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2022年11月20日 イイね!

Alpine 3542ジャンク品修理に挑む パート②

Alpine 3542ジャンク品修理に挑む パート②パート②です。

画像には取っていないのですが、オシロでメイン電圧±32V付近のリップルは10mv以下で良好。オペアンプ用±15V付近でリップルも10mV以下なので、電源以外の破損は無いと思われるので、修復に掛りました。

トランジスタはなんとか入手・到着して、早速取り付け。

スイッチング電源一次側の基板の焼損したところを削り穴が空いたので、追加基板を付けるか考えたのですが、コンデンサー1つの大容量のもので事足りるので1つとしました。インピーダンス的にはパラの方が良いのですが....
ニチコン2200μF/16V×2個→ルビコン4700μF/16Vを1つに変更。
容量的には同じです。
手持ちのルビコン長寿命10000時間のものを取付。
暫定で取り付けていた1000μF/16Vから変更です。



このアンプの電源は、ナカミチでも使われているPWMコントローラーICで制御されています。スイッチングトランス後はFRDで整流後コンデンサー平滑、チョークコイルの後にコンデンサー平滑、そして1800μF/35V×2個ずつでメイン電源が構成されています。約2/3の面積が電源です。電源は強力です。このサイズで実効的な出力が60W×2ですから。ピーク出力は100W×2です。

それらのコンデンサー更新するか悩みましたが、綺麗ですし液漏れも無いしリップル電圧も低いので、とりあえずこのまま使ってみます。
実際に現状パイオニアのGM-X602をセルボに積んで使ってますが、こちらに変更してみようと思います。

アイドル電流測定、約1A 。 測定時の電圧が14V以上でしたので、再測定14Vで約0.9Aでした。その時のリップル電圧です。一次側です。





良好です。そして取り付けた測定用テスト端子にて各メイン電圧測定。
この画像は14V以下でしたが、+31.33V -31.33Vと0,01Vまで揃ってます。



オシロでリップル測定。5mVでかなり優秀。



オペアンプ用電源の測定。+15.21V -15.32V と良好。



リップル電圧測定。1mv以下です。



入力ゲイン調整用VRが指定の位置でストップせずにぐるぐる回ってしまいますので、取り外してスイッチをFIXED側に固定して使用。
取り付けた測定用のテスト端子を外します。



軽くシリコングリスを塗って筐体に取り付け。オシレーターとダミー抵抗にて波形確認と軽くパワー測定します。



その前にDC漏れ電流測定。このアンプは漏れ電流は100mV~150mVあるのでその範囲ならOKです。それぞれ120mVと128mVでした。



RCAラインインにオシレーターから正弦波を入力します。そしてダミー抵抗4Ωとオシロのプローブ接続。



1kHzの正弦波形です。特に問題なし。



100kHzです。ちょっと電圧は下がってますが高域特性はかなり良い方です。



方形波でも確認。10kHzです。なまりも少ないし波形の形も良好です。



10Hz~1kHzは真四角です。

オシレーターの出力を上げてパワーの出具合を見て見ました。まだ修理したばかりで耐久性を見ていないので、10V出力なので25W相当です。

昼間にCDで音出しして、ヒューズ切れ・焼損等の問題が起こらなければ、その後に最大パワーを測定したいと思います。



そしてセルボにつけたいと思います。
Posted at 2022/11/20 17:35:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2022年11月20日 イイね!

Alpine 3542ジャンク品修理に挑む パート①

Alpine 3542ジャンク品修理に挑む パート①久しぶりのアンプの弄りです。

Alpine3542 のジャンク品を入手。このアンプは小型の割にパワーが大きいです。
ですので、劣化・破損しているアンプが多いような気がします。
あの筐体にですのでディスクリートではなくドライバーIC仕様です。

タイトルの画像はバラしてみて分かったのですが、ほぼ全損かなという感じです。

最初にヒューズを調べましたら切れてました。それもこのアンプの元々のヒューズではなく後から交換したものでしょう。ヒューズが切れているから交換したけどまた切れたから放置という感じです。



ヒューズを15Aに変えてパワーサプライに接続。徐々に電圧を上げていきましたが、パワーサプライの保護回路が働いて電圧が掛かりません。どこか回路が壊れているようです。

蓋開けてみました。



一次側コンデンサー付近がこのように液漏れと基板が焼けているようです。



基板を筐体から外していきます。匂いが凄い。何とも言えない匂いです。
コンデンサーを1つ取りましたら基板が焦げた跡が......

パターンもやられてしまってます。



筐体も燃えカスが付いてます。これ煙が凄かったと思うのですが。下手すると車両火災ですよ。



オーディオを弄る方は知っておられると思いますが、車載アンプは車両に繋いだ時点でリモートに信号を送らなくてもアンプ内には電圧が掛かっているのです。
ですから一次側のコンデンサーは5000H~10000Hの長寿命品が付けられていて、トランジスターも信頼性のあるものが使用されています。古いアンプはこういう危険性があります。ヒューズ切れで電流が切れれば良いのですが、このアンプのように出力が実効で60Wもあり電源も容量が大きいので、中途半端に部品が劣化してヒューズ切れずに燃えてしまうという怖さがあります。

それからヤフオクなどで売られているチューニング品も要注意です。一次側にオーディオ用が付けられていたりと素人整備です。よく確認しましょう。

基板が痛んでしまってるので修理ではなく部品どりにしようかと思いましたが、気を取り直して修理を試みることにしました。

一次側スイッチング回路以外はたいして問題なさそうです。二次側コンデンサーもあまり痛んではいないようです。その他も焼けた後は無いようです。



筐体の洗浄



分解して基板だけにします。



焼けた基板を削っていきます。パターンも確認しながらです。
パターン削ったところに半田を乗せています。



原因追及です。

◆バッテリー電圧入力端子とGNDで3Ω近くとどこかでショートしています。
◆極性間違い防止のダイオードと抵抗取り外し →変わらず
◆チョークトランス取り外し →変わらず
◆一次側スイッチングTRを外していきます。抵抗値が変わりました。
 Trの破損のようです。手前側3つ外してテスターで測定しましたら
 一つのTrで内部短絡していました。2SD1669です。
 これがトロイダルトランスの中間タップに3こずつパラで使用されてます。
◆二次側ファーストリカバリーダイオード良好

2SD1669自体がメジャーのパーツ屋には無し。互換でNECのがあるがこれも無いと思われ。



Trはさておいて、1つだけ外して電源を入れその他が機能するか確認。

原因は分かったので外したパーツを元通りに組み立てて、暫定コンデンサー1000μF/16Vを1つだけ取り付けて配線してみました。二次側電圧とリップル波形の確認です。

穴が空いていますが、動作だけ確認出来たら良いので。



各部電源のチェック端子を取付。これは二次側電源のプラマイ側とオペアンプ用のプラマイ15V用確認用端子です。



続く
Posted at 2022/11/20 11:15:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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