会社から帰宅し、晩飯・入浴を済ませ、事前に準備した旅道具をセラちゃんに積み込み、PCで天気予報と渋滞情報をチェックし・・・
さぁ、2017年夏の北海道旅行のはじまりです。
今回の行程は、セラちゃんとフェリーに乗船して北海道に上陸したあと、道東をメインに練り走る予定です。
ところが、
台風が接近してフェリーが出港するか否かが直前まで分からないという、ヒヤヒヤした出立となりました。
普段フェリーで北海道に上陸する際は太平洋フェリー(仙台-苫小牧)を利用するのですが、今回は半額近くまで安くなる早割に申し込めなかったため、次に値段が安い
新日本海フェリーを予約しました。
出発前日に各航路の運航状況を確認すると太平洋側は全滅で日本海側は運航となり、運よく北海道へアクセスすることが出来ました。
とは言っても、台風と追いかけっこのため、北海道では台風をお迎えすることになります。
よって柔軟な旅程にできるように、この時点で予約していた宿を
全てキャンセルし、現地で再度予約することにしました。
〇0日目
9月1日(金)深夜、埼玉から
新潟へ出発です。
今回は妻も同行しており、高速道路限定ですが
運転手は二人体制です。
フェリーが新潟を出発する時刻は翌11:45ですので、急ぐ必要はありませんが仮眠する時間もそれほど無く(寝過ごすことが一番怖い)、走りながら片方が寝る体制で関越道をひたすら走りました。
まぁ、フェリーに乗船してしまえば他にすることが無いので、睡眠時間には困りません。
越後川口SAで一休み。。。
いや、ここでセラちゃんの横に寝転んで減衰調整をしました。
理由は、脚が非常に硬く感じまして、イライラMAXになったためです。
普段はしばらく走ると車高調の伸縮でオイルが熱を持って柔らかくなるのですが、なぜか今日は一向にその気配が無く、仕方なく一番軟らかめに減衰を変更した次第です。
車高調の減衰って季節によって変動に時間がありますし、走った距離(というか、脚が熱を持つかどうか)で変動すると思っていますが、間違っていたらすみません。
セラちゃんのHKSの車高調は非常に減衰調整がしづらく、四苦八苦しながら調整を完了しました。
その後、
千曲川のビューポイントがあるとわかり行ってみると、素晴らしい景色でした。
妻が作ったおにぎりを頬張りながら、ぼーっと千曲川を眺めていると落ち着いた気持ちになります。
遠くに電車が走っているのが見えたり、鳥の声が聞こえたり。
とても気に入りました、”越後川口SA”。
ちなみに、千曲川が見られるのは下りのみのようでした。
早めに新潟入りできたので、船内で読む雑誌を買いにTSUTAYAに寄ったり、お昼ごはんを買いにピア万代に寄ったりしながらフェリー乗り場に到着しました。
乗車列に並ぶ際、車高が低い車達の仲間入りをし、新潟までの旅が終了しました。
出港時間は11:45のため、
乗船時間は1時間前の10:45です。
それまで妻と一緒にフェリーの
写真を撮ったり、乗り場に一番近いスーパーに
買い物に行ったり、乗船開始時間ギリギリに会計を終わらせて店員さんに教えてもらった近道を
全力で走ったり、そのとき妻が
乗車券を落としたり、ようやく戻ってきたら
出港が1時間遅れになったりしながら過ごしました。
運転手と同乗者は別々に乗船のため、運転手の私は
炎天下のなか駐車場で
待機です。
台風はどこに行ったのでしょうか。。。
後でわかったのですが、この日の乗船者数はこの夏一番だったらしいです。
やはり、太平洋側航路が欠航した影響があるのかもしれませんね。
待っている間に
スバルオーナーの方とお話しする機会がありまして、
アイサイトについて色々話をしてくれました。
私のアイサイトに対するイメージは「運転が楽になる」ことだったのですが、その方曰
く「アクセルワーク等に気を配らない分を危険予測に使えることが一番の利点」とのことでした。
その話が非常に腑に落ちまして、
この人の考え方って素晴らしいなと感心しっぱなしでした。
そして、こういう人に限って話が面白いんですよね。
炎天下でしたが、退屈せずに乗船時間まで過ごすことが出来ました。
往路で乗船した
船の名前は「らべんだあ」でした。
就航して1年目らしく、外・内観とも非常にきれいで気持ちよく利用できました。
