと一息ついていたところクシャミが出始めまして、
鼻からナイアガラの滝(汗)
結局、家に帰るまでずーっとクシャミをしっぱなしでした。
5.反省点
走りの反省点を備忘録として書きます。
デミオの後ろを走ったからわかったことですが、 要約するとこんな感じです。
(1)SPインアウトの処理
ここがデミオよりかなり遅いです。
デミオはここをノーブレーキで駆け抜けますが、 こちらはブレーキを踏んでから入ります。
200キロ以上の重量差とタイヤグリップの違いもあるのでアクセラでノーブレーキは厳しい気がしていますが、一方でアテンザ乗りの方は「ノーブレーキ」 とのことでした。
そもそも小排気量車の走らせ方は「平均速度を上げる」ことで速度の起伏が平滑的になるよう走りますので、どこまでその走りに近づけるかを研究する必要がありますね。
今よりは通過速度を上げられる気がしています。
今の考えでは、荷重をかけて曲がる思想では無く、出来るだけピッチングを抑えて曲げる思想のコーナリングが必要なのかな、と思っています。
純角コーナー限定ですが、たしかにそういう走り方はできていません。
より上手にSPを処理できれば、その他のコーナーでも応用できるので研究します。
(2)最終コーナー
ここでのアクセラは「加速できない」 状況でした。
理由は、純正LSDに交換したため前内輪が空転し加速ができない状態だったからで、DJデミオ(機械式LSD付きと思われる)に相当離されてしまいました。
純正LSDは普通に空転するので限界がありますね。
ですが、そのときに横グリップを使い切れていたかというと、 、、 まだ少しは余力があった気がするのです。
この辺をしっかり分析して次に生かしたいですね、言うは易しですけど。
どちらも直ぐに実践できるものではないので、 鍛錬あるのみです。
以上、久しぶりにアクセラがちゃんと走ったSUGOの報告ブログでした。
まる。