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MR-SのLED化のシュミレーションのついでとして、LEDバルブのノイズを測定してみました。

セルボでお安いLEDを取り付けたら暗いわ、テスター屋の車検不合格判断、ナビの故障などで直ぐに取り外しました。車種やLEDのメーカーにも依ると思いますけどね。

酷いノイズですが、これは車載の電子部品に悪影響を及ぼす原因となります。
何か知らないけど壊れたというものです。よくありますよね。

昔、会社で電気(電子)関係の仕事をしていましたから経験があるのですが、よくある事なんですよ。ノイズで部品を壊すとかロジック回路が誤動作するというものは。

最近は、質より価格という世界です。省エネどころか使い捨て文化が定着しつつあります。

LEDは本当に価格破壊なのです。電球(ハロゲン・HID等全てひっくるめて)なら製造工程にガラス管製造・ガス封入工程が必要ですが、LEDはチップと基板と金属加工だけで製作できるのです。自宅でも半田ごてさえあれば作れるわけです。コストが全く異なります。ですから、最近は良くない物もひっくるめて業界としてLED化をすすめているのです。某外国製のLEDは2.3千円で買えるのですよね。国産メーカーは辛いでしょうね。国産メーカーの半額以下でLEDバルブが買えるのですから。

今取り付けている海外製のお安いフォグのバルブですが、冷却にシリコングリスが充填されているのです。考えられない発想です。
試しに分解したらあのパソコンのCPUに塗るようなグリスが吹き出しました。
グリス漏れによりヘッドライト内側に焼き付いて曇りが付くかもしれませんね。
怖いですね。弊害で大損害の可能性があります。
フォグランプですからあえて取り付けてますが。。。



本題に戻ります。
タイトルの画像は電流を測定している所です。1.55Aです。電圧は13V位です。
消費電力は約20W位です。これならバッ直は不要です。

そしてオシロスコープでノイズを測定。



約1Vのノイズが出ています。これはちょっと考えられない電圧です。
周波数は55Khzです。DC-DCコンバーターのノイズ対策は全くやられていないと思われます。

お遊びでノイズフィルターを取り付けてみました。
まずは10μF/250Vのフィルムコンデンサーです。



400mVまで減衰することが出来ました。これでもありえない数値です。



LCフィルターを取り付けてみました。コイルはボールペンを使った手巻きです。



これでやっとマシになったぐらいです。200mVです。



国産のLEDは触ったことが無いのですが、中古でも買ってみて色々測定してみたいと思います。

ちなみに今取り付けていますLEDのストップランプやポジションランプも、取り付ける前にオシロでノイズ量を測定してますが問題なかったです。

おまけで色とカットラインです。

Loビーム



Hiビーム