大きさは、太平洋フェリーと比較すると一回り小さい気がしました、太平洋フェリーはビルと間違える高さでしたが、「らべんだあ」はそのようなインパクトは無かったです。
事前にネットで調べたところ、船内の海が見えるベンチは競争率が高いため、乗船したらすぐに確保したほうが良いと書いてあったので、妻に席の確保をお願いしていたのですが、実際はそんなに混んでいなかったですね。
出港時にデッキに集まるカモメに餌をやることが出来るらしく、そちらに人が集まっていたようです。
しかし、我々の最優先事項はお弁当を食べる事だったので、カモメの餌やりを他所に、
船内でガツガツと昼食をとりました。
その後は船内を探検して、売店・食堂・スポーツジム・ヘリデッキ(ドッグラン)等を見てきました。
「らべんだあ」と姉妹艦「あざりあ」は浴場に
露天風呂があります。
船に露天風呂とはめずらしいので、内湯には入らず露天風呂だけに入ってきました。
当然ほかの方も同じ考えのようで、露天風呂は常に満員状態でした。
外から見えないように、そして海風が直接入ってこないように船体の一部をくりぬいた形になっていたので、開放感はあまり感じませんでしたが、
ディーゼルエンジンの振動をお尻に感じながら入る露天風呂は気持ちが良かったです。
私が入浴したときは夜だったので、海は闇だったのですが・・・。
その後、ビンゴ大会に参加したり、夜ご飯のカップ麺を食べたり(屋外デッキにカップ麺用の給湯器があります)、大型テレビを見ながらまったりと過ごし、23時頃就寝しました。
船長の挨拶では
波高3mとのことで、廊下を歩くと若干左右に千鳥足になりましたが、酔い止め薬のおかげか体調を崩すことはありませんでした。
〇1日目
おはようございます・・・、
駐車デッキから失礼します。
4:30に定刻通り小樽港に到着しました。
ついたー!!
やっぱり
北海道に来るとワクワクします。
あとで聞いた話によると、3:30くらいには小樽沖に到着して時間調整をしていたようです。
1時間遅れで出港して、予定よりかなり早く到着したことから、この航路はかなり余裕をみた時間設定なのかもしれません。
北海道旅行1日目の予定は次の通りです。
札幌でおいしい食べ物を食す、そして帯広に移動して友人と晩御飯を食べる。
渋滞を避けるために早めに小樽を出発し、早々に札幌入りすることにしました。
さぁ、札幌で食べ歩き開始です。
まずは
「北菓楼本館」です。
古い建物の内部を改修した店舗で、非常に素敵なお店です。
一番特徴的なのは2階喫茶室にある大きな本棚でしょう。
上の段の本はどうやって取るのだろう、とか野暮なことを言ってはいけません(言った人)。
実家・職場等へのお土産を購入してお店を後にしました。
マイカーでの旅行は、お土産を購入するタイミングに気を使わなくていいメリットがありますね。
次に向かったのは
「ツキサップじんぎすかんクラブ」です。
緑地に併設されたお店で、景色が良いテラス席があったので、そちらでジンギスカンを頂きました。
晴れていたのですが台風の影響で風が非常に強く、外で食べている人は観光客だけでした。
私は全然平気なのですが、ジンギスカン独特のにおいが苦手な人でも、割と食べやすい味だと思います。
ジンギスカンはタレにどっぷり浸かった肉(下味がついている)と、あとからタレをつけて食べる肉に分かれますが、このお店は後者でした。
焼肉感覚でオイシク頂きました。
屋外にいたので顔が日に焼けてしまい、鼻の頭など赤くなってしまいました。
このあと、名前を忘れましたが市内の牧場に行き、妻がソフトクリーム1号を食らっていました。
次に向かったのは札幌に来たら必ず行く
「回転寿司トリトン」です。
混雑を避けるためにお昼の時間を外して行ったのですが、相変わらず込んでいました。
正直、埼玉県民の私にしてみれば、トリトンのお寿司で十分美味しくて満足できますので、お高い寿司屋さんに行く気が起きません。
こういう手軽なお寿司屋さんが近くにある北海道の人は、本当にうらやましいなと思います。
お腹いっぱい食べて満足したので一服したいところですが、今日の目的地に向かわねばなりません。
いざ、帯広へ出発です。
北海道を旅するときは高速道路を利用しないのですが、今回は初日に道東に向かうスケジュールにしたため、札幌-帯広間は高速を利用しました。
北広島ICから音更帯広ICまでひたすら走ります。
