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Power-FCに限らず、純正ECUもロギングできるシステムを構築してみました。

吸気系を交換している場合の空燃比のズレ等、このシステムで分かるかと思います。
もちろん後付けのサブコン、S-AFCやPower-FCの燃料セッティングに役立つだろうと言えます。

LM-2本体にSDカードのスロットがあり、記録出来るみたいですね～　まだ試していませんが。

私は、既にLC-1を取り付け空燃比をメーターに表示するようにしていますので、空燃比データの取得はLC-1に任せる事にしました。
LM-2のA/F機能は使用せず、エンジン回転数、エアフロー電圧、スロットル開度を取得しました。もう2系統残っていますが、取得してもあまり意味が無いので(例えば、吸気温度、水温等)接続していません。

LC-1とLM-2をUSBで別々にパソコンに接続しても、付属のロギングソフト(Log Works3)は、どちらか１系統しか表示出来ないのでMTS「モジュラーチューニングシステム」でお互いをシリアル接続で使用します。LM-2とUSB接続でパソコンでのロギングが可能です。

写真は、Log Works3でログを取った後、リアルタイムメーター、チャート、RPM/エアフロ/AFRのマップ、AFRのプロットの表示です。Power-Fcのセッティング中のログです。



この運転状態は、ローで2400回転程でシフトアップし、徐々にスロットルを開けセカンド6300回転付近まで回したものです。
ログから、スロットル開度は最高80%程、エアフロ値は4.3V付近、その空燃比は12.1程度だという事が分かります。
又、ハーフスロットル50%までの低回転低負荷域は空燃比13.5～14位ですね。
マップを見ると高回転域は空燃比12.1程度で若干濃いかな? 若干絞ろうかという状況でしょうか。
トレースでタイムが分かりますから、例えば2000～6000まで全開で試し、最も加速の良い空燃比を探ることも可能だと思います。

純正ECUで使用する場合は注意が必要です。A/Fセンサーをフロントパイプに取り付けるなら問題ないですが、私のように純正O2センサーと入れ替えをする場合は、ECUにO2フィードバックのエミュレート信号を送る必要があります。又、ヒーター断線のチェックランプ点灯対策が必要です。
Power-FCでO2フィードバック無しで運用する場合は勿論問題ありません。

詳細は、別途整備手帳にて紹介したいと思います。