道東道はほとんどの区間が片側1車線で、後続車が必ず追いついてくるため速度のペースを保つことが難しいです。
基本的にみんな飛ばすんですよね・・・。
追い越し車線区間では後続車をまとめて追い抜かせて、1車線区間では後ろに車を貯めての繰り返しでした。
北海道の高速は利用者が少ないと思っていたのですが、日勝峠が災害による通行止めだったため、結構多くの車が利用していました。
日が暮れて夜道を走りながら、帯広はやっぱり遠いなぁ・・・、当たり前だなぁ・・・、など考えていました。
NEXCOのETC割引に”フェリー+高速道路乗り放題パック”があったのですが、結構高速を利用しないとお得にならなかったので利用しませんでした。
NEXCOの周遊パックってどれも微妙な料金設定で、1回しか使ったことがありません。
結果的に、今回の旅行で高速を利用したのはこれが最後だったので良かったです。
20時頃
帯広駅前に到着~。
久しぶりの帯広駅を見て、相変わらず立派だなー、と思いました。
駅前ロータリーの地下に大きな駐車場があって、昔そこに駐車して豚丼弁当を食べことを思い出しました。
そして先に到着していた友人と再会しました。
遅くなって申し訳ありません。。。
こちらの方は、かれこれ相当前にネットゲームで知り合った人でして、北海道旅行でお会いするたびに良くしてくれます。
ゲームの名前は内緒ですが、大航海時代を舞台にした船に乗って戦ったり商売したり探検したりできるゲームです(名前出てる)。
「何が食べたい?」と聞かれると答えられないダメ夫婦、何でも良いからおすすめのお店で、と逆注文して着いた場所はイタリア料理屋さんでした。
チーズとピザとなんか辛い芋料理を注文し、ノンアルコールビールで乾杯!
美味しい、何を食べてもおいしい!
中でも辛い芋料理は格別に美味しく、お腹が頑丈ならばお替りしたかったです。
酒(ノンアル)の肴になったお話は「Jアラート」(え)。
いやいや、本旅行の少し前に北海道根室沖に某国ミサイルが着水したじゃないですか、あの際に帯広でもJアラートが鳴ったらしいのです。
友人曰く「頑丈な建物に避難って言われても、そんなの近くにないしなぁ・・・」とのこと。
帯広市内や郊外の景色を思い出しながら、「あぁ~・・・(納得)」。
そのほか、仕事の話をしたり、移住の話をしたり楽しい時間を過ごすことが出来ました。
毎度毎度ありがとうございます!
是非こちらにも遊びに来てください。
北海道よりおいしい食べ物は無さそうなので、案内できるところは限られてしまいますが。。。
ホテルの屋外駐車場に車を停めて外に出ると、やや肌寒いくらいの気候で驚きました。
さすが北海道ですね、昨日までの関東の蒸し暑さを思い出しながら、不思議な気持ちになりました。
この日の行動はこれで終了です、風呂に入り程なくして就寝しました。
〇2日目
北海道旅行
2日目のはじまりです。
今日は帯広観光をした後に釧路に向かいます。
まずは
朝食を食べに市場に行きました。
これも、我が家では定番になりましたが、朝早く行くとこの
海鮮丼が600円くらいで食べられます。
今回もおいしく頂きました。
窓越しに見える市場敷地内の広場がとても気持ちよさそうで、目に入る景色が何でも素敵に見えます。
あぁ、北海道にいるって実感する・・・
一旦ホテルに戻って、
帯広駅ビルの探検をしました。
なんというか、、、お店減りましたかね。。。
寂しい感じがしました。
こちらで妻がお土産を買ったり、駅の改札を眺めたり(以前、妻が札幌から特急に乗ってこの改札から出てきたことがあります)しながら過ごしました。
その後、定番の
六花亭へ。
利用したのは西3条店で、毎回ここで定番の
”さくさくパイ”を食べています。
甘さ控えめで美味しい。
六花亭はどこも店内がお洒落で、そして落ち着いた雰囲気なので好きです。
値段は、以前はとびきり安かったのですが、近頃はそこまでお得感は無くなった気がします。
それでも地元よりは全然安いのですけどね。
他にケーキも1個頂いて、大変満足しました。
そうそう、ハイペースで食べていますが、当然妻も食べていますよ。
次に向かった先は、
帯広銘菓の”そばやき”を買いに”竹屋製菓”です。
個人的には、ここの”そばやき”は
「Best of 和菓子 in Japan」です。
「in Japan」ですよ?
お蕎麦好きの人にはたまらない和菓子だと思います。
良く行く”とらや工房”の和菓子達も、”そばやき”の前では霞んで見えます。
そばやきを知ったのは、一昨年だっけ、、、
MFCT十勝ラウンドが開催されたときに、何かのパンフレットで存在を知って食べたことがきっかけです。
それ以降、私の中では最もおいしい和菓子として位置づけられ、帯広に来たら必ず買いたいお土産になりました。
蕎麦粉100%の厚めの生地が、餡子と求肥をぐるっと包み込んだ和菓子です。
このお菓子、ゆっくりと香りを楽しんで食べるのがおすすめです。
すぐに飲み込んでしまうと、良さがわからないと思います。
日が経つにつれて香りが消えていくので(賞味期限ギリギリの時で、すでに香りがかなり薄れて苦みが出てくる気がします)、購入後は早めに食べることをお勧めします。
話が前後しますが、朝に訪れた駅ビルのお土産屋でも、本店と同じものが同じ値段で売られていたので、製造日と賞味期限を確認する必要はありますが、そちらでも購入できます
あと、電話による通信販売もしているようです。
自宅のお土産、実家へのお土産、会社へのお土産、本旅行中に食べる行動食の4個を購入しました。
満足満足。
次に向かったのは、
豚丼屋さんです。
行ったことが無く美味しいところ、というキーワードで妻が探してくれました。
お店の名前は
「十勝豚丼いっぴん」です。
ここね、美味しかったです。
少なくともハズレていない、迷ったらここに来ても良いかもと思いました。
もはや、豚丼といっても色々な味付けがありますから、自分の好みに合うか合わないかになっちゃいますよね。
次に向かったのは、
白樺並木です。
こちらも我が家にとっては定番です。
・・・ナイタイ牧場までは時間が足りなく行けなかったので、こちらに来ました。
住所は音更町になるのですね、帯広市街からそこそこ走ります。
車を停めて写真撮影です。
並木を撮っているのか、車を撮っているのか・・・。
撮影途中で、明らかに観光客の車がダートラばりに走り抜けたものだから、砂埃が舞い上がって視界が酷いことに。
走行車は視界が開けたままだから気が付かないのでしょうが、後ろを見てごらんよ・・・。
気遣いを知らないカップルでした。
などと話をしながら再び帯広市街に向かいました。
続いて到着したのは三方六で有名な
”柳月スイートピア・ガーデン”です。
こちらも帯広に来たら訪れる筆頭ですが、工場とお土産屋と喫茶が一緒になっているところです。
こちらもケーキが安いし美味しい!
いつものことですが、ここの喫茶スペースはハエが元気に飛び回っていて、若干格闘しながらの喫茶となります。
自然の中だから仕方ないよね、と納得するようにしていますが、ハエがいなかったことは一度もありません。
時間はすでに夕刻でしたが、お客さんがたくさんいて賑わっていました。
さて、これにて帯広観光は終了で、本日中に釧路に到着せねばなりません。
日も沈み始めており、急いで出発しました。
帯広を出発して間もなく・・・眠い・・・。
どうにも眠くてダメだったので、運転手交代です。
ウグイス嬢:「ドライバー、妻」
一般道ではほぼ走ったことが無かったのですが、北海道は割と交通量が少ないため運転できると踏んでいました。
丁度アップダウンが始まった場所で交代したので、運転の練習になるし良いでしょう。
一番心配することは信号発進という基本中の基本なのですが、練習しなければ上手になりませんので、その辺は自分で課題と認識して上達しなければダメです。
アップダウンを定速で走るコツと必要性を教えたり、変速タイミングを教えたり
(変速が面倒で4速固定の暴挙に出る妻)、インジェクターの数値を見ながらスロットルとギアを調整する方法を教えたり、、、しながら釧路に向かいました。
最初に決めた交代予定地を大幅に過ぎて、
道の駅”しらぬか恋問”にて私にバトンタッチしました。
ここは海が直近にあり、月明かりに照らされた海面がとても綺麗でした。
ここまで来たら釧路は目と鼻の先ですので、あっという間にホテルに到着です。
到着後は、ホテルが勧める
居酒屋に行き、焼きサンマとノンアルコールビールで乾杯です。
ちょっと小ぶりでしたが、
旬のサンマを美味しく頂き、本日の旅行は終了しました。
今日のブログはここまでです。
まる。